雪が降る前の11月に世界で戦うラリーカー、スバル・インプレッサWRXを試乗できました。
最新版の「WRX」ではなく、2代目GD系のインプレッサWRXです。
丸目WRXは今から20年前の2000年ミレニアムに発売された古いクルマ。
しかし、
乗ればわかる「良いクルマ」でした。マニュアル車しかありませんがATモデルがあれば所有しても良いかしら?思うほど出来が良かったです。
※その後、次のクルマ探しの際にインプレッサ・アネシスとハッチバックターボを探しました。結局ソニカをおかわりしましたが。
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1加速よし
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2乗り心地がガツンガツンしていない
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3そもそもボディが小さいので運転しやすい
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4剛性感から来る安心感
エクステリア
こちらが2代目の前期モデル(GD系)インプレッサWRX。
ヘッドライトの形状が、丸目 → 涙目→ 鷹の目と変化していきましたが、私個人としてはこの「丸目ヘッドライト」が一番カッコいいと思っています。( 所有者は涙目が好きだったが妥協したとのこと )
さらに好きな歴代WRXなら、
1位初代・2位2代目丸目で、3位が現行型WRX。デザインにハリが感じられるのが理由。その他はなんかのっぺりしていて。。。
大型フォグライトの丸い形状に対して丸目ヘッドライトなのでデザイン的に調和しているのも好き。
プロジェクターヘッドランプ。水晶球体みたいなのが綺麗で昔から好きです。(初代インテグラTYPE-Rのプロジェクターを見たのが好きになった切っ掛けだったはず。)
途中でハッチバック形状もありましたが、WRXはやはりセダン形状がカッコイイかと。デザイン的にこのドッシリ感がたまりません。
バリバリの走り屋さんは純正のトランクリアスポイラーから派手なGTウィング等に取り換えがちですが、これはこれで良いデザインかと。
ルーフにはカーボンシートを貼り付けています。
個人で貼り付けたにしては良く収まっているかと。
雰囲気がガラっと変わるのが良い。
タイヤ。サイズは225/45R17で2016年製造の夏タイヤ。
RADAR(レーダー)というシンガポールの会社のタイヤで、製造は中国・タイ・インドネシア。オートウェイで購入可能。
GD系インプレッサWRXのエンジンルーム。
吸気系キノコが生えています。
インテリア
で、インプレッサWRXなのに、なぜかWRX STIのシートが(笑)
STIオーナーさんとシートとトレードしたとのこと。
3眼メーターで、センターにタコメーター。ライト点灯で緑色のバックライト。
大きいサイレンサー(マフラー)
GD系WRXのシャーシ下回りはこんな感じ。
試乗した感想
試乗させてもらう対価としてステーキをおごってあげるということで、その店までの試乗です。
とりあえず家から近くの公園の駐車場で撮影したのですが、久しぶりのマニュアル車の運転でとても緊張。300Mの距離でもちょっと怖かった(笑)
この公園では過去にいろいろ撮影しています。
ランドローバー・レンジローバーイヴォークだったり、
レンジローバー・ヴェラールだったり、
私のかわいい660ccダイハツ・ソニカちゃんだったり。
で、
近所でマニュアル運転に慣れてから目的地に出発。
お店の場所は、毎年恒例のメルセデスベンツ雪上試乗会会場のガトーキングダム(旧:札幌テルメ)横にある茨戸ガーデン・ノースヒル
まず、
2代目GD系インプレッサWRXの乗り心地の良さ。
乗る前は、「乗り心地がガツンガツンしているんでしょ?」
乗ったら、「え、悪いどころかまぁまぁ良い乗り心地。びっくり。」
例えばサスペンション性能が良くボディ剛性の高いメルセデスやBMWを運転すると、扁平率の低い薄いタイヤなのに恐ろしいくらい乗り心地が犠牲になっていません。
ただ、カリカリのスポーツ設定車だと話は別で、ガツンガツンと身体が揺さぶられちゃう。
私はインプレッサWRXをカリカリのスポーツカーだと思っていたので驚きのギャップが大きかった。
所有者いわく「STIになると乗り心地が悪いです」とのこと。
スバルのカリカリはSTIのみで、他はスポーツ性能を発揮しながら乗り心地はそれほど犠牲になっていないのかしら。
続いてボディ剛性の高さ。
ハンドルを切った時のボディの一体感がもう素晴らしかった。もともとこの頃のインプレッサは5ナンバーサイズということでそんなに大きくないコンパクトなボディ。そこにこのボディ剛性を足したら天国。
「そりゃ峠とかジムカーナとかサーキットに持ち込んでスピード出してハンドル切りたくなるわ」と海よりも深く納得。
ボディサイズが小さいため、普段の運転がしやすいのもポイント。
軽やかな加速。
1,400kgと大柄な車重ではあるものの、トルクが43kgmというビックトルク。少なくとも街中を普通に走った分では車重のハンデなんて微塵も感じませんし、どのギアに入れていてもアクセル踏めばスムーズに加速していきます。その点でとても扱いやすい。
シートに押し付けられる加速。
で、アクセルをベタ踏みしたときの加速感はさすがというべき。以前4代目スイフトスポーツターボを試乗したときも押さえつけられたものですが比較にならず。(当然ですが(笑))うーん、刺激が強いですね。ちょっと楽しい。
静粛性もまぁ良いかと。
さすがに20年前のクルマに静粛性能を求めるのは間違っていますが、個人的には私のソニカよりも全然静かなので気になりません。