2019年5月18日に開催された、
BMW試乗会 in サッポロファクトリーに参加してきました。
ベーシックなZ4を試乗しようとしたら、実は19インチのMsportだったというオチが付くのですが
なんとまぁ、乗り心地の良いこと。
新型マツダ3( アクセラ )もようやくサスペンションが良く動く足になって乗り心地が激変したのですが上には上がいるものです。
目次でございます。
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1北海道・最大級のBMW試乗会
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2BMWで、唯一のオープンカーZ4
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3Mスポーツは足が硬い?
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4違う!女性も納得の乗り心地
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5スポーツと乗り心地の両立
BMWの試乗会に参加。無料です。
友人が初代リーフに乗っていますが、その妹を私の軽自動車ソニカに乗せた際に
「 なんかうるさいんだけど 」と、言葉の暴力を浴びせられたメガネちゃんです。
5月の話になりますが、サッポロファクトリーで行われたBMWの大試乗会に参加してきました。
以下のようにパッと見ただけでもすごいクルマが無料で気軽に乗れてしまうイベントです。
i8・新型X5・X4・アルピナXD3・アルピナD5Sその他盛りだくさん。
ナンバーを見れば分かるのですが、高級で且つ希少なクルマ達はみな関東エリアの道外ナンバー。
BMW北海道( 国際興業 )は気合入れましたねぇ。本来ならお金を払ってでもマニアなら乗りたいクルマが溢れてました。
試乗会の詳細と用意された試乗車ラインアップと販売価格については以下の画像をクリックしてみてください。
アルピナの説明や、Msportの説明、初心者向けのBMWの車種説明も書いてみました。
ゴルフGTI乗りの友人も、意気揚々とアルピナXD3 ( ベースの車種 : BMW X3 ) の試乗を楽しんでおりました。
世界最速のロイヤルサルーンがアルピナの方針みたいなのですが、私としては静かでボディがガッチリしてるけど乗り心地が良くてスムーズに走るクルマが好みです。
燃費も良ければ尚嬉しい。車体が小さければ言うことなし( わがまま )
まぁ、この望みに一番近いのはレクサスのCT200ではなく、おそらくフォルクスワーゲンのポロ・ブルーGT辺りかと。
新型のスイフトスポーツでも良いのですが中古価格と機能で外車を選びたい。
コースインするアルピナXD3
で、程なくして私が試乗を所望したZ4が会場入りとなりました。
試乗車のいくつかは試乗会のスタート時間に間に合わなかったみたい。くしくも私が望んだX1とZ4が両方とも(笑)
まぁ、こんな盛大なラインアップの試乗会はめったに体験できることではないし、見るだけでも充分楽しいので待ちます。
なんかタイヤの扁平率が低い。薄っぺらいような・・・?
キドニーグリルが点々模様っぽい。新鮮というか涼しい感じ。向こう側にはM5が停車中。M5も試乗可能です。
屋根はメタルトップではなく、ソフトトップ。
このZ4は一応、札幌ナンバーでした。デイライトのLEDランプが常時点灯。安全確保のため当然の仕組み。
Z4 Msportの、エクステリア外観について
はい。こちらがBMWで唯一のオープンカーであるZ4です。
グレードは、Z4 20i Sdrive。
ヘッドライトデザイン
BMWで伝統だったスモールランプのイカリングが懐かしい(笑)
ただ、ヘッドライト内部の直線の多いデザインは個人的に好きです。カッコいいと思う。
ん?
タイヤホイールサイズ
タイヤは薄い・・・?ベーシックなZ4 20i Sdriveってこんなに薄っぺらかったっけ??
ん!?
ベーシックなグレードの乗り心地を体験したい派なので、
20iを所望したのは良いですが、
やってきたのは20iをベースにしたMsportじゃありませんか!
しかもなぜかMsportの18インチホイールではなく、
さらにその上の走り屋グレードである、M 40i に装着されている19インチホイールでリアが275/35R19。
謎です・・・。
なんでこんな取付をしたのかしら??
キドニーグリルデザイン
気を取り直してデザインチェック。
点々模様に見えたキドニーグリルですが、良く見てみると黒い格子状のメッシュの上にアクセントとして従来の縦型キドニー線を破線状にして設置していました。
今までのキドニーグリルだと中のラジエーターコアサポートか何かを繋ぐ斜めのフレームが丸見えでカッコ悪いと評判でした。その対策かと思われます。
テールライトとストップランプ
Z4 Msportのリアデザインですが、Mスポなのに例のMバッジエンブレムが付いておりません。なぜだろう??
社名であるZ4エンブレムと、ベースのグレードであるSDrive 20i のエンブレムは付いている。
ちなみに薄くなったテールライト。ブレーキペダルを踏んだらこのように点灯します。
では、内装を見てみましょう。
Z4 Msportの、インテリア内装について
こちらがZ4 Msportの内装インテリア。当然シートは2シーターの二人乗りです。
ちなみにバックミラーの後ろには、カメラだったかレーダーセンサーだったかが付いてます。
フロントガラス先端には電動ソフトトップを連結させるためのロック穴が。
ダッシュボードのセンターには、センタースピーカー。
ドアレバーデザインがカッコいい。ドアハンドルの横にスピーカー。
アクセルペダルはオルガン式。
電動でホールド製の良いシート。膝裏サポートが伸びるのは本当にありがたいです。
インパネ・ダッシュボードのデザイン
続いてインパネのデザイン。オーディオスペースに2DINサイズを採用しているメーカーと車種はどんどん少なくなっていますね。
Z4も専用の横長モニターがインパネに埋め込まれています。
ただ横長でも見やすかったです。
エアコン調節ボタン。デュアルエアコンを採用。シートヒーターも運転席・助手席に分かれており3段調整。
オーディオやラジオの操作ボタン。
ダッシュボード状の材質はソフト生地。高級感があります。
シガーソケットとUSBポートを装備。
Z4にもちゃんと発煙筒が装備されております。
シフトノブ・コマンドコントローラーのスイッチ
シフトノブ周りを見てみましょう。
ちなみに、従来のBMWのシフトレバーはこのようなタイプ。
先っぽにPボタンが。
旧Z4の画像です。
新型のZ4ではこのような感じに。個人的に「 コストダウン? 」と思いました。
ただメルセデスではもはやAクラスでさえもシフトレバーはありません。ただ個人的には認識を間違わないようにするためシフトレバーはセンターに設置されているのが望ましいのでは?と思っちゃう。
パーキング自動アシスト機能も今やどこのメーカーでも出してますね。ダイハツの軽自動車タントでも装備し出したのには驚いた。
横滑り制御OFFボタン、アイドリングストップOFFボタン、エンジンスタートボタン。
↓ 新型タントの自動パーキングの動画です。( クリックで再生 )
エンジンの出力特性をSPORT、COMFORT、ECO PROに設定できるボタンと、オートホールドボタン。オートホールドだと信号待ちでブレーキを踏んで完全停車するとブレーキペダルから足を離しても止まった状態を保持してくれる機能。アクセルを踏むと解除。
ただ、スポーツ・コンフォート・エコボタンについては、
以下のような メルセデスのアジリティーセレクトボタン( ダイナミックセレクト )ようにエンジン出力だけではなく、サスペンションの減衰力などもエアサスのように変化させたり、ESP横滑り制御やトラクションコントロールを個別にON・OFFにすることができるのかしら?試乗時にスタッフに聞けば良かった。
ソフトトップの電動オープン・クローズボタン
専用のナビを操作するためのi-drive コマンド コントローラー。
こちらの試さなかったのですが、ダイヤルの上はタッチパッドセンサーが入っているのかしら?
ステアリングとACCスイッチについて
ハンドルとスイッチを見てみます。
スポーク下にはMバッジが付いています。
ステアリング中央はソフトパッドが貼られており、高級感があります。
パドルシフトレバー付き。左がシフトダウン、右がシフトアップ。
触った感じはサラサラだったような。
ACC ( アダプティブ(レーダー)クルーズコントロール )
ソニカにも付いていますが、全車速追従型は本当にうらやましい。
ワイヤレスホンやオーディオのボリューム操作スイッチ等。
フルデジタル液晶スピードメーターについて
スピードメーターもアナログから液晶メーターに替わりつつありますね。
メーター中央にはナビマップ表示も可能です。( フォルクスワーゲンのポロでも装備してたりします )
左側はスピードメーター。デジタルでアナログも表現しています。他に燃料計や時計表示なども。
右側はタコメーターの回転計。水温計も装備。
Z4 Msportを試乗します。
では早速Z4 Msportに試乗です。
試乗コースは本当にしょっぱいコース(笑)
札幌の町中なので飛ばせません。折返しでは渋滞が多くて。うーむ。
初めは幌を閉めた状態でスタート。
ん?フロントガラスになにやら映っています。
ヘッドアップディスプレイ。ナビで行き先を設定した場合は矢印なども表示されます。
ソフトトップのオープン動画
以下は10秒ちょっとですが、
運転席に座りながら屋根をオープンさせた動画になります。
車内の静粛性について
クローズ状態では高級車らしい静かさに包まれる。
それは速度を上げても同じ。ソフトトップはうるさいという常識はなんだったのかというほど。
エンジンの回転数を上げてもヒステリックな音はせず、かと言ってスポーツカーの排気音なども感じず、上品です。
オープン状態だと流石に周囲の音は入ってきますが、
ウィンドウガラスを上まで伸ばせば隣のクルマのロードノイズも多少響かなくなりますし、風の巻き込みが本当に激減するのに驚きです。
乗り心地が良い!!
タイヤの扁平率が薄いと、ショックが吸収しきれなくてガツンゴツンという乗り心地になるのが普通なのですが、
サスペンションの出来次第で乗り心地の良し悪しがきまります。
以前、18インチの初代X1を乗った時にカルチャーショックを覚えました。よく動く足だとタイヤの薄さは、乗り心地に関係ないと。
で、18インチよりも薄くなる19インチを履いたこのMsportもまた乗り心地のよいBMWそのものでした。
私はBMWを所有したことがありません。昔のBMWも知りません。
知識も自分が乗って運転して感じた感想以外は、人から聞いた知識や、営業マンからの知識、ネットの知識です。
そこで良く聞くのは、
「 乗り心地を考えたら、Msportは絶対に買ってはいけない 」というお話。
私が運転して、最高に硬い乗り心地、クルマ酔いを体験してしまったクルマがあります。
メルセデス・ベンツグループの初代スマートという軽自動車。
メーカー純正のチューンドカー、ホンダのシビックTYPE-Rを乗っている人が「 うわ、この硬さはオレと一緒くらいだよ 」と驚いた一言を吐いた時、私は耳を疑った。
サーキットを走ることが前提のクルマと同じ乗り心地の硬さの軽自動車ってなに?
初代スマートの乗り心地の硬さは史上最悪と私の中では位置付けています。
その後は様々なクルマを運転してきましたが、スマート以上の乗り心地の極悪車はありませんでした。
Z4 Msportは、サーキットを走るクルマのようなガチガチの足ではなく、むしろサルーンっぽいしっとりとした乗り心地だと感じました。
路面のデコボコをキレイにいなすサスペンション・ダンパーに、シャーシの剛性・ボディの剛性・座り心地の良いシート・車両重量とのバランスを合わせると、こんなにも乗り心地の良いクルマに仕上がるものなのか!
スポーツカーチックなオープンカーなのに。ふたたびBMWに驚かされました。
Msport嫌いなドライバーさんは、
ぜひとも新型Z4の試乗を
体験してみてください。
お願いします。
Z4 Msport試乗のまとめ
Z4に試乗したあと、以下のX1とX4にも試乗しております。
¥15,800
安心の日本製、電動空気入れ
電動工具の世界的メーカー、日本のマキタ。そのマキタが作る電動の空気入れです。
バッテリと、充電器と、ケースのセットがMP100DSHになります。
- 空気入れ本体 MP100DZ
- バッテリー BL1015
- 充電器 DC10SA
手動の空気入れポンプやシガープラグの電動空気入れは不具合多発で使えません( 大自工業メルテック・大橋産業BAL )
その点、世界に誇るメイドインジャパン総合電動工具メーカーマキタの電動空気入れは品質が違います。
確かに価格は高いのですがマキタブランドの故障率の低さで何年間でも確実に空気を入れることができることを考えるとお買い得です。( マキタのインパクトレンチに使われている電池とは仕様が異なります )
バッテリーは、タイヤの空気が全く入っていない状態から2本分充填できます。よって元から空気がある程度入っている夏タイヤ←→冬タイヤ交換時の注入であればバッテリー切れの心配はありません。