アスファルトの路面が完全に顔を出している
3月1日の北海道・札幌。
フィアット500Xの4WD( クロスプラス )を試乗してきました。
トルコン9速ATに難ありでしょうか。
目次でございます。
イタリア車・500チンクエチェントとは?
札幌の東区に、光岡自動車の札幌支店からスタートして、
フォルクスワーゲン・アウディのディーラーから大きくなったのが
北海道ブブ。
輸入車の総合ディーラーとは良く言ったもので、
ジャガー・フィアット・アルファロメオ・アバルト・ベントレー・ジープ、国際興業から権利譲渡を受けてランドローバー、そしてマセラティにフェラーリまで取り扱っています。
個人的にはBMWとメルセデスが好きなんですが(笑)
で、ブブでは雪上試乗会なるものが予定されていたんですけど、
開催日前に雪が積もらず(笑)
↓
つまらない試乗会になるくらいなら会場代も発生してしまうし会場をキャンセルしよう
↓
中止を決定
↓
雪が積もる(笑)
↓
結局、ただの試乗会
で、
- 小さくて、車幅感覚がつかみ易い
- アイポイントが高くて、運転が楽
という、小さいSUVのポテンシャルを確認したくて
- フィアット:チンクエチェント・エックス
- ジープ:レネゲード
乗り比べの絶好の機会だったので申し込んだ、という流れです。ただの試乗会に(笑)
店内には、黒い500Xが。
FIAT 500について
そもそも、昨年の年末まで存在を知らなかったFIAT 500X なだけに、
私自身、フィアットに詳しくないです。イタリアのメーカーというくらいの知識のみ。
よって、自分で調べたフィアット情報ついでに載せておきます。
私のようにFIATを良く知らない人は以下を参考にしていただければ幸いデス。
( 玄人の方はスルーして、次のページに進んでください。 )
500Xの前に、まず500から。
以下の特徴のあるクルマの名前が、フィアット500(チンクエ・チェント)
- 2ドアの4人乗り
- 排気量が 900~1300cc
- ルパン三世も乗ってる
パスタが美味しいイタリアに本社を構えるフィアット社の小さいクルマです。
※ 500を英語読みしたら、ファイブ・ハンドレッド。400はフォー・ハンドレッド。
※ 500のイタリア語が、チンクエ・チェント。400だとクワトロ・チェント。
( ドイツのアウディは、4WDモデルをクワトロと言ってます。)
対抗する我が国日本の小さい2ドアであれば、
トヨタの、IQ( アイキュー )
スバルの、R1 ( アールワン ) てんとう虫。
日産の、パオ
この3車種が頭を過ぎりました。
ただ、日産パオは今でも中古車市場で売られていますけど30年前のクルマなのでボディの衝突安全性を疑ってしまう・・・。ABSも無いはず。
500X(チンクエチェント・エックス)は、SUVモデル
で、500Xの話に移るのですが、
ジャガーやランボルギーニ、果てはベントレーまでこのムーブメントに便乗してしまった。
そう、
昨今のSUVブームです。
日本の先駆けSUVなら、フォレスター・CR-V・HR-V、日産の僕たちのどこでもドア、ラシーン辺りでしょうか。
SUVは世界で本当に売れており、
SUVが無ければ、経営が傾く
と言っても決してオーバーなことではありません。
で、このSUVブーム。
フィアットには死活問題。
小さいというか、小さすぎる車しか作ってないから。
フィアットは2009年にアメリカのクライスラー( 4WD車のジープ含む )を吸収していたので、
ビジネスチャンスを逃すのはもったいないと言わんばかりに、ジープとフィアットの共同開発で2014年に小型SUVジープ・レネゲードが誕生。
その後、同年にフィアットから兄弟車である小型SUV500X( チンクエチェント・エックス )が誕生しました。
兄弟車、ジープ・レネゲード
ただ、フィアット500Xの4WDモデルはすでに生産をストップ( 涙 )ラインアップはFFの2WDモデルのみになってしまいました。
4WDモデルがどうしても欲しい場合は、兄弟車であるジープ・レネゲードをどうぞ。
500Xとレネゲードは同じ工場で生産されています。レネゲードはアメリカ生産ではありません。
内装・外装はまったく異なりますが、フィアットが開発したマルチエアエンジンを搭載していますし、6速DCTや9速ATなども一緒。ステアリングスイッチなども同じです。
以下は、現行型のレネゲードのデザイン。これはこれでカッコよい。
内装はちょっとモコモコしてる。シフトレバーの手前にあるロータリーコマンダーで4WDモードを選択できる。
ジープは30年前に幼馴染のお父さんが、軍用車っぽいのを乗っていたのが記憶にあります。懐かしい。黄色いジープ。
※ 2019年の途中でモデルチェンジ予定です。( 新型はよりスッキリしたデザインで、500Xとは違った意味でカッコよくなってます。)
FIAT 500X、内装・外装について
で、北海道ブブwebサイトの試乗会ページを見て、500Xとレネゲードがあるのを確認!
そのまま試乗予約
↓
返信メールが送られて
↓
こない。
なんで届かないの?
不安を抱きつつ来店してみたら、スタッフは把握してたみたい。
( だったら返信してくれないとダメでしょ。)
で、驚愕の事実が。
「 レネゲードのナンバー登録は完了しているのですが、点検整備がまだでして。テヘペロ(笑) 」
;゚ロ゚)
試乗車が私が来る前に売れてしまったので、急遽仕入れたのですが試乗に間に合いませんでしたということでしょうか。
であれば、なおさらメール返信はしっかりやってもらいたかった・・・。残念。
友人がイヴォークを購入して、ココのランドローバーにお世話になりだしたけど大丈夫かな?いささか心配になってきた。
500X、エクステリア・デザイン
気を取り直して、500X_Cross Plusの試乗準備をしていただいている間に、
店内に展示してある500Xの特別仕様車・エクストリームをチェック。
ヘッドライトが4灯構成デザインなのはチンクエチェントと一緒。
FIATのロゴマークから伸びるバーデザインも似てます。FIATのアイデンティティ。
Rが可愛いけど、どこかカッコいい。イタリア車はデザインが秀逸。
プロジェクターヘッドライト。ライト側面には500のロゴが。芸が細かくて好き。
リア・デザイン。バックドア。ちなみにお店のプレゼントとして屋根にはキャリアボックスが取り付けられています。
メーカーエンブレムと、500Xの刻印。
レトロっぽく感じられるテールライト。さらに4WDモデルをあらわす4×4のエンブレム。
運転席側に給油口のフタが。押して開けるタイプです。くぼみあります。
使用ガソリンはプレミアム。ハイオクです。なんとキャップがありません。これはこれで便利かも。
よく見てみると、給油の手順が示されてます。10秒待ってガソリンが垂れることの無いように。
500X、インテリア・デザイン
続いて、内装をご案内。
運転席のシート
まずは前席のシートについて。
座ると程よいコシがあります。外車だなぁと感じちゃう。長時間座ってられるのは大切。
またちゃんとシートリフトするので背の小さい女性も埋まることなく視界を確保可能。
電動パワーシートで、背もたれや腰のサポートを細かく調節できます。身体のサイズは人によりけり。ドライビングポジションは大切。
個人的にはもうちょっと長さがあれば良いなと思ったアームレスト。ドリンクホルダーを設置してるから短め。
ダッシュボード、センターコンソールについて
お次は、ダッシュボード・センターコンソールパネル。
標準で付く液晶モニター。AM/FMラジオ付き。
カーナビゲーションはありません。その代わりiphoneやアンドロイドをアプリで繋ぐことでスマホナビや、ミュージック・ビデオなどを液晶モニターに出力することが可能。
アイドリングストップボタンはハザードの右側に。
こちらはエアコン調節ダイヤルとボタン。アクセサリをONにするとダイヤル中央に温度表示が現れます。
SYNCというのは、どうやらアンドロイドのプログラムを更新する際に使うらしい。決してランサーエボリューションのAYCではない(笑)
USB端子が2つ、AUX外部音声入力端子が1つ。その両サイドにはシートヒータースイッチ。とても暖かかったです。
DCソケットあります。標準で1つはもはや少ないと思う。最低でも2つほど装備してもらいたいものです。
シフトレバー。ちなみにトルコン9速AT。そして3つのドライブモードを試せるロータリーコマンダー。サイドブレーキは電子式。
パワーウィンドウスイッチ。助手席も深く押せばオートで開け閉め可能。ヘッドライトとフォグランプスイッチ。
サイドミラーはドアの付け根ではなく、もうちょい手前側に付いてました。
ピラーについては太くて見辛いという印象はありません。
ダッシュボードの奥にもスピーカーがあります。フロントガラスに反射して包まれるように聴こえました。
ステアリングスイッチについて
ハンドル周りのスイッチをチェック。
左側。裏側にはパドルシフトのダウン側。液晶モニターの操作スイッチと、ハンズフリー通話の受話ボタンなどなど。
右側。パドルのシフトアップ側に、ACCクルーズコントロールスイッチ、車間距離設定ボタンなどなど。
ワイパーウォッシャーレバーはこんな感じ。
で、パドルシフトの裏側にナゾのボタン。恐らく液晶モニターのスイッチか、MT操作を解除するボタン( 試乗の際にその存在を忘れてました。)
後席の居住空間について
運転席は私のドライビングポジションにしたまま、後席をチェック。
座り心地については、ちょっと硬い。背もたれと着座部分がフラットなため収まりホールド感が無い。長時間乗るのはちょっと・・・。まぁ小型車の宿命でしょうか。
コンパクトカー部類で、後席にずっと乗っても大丈夫なシートは?と尋ねられたら私は迷わずゴルフクラスのアウディQ3を薦めたい。
後席のドアには2つスピーカーが装備されてます。
後席にはセンターアームレストがありません。で、前席のアームレストの後ろ側にはナゾの引き出せそうな部分が。ドリンクホルダーだったらうれしい。( 確認するのを忘れてしまった )
ちなみに4WDなのでドライブシャフトが通っている分、センターの床が盛り上がってます。5人乗りですが、真ん中は子供用にどうぞ。
で、172cmの男性が座ってみるとこんな感じです。狭いという印象はありません。
運転席下につま先を収納可能です。
ラゲッジスペース。荷室は大人二人分のバッグ・アタッシュケースは収納可能。小学生くらいの子供がいる4人家族、5人家族ならなんとかなりますが、体格が大きくなると俄然厳しい。大人5人で泊り掛けの旅行などはちょっと荷物が詰めません。
あとハンドルがちょっと高め。背の小さい女性は100均で売っている長いS字フックがあれば便利でしょう。
500Xを試乗した感想レビュー
ご用意ができましたのでどうぞ。
営業担当の男性スタッフが路上に停車してある試乗車まで案内してくれました。
簡単にスペックの紹介を。
※ レネゲードの排気量は、試乗予定だったトレイル・ホークの数値です。このグレードだけNAの2400cc。普通のグレードだとエンジンも500Xと同じマルチエアですし、ミッションも同じです。
メーカー | フィアット | ジープ |
---|---|---|
車種 | チンクエチェント・エックス | レネゲード |
グレード | クロス・プラス | トレイル・ホーク |
ざっくり価格 | 3,400,000 円 | 3,600,000 円 |
特筆 | マルチエア・エンジン | - |
全長 | 4M 25cm | 4M 26cm |
はば | 1M 79cm | 1M 80cm |
高さ | 1M 62cm | 1M 72cm |
重量 | 1,460 kg | 1,560 kg |
エンジン | 1,400cc ターボ | 2,400cc |
ガソリン | ハイオク | レギュラー |
馬力 | 170ps / 5,500 | 175ps / 6,400 |
トルク | 25.5kgm / 2,500 | 23.5kgm / 3,900 |
AT | トルコン9速 | トルコン9速 変速比も同じ |
前サスペンション | マクファーソン | マクファーソン |
後サスペンション | マクファーソン | マクファーソン |
タイヤ | 225/45R18 試乗車は17冬 | 215/60R17 |
JC08燃費 | 13km | 10km |
気に入っているのは、
- ダウンサイジング・ターボで税金が安い点
- スタンバイ式4WDで低燃費に貢献している点
- 9速ATで高速道路の走行が静かそうな点
- 4輪独立懸架サスペンションなので乗り心地に期待できる点
友人が助手席( 所有車:ゴルフ5 GTI )、
営業スタッフが後席。
いざ、試乗スタート。
500Xの目玉としての機能は、この3つのドライブモード。
ロータリー式スイッチで、左右に回してモード変更を行います。デフォルトはオートモード。
オートモードによる、素の乗り心地と静粛性
営業スタッフが、まずはオートモードで走行してください、とのこと。ちなみにエンジンを掛けたら、マーク付近のランプが点灯します。
エンジンを掛けるとバックライトが点灯してメーターが表示されました。スピードメーター・タコメーターのデザインはなんだか懐かしい感じです。
シフトはパーキングなのでPの文字が表示されてます。
インフォメーションディスプレイには、ガソリン残量と水温計。
さらにドライブモードによってエンジン出力・4WDトルク分配率・ハンドリングフィールが変わるとのこと。メルセデスで言うところのダイナミックモード。
オートモードの場合は、オートモードのくるまマークが表示されます。また、オートモードだとエンジンが温まっている状態だと2速発進に。冷えてると1速発進。「 なんだかなぁ・・・ 」と思ったのは内緒。
500Xの、乗り心地
走り出して最初に感じたのは乗り心地。
欧州車( 特にBMWやメルセデス )はサスペンションが良く動くことによりボディ剛性の高さと相まって、乗り心地・当たりが柔らかいのに高速走行でも安定しているという傾向。
日本車のコンパクトカーなんてそもそも出来の悪すぎるトーションビームを使い続けている点からしてぜんぜんダメ。
この500Xは、ゴルフやポロなどといった欧州車と同じくまぁ、乗り心地に関心しました。
4輪独立懸架サスペンションであることは当然として、特ににSUVなのでサスペンション・ストロークが長いのが原因かどうかはわかり兼ねますが、路面のショックがひとつ壁の向こうでゴツンというフィーリングが強めであり、不快な感じがまったくしません。
クルマに疎い女性の方などでも「 ひとつ壁の向こうでゴツン 」という感覚は乗っていただけると理解してもらえるかと。
標準の夏タイヤは18インチなのですが、この試乗車はスタッドレスの17インチを履いているため余計にソフトに感じたのかも。ただ少なくとも18インチが硬いと思うのであれば、17インチにインチダウンすればまったく違うんだろうな、という目安にはなりました。
500Xの、静粛性
さらに、静粛性について。
雪解け水が路肩付近に溜まっていたので、メルセデスベンツのEクラスセダンとGLEで試したことと同じことをしてみました。
水跳ねノイズの確認です。
EクラスとGLEを試乗してきました ← 記事です。
結果は、500X合格!!水跳ねノイズがキレイに抑えられています。
さすがにGLEほどではありませんが、雨天時での走行や雪国でグシャグシャのシャーベット上の雪道走行では床下からの不快な音は聴こえるけど、これもまた壁の一つ向こう側で鳴ってる程度で気になりません。
300万ちょっとのクルマなのに良く出来てるなぁ、とこれまた関心。
というか、SUVは路面と床下の距離に余裕があるから騒音が直接的に聞こえないというのが理由なのかしら??
4速から5速の繋がりが雑
ちょっと気になった点。500Xのウィークポイント。
時速60km/hだと5速だったか、6速で走行します。回転数はおよそ1,800rpm。
それは良かったのですが、信号待ちから緩やかに加速しているにも関わらず4速から5速にシフトアップする際にグンと前に出る感じが毎回発生・・・。
最初はアクセルワークが雑だったのかしら?と思ったのですがどうやらシフトの変速ショックらしい。要するに雑であると。
トルクコンバーターATで、生まれて初めて変速ショックを感じてしまった。
うーん、恐らくシフトタイミングのプログラムの書き換えで何とでもなるとは思いますが、ちょっとビックリ。それこそ500やフォルクスワーゲンのUP!のようなシングルクラッチトランスミッションのように、シフトアップタイミングでアクセルオフする必要が・・・。
CVTや滑らかな日本車のトルコンATに慣れている人ほど、「 うーむ・・・ 」と唸っちゃうかも。
スポーツモードによる、加速性能について
ちょっと動揺しながら走行していたら、
次の信号で右に曲がってください。直線の長い3車線なのでスポーツモードをお試しください、
とのこと。
スポーツモードになると、インフォメーションディスプレイには前後左右にGレベルを数値で示してくれるようになります。
安全に確認できるのは、信号で減速するためブレーキを踏んだときでしょうか。
500Xの、4WDシステムについて
また、4WDの駆動分配率が変更されます。
500Xの4WDはメルセデスの4MATIC_NGCCのような電子制御のスタンバイ式です。普段はFF走行ですが道路状況によって最大で50%後輪にトルクを分配します。
また、対角線スタックなどでタイヤが空転している場合はブレーキを自動で掛けることにより、着地タイヤにトルクを回したりとなかなか賢く隙の無い4WD。
メルセデスの4WDはスタンバイ式とフルタイム式 ← 記事です。
オートモードだと、たとえば一定速度で巡航している場合、FF100%であり後輪トルクはゼロ。燃費に貢献してくれます。あとはそれこそ前輪が滑った、滑りそうだという状況によって適切な後輪トルクを分配します。
スポーツモードにした場合、1km/hからフルタイム4WDに。分配率については可変だったか常時50:50だったかは忘れてしまいましたが、走行中に後輪が0%になることはありません。
現にフル加速を試したところ矢のように1400ccターボで加速していくのですが、腰高SUVなのにまぁ安定していること。昔、それまでFFしか運転していなかった私が西区のスバルでインプレッサを試乗して加速しながらカーブを走行したときの安定感にショックを覚えた経験があったのですが、まさにそれ。
FFのゴルフやポロでも十分安心感があるのですが、それに輪を掛けたのがフルタイム4WDだと個人的には思っております。
※ ただ、燃費には悪影響。よって普段は本当にオートモードだけで十分だし、オートモードのベタ踏みでも十分速い。
1400ccターボの加速をチェック
先日試乗したC200 4MATIC AMGライン( 1500ccターボ )でも体験しましたけど、小排気量とターボの組み合わせで十分速いのは500Xも一緒でした。
普通に乗る人であれば、このスポーツモードの加速に不満を言う人はいないでしょう。( 走り屋の人や、AMGやMスポーツを乗っている人は除く )
※ スポーツモードにすると、エンジン回転は3000回転辺りを維持しようとするため通常走行する場合は車内がにぎやかになる弊害が発生します。
スポーツモードはもちろん、オートモードで走行していてもトルクは十分に足りてます。走り出しも軽やか。
ゴルフ6や、現行の新型poloを乗ったときから分かってましたが、1000cc ~ 1500ccという排気量は小さいですが、そこにターボを付けている場合エンジン出力についてはまったくネガになりません。
トラクションモードは、使う機会が無い?
で、3車線の直線コースを走り終えて店舗への帰路ではスピードレンジも落ちており、まったく飛ばせません。
よって、ちょっとトラクションモードも試してみました。
インフォメーションディスプレイには、フロント:リアのトルク分配メーターが出現します。
トラクションモードだと、確実に1速から使えます。が、この1速をかなり引っ張ります(笑)
それはもう親の敵のように(笑)
よって、このモードは時速10km/h ~ 20km/h以下で無ければ進めない超・悪路の道だったり、ぬかるみの酷い道だったり、でこぼこオフロード走行を試すコース、または埋まった場合や埋まりそうな場合に高トルクを維持したい場合に使えます。
というか、そんな状況でしか使えないし、使う機会が無い。
マルチエア・エンジンの異音?弱点?
店舗までの帰り道にて、軽くトラクションモードを試したあとはオートモードでゆっくり走っていました。
で、気になる点を発見した。
気になったのはエンジン音が篭っている感じ。わかりやすく言えば、マニュアル車を運転した場合に、低速走行時に誤って高いギアを入れてしまった場合にエンジンから発生する低音で唸る音。
よくよく意識してみたところ、時速50km/hくらいまで発生していました。エアコンファンはOFF。
停車のアイドリング中は気になりません。走行中に耳に付く。飛ばしているときも気になりません。
なんだろう?スタッドレスタイヤだったのが原因なのか。
今思うと、4速から5速に変速する際にトルクが前に出過ぎる感じもあったので恐らくエンジンと9速ミッションの兼ね合いが犯人なのかしら。ATプログラムの変更でどうにかなればいいのに。
吸気が油圧制御のマルチエア・エンジンの弊害ではないと願いたい。
フィアット・アルファロメオのイタリアディーラーにて
で、店内に戻ってきました。
営業マンは試乗車を移動させに行ってます。
その間に展示車を見てました。
生粋のスポーツカー、4C
1DINサイズのオーディオが懐かしい(笑)
500をアバルトが仕上るとこうなりました。595。
アルファロメオ初のSUV、ステルヴィオ
イタリア車には赤い内装が良く似合う。
前方に青いジュリエッタ。商談中の札が。
場所を移して、アリオに出張展示されているアウディのSUV、Q3とQ5
アウディはずっといけ好かなかったのですが、Q3(ゴルフと同クラス)に座ってドアを閉めた瞬間、「 うわ、静か 」と思わず声が。高級車だなぁ、と。
で、こちらはQ5の車内。メーターは液晶。ビューボタンでナビ表示などが可能。
Q5のシフトレバーの形状は大好きです。
FIATからのお土産は、卓上カレンダーとFIATチョコレートでした。
¥980
500Xのすべて