スズキやダイハツのお店で、
○○店では値引が出たのに、□□店では全く値引がなかったという経験はありますでしょうか?
値引率が高い低い、安い高いは決算期・繁忙期だけではありません。
商品を安く仕入れることができれば、安く値引をすることも可能という単純明快な理由があります。
正規ディーラーと副代理店ディーラーは何が違うのか?Σ( ̄□ ̄;)!?
目次でございます。
正規ディーラーと副代理店では値引に差が出て当然の目次
メーカーとディーラーの違い
ダイハツやスズキのディーラーといっても、実は形態はさまざまです。
メーカーのスズキというのは主にクルマの製造がメインです。それ以外にと輸出・輸入も行っています。
とは言っても販売をしていないわけではありません。
私達一般の消費者が新車を購入しようとした場合の購入先はスズキで間違いありませんが、詳しくは少々違います。
メーカーのスズキから購入しているのではなくて、メーカーのスズキと新車の仕入と販売の契約を取り交わした本来スズキとは縁もゆかりも無いお店(ディーラー)です。
よって、正しくは「 スズキ・ディーラーから購入したんだ、あのワゴンR 」というのが正しい言い方です。
もう一度言いますが、ディーラーというのは、スズキ株式会社と全く関係がありません。
例えてわかり易く言うなら、
昨日までコチカメ・トーキョーモータースという中古車屋でしたが、スズキメーカーと「 スズキの新車を仕入れることが出来る権利と販売する権利 」を契約したので、次の日からスズキアリーナ・コチカメ店と名乗るようになりました。スズキ・ディーラーになりました。
こんな感じです。
スズキのディーラーに就職した人が、「 オレ、スズキに就職したぜ 」というのは大きな間違いです(笑)
ちなみに、製造された車はこのように売買されていきます。
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メーカー・スズキが車を製造
↓
メーカーはディーラーに車を販売。
ディーラーはメーカーから仕入。
↓
ディーラーはユーザーに販売
ユーザーはディーラーから購入。
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正規ディーラーと副代理店ディーラー
1・メーカー
2・ディーラー
3・ユーザー
製造と販売と購入という3つの流れがあるのですが、
販売を担当するディーラーには2種類あります。
一つはメーカーが100%資本金を出して別会社・販売専門の会社として誕生した正規ディーラーというパターンと、二つめは上記のような一般の中古車屋がスズキと契約を結んだ副代理店というパターンです。
スズキの看板が上がっているならディーラーで間違いないのですが、お店をパッと見た場合、正規ディーラーなのか副代理店ディーラーなのかは非常に判別が難しいです。
大幅値引きは、正規ディーラー
例えば大阪地方であれば、株式会社スズキ自販近畿が正規ディーラーに該当します。
当然、㈱スズキ自販近畿の展開する販売店も正規ディーラーです。
- スズキアリーナ茨木
- スズキアリーナ寝屋川
- スズキアリーナ貝塚
- スズキアリーナ高槻
- スズキアリーナ今宮
- スズキアリーナ東大阪
- スズキアリーナ枚方中央
- スズキアリーナなにわ
- 吹田営業所
- 枚方営業所
スズキの看板はもちろん、アリーナの文字が入っていたりします。
ちなみに正規ディーラーの社長にはメーカーから出向してきた人間が就くことが決まっているみたいです。よって、ヒラで正規ディーラーに就職しても絶対に社長どころか役員にもなることはできません。正規ディーラーの役員・社長になりたい方はメーカーのスズキに入社しましょう。
ちなみに役員クラスで年収800万~1000万円ほどらしい。
当然ですが、正規ディーラーの新車の仕入先はメーカー・スズキです。
メーカー・スズキは
正規ディーラーに販売
↓
正規ディーラーは
メーカー・スズキから仕入
メーカーから直接仕入れることができるので、実は仕入価格は安いんです。よってディーラーは一般ユーザーに販売した際に20~30万の粗利が発生します。(およそです。およそ。)
でも、
その利益を手にするのは会社であり、現場で汗水垂らしてお客様に販売した営業マンには手当とボーナスがチョビット増えるだけですからね。高額ローン契約を取っても5万10万のローン会社からのバックマージンも全て会社に吸収されます。営業マンさまお疲れ様です。販売能力があるのであれば、中古車屋を起業してオーナーになることを、独立することをオススメします。
話、それました。
重要なのは、
正規ディーラーはメーカーから安く仕入れることができる
ということです。値引き幅ばを大きくすることが可能ということ。
渋い値引の、副代理店ディーラー
副代理店はスズキの看板が欲しい
スズキアリーナ○○と看板が出ている場合でも、正規ディーラーではなく、副代理店ディーラーの場合は結構多いです。
大抵が一般の中古車屋からスタートして、途中で新車の仕入販売契約を結んで副代理店ディーラーになって、スズキの看板というエサで一般客が食いつくのを待っている、というスタンスです。
スズキの看板を出すことにより、安心度・信頼性が向上してユーザーは買いやすくなる、お店としては利益が出やすくなるという感じになるんですが、看板出しただけで効果があるのは水戸黄門の印籠くらいなもので、大事なのはそのお店の営業スタッフのレベル以外の何者でもないんですけどね。
それでも看板の効果というのはある一定のチカラがありまして。
ただ、それを維持するのには相当な対価を払わなければなりません。
副代理店ディーラーがスズキの看板を維持できなくなるケースがあるんです。
それが、販売台数のノルマです。
副代理店ディーラーの規模に応じて台数は変わるのですが、大抵は年間小型車を30~60台売らなければなりません。
スズキの小型車と言えばスイフト・スイフトスポーツ・ソリオ・ソリオバンディット・イグニス・バレーノ・エスクードなどがありますが、どれもマイナーと言えばマイナーです。しかし売らなければ看板が維持できなくなり契約は意味がなくなります。
結果、売れてない副代理店ディーラーはどうするかというと、仕方なく経費として計上して小型車を買いまくる戦略を取ります。行儀の悪い売り方をしてしまっている根源の一つではありますね。また、経費どころか、副代理店ディーラーの社員が社長に命令されて、自腹で購入する始末も発生しています。悪い社長もいたもんだ。あぁ悪い悪い。
ただ、まとまった台数を仕入れた場合、メーカーからのバックマージンが入ります。これも台数によって代わるらしいのですが、1台あたり1万円から5万円辺りとのこと。例えば1台辺り3万円で、100台売ったら 300万円がメーカーから販売奨励金として入金されるのです。
とはいっても、それは副代理店ディーラーの中の話であり、我々一般ユーザーには関係の無い話ですが、
副代理店ディーラーの営業の方で、「 社長からいつも販売台数をもっと稼げって言われてウルセーんだよな。だったらテメーが売ってきたらどうなんだ、ゴルフばっかりしやがって 」と嘆いている新人営業マンのそこのキミ、売れ売れっていうのはこういった理由からなのですよ。
そうそう、理由ついでもう一つローンのバックマージンの知識をご提供しますが、オークション会場のJUの会員になっている場合、JUから、「オリコローンをお客さんに薦めてください」と中古車屋の社長にお願いが入るんですよ。
なぜかと言うと、JUはオリコとウラで繋がっているからです。ぶっといパイプで。だから中古車屋はオリコを薦めてきます。そして成績の良かった中古車の社長はJUもしくはオリコから豪華記念品や旅行を受け取ることになっていますし、JUはオリコからゴニョゴニョ・・・。大抵は下っ端従業員や営業マンは知らないのではないでしょうか。社長室にいつのまにか50インチ液晶テレビが、冷蔵庫が、空気清浄機があったという経験ありませんか?それはこうゆう理由だったのです。社長に問いただしても「経費じゃなくてポケットマネーで買ったんだ」とウソを付きます。
副代理店は仕入価格が高い=値引きができない
副代理店はメーカーから直接仕入れることができません。出来る場合もあるみたいですが。基本はできません。
メーカー・スズキは
正規ディーラーに販売
↓
正規ディーラーは
メーカー・スズキから仕入
↓
正規ディーラーは
副代理店ディーラーに販売
↓
副代理店ディーラーは
正規ディーラーから仕入
と、一枚間に正規ディーラーが入り、利益が減るんですよね。ぶっこ抜きってやつです。大手建設会社 → 中堅建設 → 三流建設会社、と結局安い工事費用で三流が請負い、利益だけ大手と中堅がぶっこ抜くアレです。
だから、値引きが発生し易い、値引きの限界値が高いのは比較するまでもなく、言うまでもなく正規ディーラーのスズキ販売店なのです。
逆に、副代理店ディーラーは値引が渋くて、販売価格が高いのは当然なのです。
最後に、クルマ屋の営業スタッフの方々
あなたが思っているよりも、社長は金を儲けています。どれだけ儲けているのかは社長と役員と経理しか知り得ません。ですが、週休1日程度で08:00~20:00まで働いて、休日でもユーザーのお願いで出社したり、しかしボーナスは1ヶ月・2ヶ月ごとき、手取りの給料も21万程度、販売台数を達成できなかったら13万っていう中古車屋の営業スタッフ、騙されるな!!1~2年は業務内容を全て吸収して、独立しろ!!古物商の免許を取得しろ!!
え?夏のボーナスが60万だったからもう少し頑張る?いやいや、あなた毎年頑張れるの?頑張れない、頑張ってもダメな年だってあるでしょう。え?こないだメロン一個貰ったから?え?いつも気に掛けてくれている?あなた相当のお人好しですね。しかも60万っていうのは社長からしてみたらハシタガネですよ?「あいつにこれだけやりゃ、またがんばるんだろ。たったこれだけでまたウン百万稼いで働いてくれるなら安すぎるよなぁ~。悪い気はしているよ?だって子供の大学費用やベンツの代金、オレの家族の海外旅行代金や1本10万円のゴルフクラブだって稼いでもらっているんだもん。はっはっは。」と笑っているんですよ?。
副代理店ディーラーや中古車屋に5年もいるのはムダとしか言いようが無い。独立しろ!!
私が以前勤めていた中古車屋データ
会社名:○○○○○○
形態:仕入会社/修理修整備会社/販売会社/損保会社
(↑なぜ別々かというと、それぞれの会社から役員報酬を得るため。一社50万として一月の給料が200万円です。上手いやり方だと思う。)
場所:大阪から下の地方
店舗数:5店舗以下
整備工場:あり
取り扱い車種:昔はビップカー、スポーツカーなど利益率の高い中古車が専門。現在は某メーカーの看板を付け加盟したため、コンパクトカー小型車の新車、新古車、未登録車。中古車も軽自動車とコンパクトのみ。
従業員数:40人
役員数:社内5人、社外4人
資本金:3000万等
売上:トータル40億
経常利益:トータル1000万以下
店舗の商品車数:トータル90台
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