2010年くらいにアトミックの4バックルブーツを買いましたが、ネットで購入したのでサイズがイマイチ合わない・・・。
そもそも何も知らないで購入したファンスキー板とブーツは非常に重たくて辛かったです。
で、
2020年、すべてを新調することにしました。ネットでじっくり調べてみると、
リアエントリー式というブーツがあり、そこそこ軽くて、とても履きやすいとのこと。
そして購入したのが、
ノルディカ・HF90Rです。
目次でございます。
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1リアエントリー式は、2社から販売中。
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2アトミックとノルディカ
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3アトミックは、ゴムが邪魔で履きづらい
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4ノルディカは、ガッパリ開いて履きやすい
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5ワイヤー式とベルト式
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6ベルト式なら、25,000円が相場。
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7ワイヤー式なら、44,000円。
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8便利なのは、ワイヤー式。
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9ホールド性は、なかなか良い♪
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10レディースモデルもありますよ。
私のスキー歴・スノボ歴と、ファンスキーとの出会いと失敗
もともと、
私はスキーが下手でした。 運動神経は人並みにありますがスキーだけは勝手がわからず上達せず。
スキーは下手なんです。
北海道の札幌なので小学校・中学校・高校とスキー学習があります。( 朝里川温泉スキー場 )
いつも最下位のグループに所属して、ハの字のプルークボーゲン。足を揃えてパラレルターンだウェーデルンなんぞカッコイイ滑り方なんてできません。
挙句の果てには、滑り止めが外れてスキー板だけ下に流れる始末。トラウマです。
が、
傾斜のゆるい坂で直滑降すると気分が良いことは体験済み。だから本気でスキーを嫌いにはなれません。
スノーボードはもっと下手。
30代になってスノーボードにチャレンジしたのは良いですが、
下手なスキーよりも、まったく滑ることができませんでした。
足が固定されているのが恐怖でしかなかった。滑ると曲がれず転びまくり。お尻が火を噴く。
結局、3回で卒業。
ファンスキーとの出会いと、買い物の失敗
その3回目に、札幌テイネハイランドへ一緒に滑りに行った友人がレンタルしていたのがフィッシャー板のファンスキー。
試しに使わせてもらったところ、
足を揃えて曲がれる!!なんだこれ!?
以下は、その後に購入したファンスキーの板とブーツ。ウェアはスノボ用をそのまま流用することに。
楽天かどこかのサイトでセット販売されていたヤツです。
ロシニョールの4S MINIと、アトミックの4バックルブーツ。
が、
板も重けりゃ、
解放式ビンディングも重いし、
スキーブーツは少々大きすぎて、且つ重い。
結果、
その時から思っていたのが、スキーブーツの履き辛さ。
2018年~2019年を最後に終了しました。
2019年~2020年は滑らず。
で、2020年~2021年です。
リアエントリー式のスキーブーツとは?
2020年11月。
ファンスキー用にすべてのアイテムを新調しようと決めました。
- スキーウェア
- スキーブーツ
- ファンスキー板
- 伸縮ストック
- 板・ストック収納ケース
- インナーシャツ・タイツ
- スキー用くつした
- ゲレンデ用リュックサック(バックパック?)
で、スキーブーツ探しです。
「 履きやすいスキーブーツ 」で検索してみたところ、
リアエントリー式というものが出てきました。
4バックルブーツの特徴
普通の4バックルブーツは以下の通り。
フロントのタンを前方にグイっと引っ張っている間に、足をグイっと入れ込みます。
足首辺りのサイズは広がらないため非常に入れるのが面倒です。
また、バックルが4つもあるので締めるのも面倒です。
リアエントリー式ブーツの特徴
こちらが話題のリアエントリー式。
タン部分は前方に動きません。その代わりブーツの後ろ側全体が後ろにガッパリと開きます。
すると足首部分のサイズも広がるので、恐ろしいほど足が入りやすい。チカラなんてまったく必要ありません。快適です。
リアエントリー式ブーツの、履き方動画
実際に履いてみたところを動画で撮影してみました。( BGMはレースゲームですが気にしないでください )
ホールド性能について
ホールド性については、やはり4バックルが最高です。
特に2番・3番でいろんな人の足首にベストマッチするのがポイント。
しかしながら、後程詳細にレビューしていますがノルディカのリアエントリーシリーズHFはこれまた上手い具合にガッチリと全体をサポートしてくれます。2番のバックルも技ありです。
急斜面とコブだけを滑るスキーヤーでもなければ、なんらホールド性に不満はありません。それがノルディカのリアエントリー式。
アトミック製・SAVOR80/SAVOR R90
現在、リアエントリー式ブーツを販売しているのは2社です。
- アトミック
- ノルディカ
まずはアトミックのリアエントリー式を見てみましょう。
アメリカではSAVORシリーズが豊富なのですが、日本では型落ちのSAVOR80と、新型のSAVOR R90の2つだけ出回っています。
ちなみにセイバーまたはセイヴァーと読みます。
札幌市西区にある、アルペンアウトドアーズにお邪魔しました。
片隅に並んでおりました。SAVOR 80です。
バックルはスネのベルト1本のみ。
私の足のサイズを実寸したデーターです。
タテ:26cm
ヨコ:10cm
で、軽くて2バックルのKAZAMA製WINTER HIGHと試し履き。
このSAVORは良くも悪くも、アメリカ人が作るアメリカ人の足に合うスキーブーツということ。
アメリカ人の足は、横幅が狭くて、甲が低い。
日本人の足は、横幅が広くて、甲が高い。
実寸26cm横幅10cmの私の足だと、
26.5cmだとくるぶしが痛い、
28.5cmだと隙間が多い。
27.5cmがベストなんですが、カカトの接地感が無くて、重心が乗りません。
さらに横幅。スキーブーツではラスト幅と呼びますが、これは102mmとあります。
が、実際は100を軽く切っている感が強い。つまり横幅が結構狭くて窮屈。
一番問題なのがゴム。
昔からあるリアエントリー式は、後部がガッパリ開きます。開きっぱなしが普通です。で、足をスッと入れます。
しかし、このSAVORシリーズはなぜか後部とシェルのフロントがゴムで繋がっているんです。
開きっぱなしになりません。しかもゴムが割と強くてチカラをいれてグイっと後部を後ろに引っ張らないと開きません。
もうね、意味不明なリアエントリー式。
リアエントリー式を試し履きした順番が、
アトミックSAVOR80
↓
ノルディカHF90R
だったので、
と、一時的ではあるもののリアエントリーブーツを誤解してしまった。
で、勘違いしたまま上にあったアトミックの4バックルモデル HAWX MAGNA 80を試し履きすると、同じアトミックなのに横幅に余裕があるし、カカトは着くし、4バックルの真骨頂でジャストフィットするし。
危うく、これを購入してしまいそうになりました(笑)
そうそう、一番安いリアエントリー式はゲンファクトリーの35Eというモデルです。
ただ実物が札幌に置いているところが見つからなくて。ネットで買って失敗するのも怖かったので泣く泣くスルー。
ノルディカ製・HF90R
アトミック製のリアエントリー式がダメダメだったので、残るはノルディカ製のみとなりました。
ノルディカは日本においてもシリーズ展開が豊富です。
- GRAN TOUR RTL( グランツアー )
- GRAN TOUR S RTL( グランツアー・エス )
- HF 75 WR( レディースモデル )
- HF 85 W GW( レディースモデル )
- HF 90 R
- HF 110 GW
- HF ELITE HEAT GW
次の日に、ヨドバシカメラ傘下となったためゴールドポイントが使える石井スポーツに行ってみました。
ん?
見つけたー!!
こちらが硬さ90( フレックス90 )のHF90R
こちらは硬110( フレックス110 )のHF110
共にラスト幅は102mmです。( アトミックと同じ )
初めて、まともなリアエントリー式を試しました。
その場でお買い上げ(笑)
ブーツを購入すると、無料でブーツケースが付いてきます。
まず、アトミックと同じラスト幅102mmですが全然違います。
HF90Rの方が断然広いです( 日本人向け )
ちゃんとカカトも接地します。
フィット感もSAVORとは全然違う。4バックルには負けますがHF90Rのホールド性で必要十分と感じました。
めちゃくちゃ履きやすく、
とっても脱ぎやすい。
これが「本物」の、リアエントリー式ブーツの実力か。
ノルディカHF90Rの詳細レビュー
さて、石井スポーツで購入したノルディカ HF90Rをチェックしていきましょう。
説明書?が付属されています。
中身は調整方法などですが、4バックルモデルなどもごっちゃになっています。あまりリアエントリー式には役に立たないような・・・。
アウトサイドビュー。傷つきやすいアウトサイドはツヤ消しマットブラック。挿し色の赤が良いアクセント。
HFシリーズのロゴ
インサイド側は、ツヤツヤです。
正面は、日本の鎧の具足みたいなデザイン。
足の甲を締め付けサポートするバックルが付いています。アトミックにはありませんでしたね。
足の実寸は26cm、厚手の靴下を履くと27.5cmがジャストです。薄手の靴下を履くなら適当なインナーソールを入れればOK。
肝心要なリアエントリー式の後方バックルレバー。
DK 8331 5 はなんだろう?製造型式?ロットナンバー??
ちなみに315mmの27.5cm
ちょっとした不具合があって交換しました。DK-8331-5 → DV-3075-G へ。
315mmとは、ブーツ底の長さ。板のビンディングの調整の時に使うのでしょうね。
締め付け具合はこのダイヤルで調整できます。簡単です。
レバーを閉じた状態。ロック状態。
レバーを少し上げた状態でダイヤル調整。
上までレバーを上げるとワイヤーが緩みます。で、ガパッと開くことが可能です。
このようにワイヤーにゆとりが生まれます。
ロックの手順は、
レバーを下げるのみ。
ロック状態だと、ブーツの入口は10cm程度。
ロックを解除した場合は、倍の20cmに広がります。誰でも簡単に足を入れることが可能です。
ちなみにダイヤルを調節すると、赤い目印が動きます。
緩くするマイナス方向に回すと、赤目印は上側に移動。
締めるプラス方向に回すと、赤目印は下側に移動します。
ちなみにスキーストックの先端に段差がないタイプであれば、ストックをレバー穴に差し込んでテコの原理でレバーを引き上げることも可能です。
ラチェット式のバックル。
これがあると無いとじゃホールド性に不満を持つ人もいるでしょう。技ありというか必須です。
ちなみにアウターシェルとインナーブーツに分かれます。
マジックテープで止まっているので剥がしましょう。
で、微妙に取りづらいのが難点かしら・・・(笑)コツを今度石井スポーツの店員に聞いてこよう。
で、2020-12-11 (金) に再度石井スポーツへ行ってきました。
引っ張り出すコツは上部のヒモをつま先方向に引くだけ。コツというほどのものでもありませんでした(笑)
私が購入したやつがちょっと渋かっただけみたい。
インナーブーツを引っ張り出すと、アウターシェルのプラスチックソールが登場します。
プラスチックソールを取り出してみました。
カカトの部分が変形します。4mmの高さ調節が可能です。ノルディカのお家芸とも言える技あり機能。
これで調節してみてカカトが合わないなどがあればインナーブーツのソールを足したり引いたりしましょう。
で、こちらが取り出したインナーブーツ。
ちゃんと外側のカカトが下がって、内側のカカトが上がって形成されています。
インナーブーツの裏側。
インナーブーツの中を覗いてみましょう。
カカトを包み込んでホールドする形状になっているのが内側からも分かります。
実際に私が履いてみるとこの通り。
で、気付いたのが右足は全然OKなのですが、左足の内側のくるぶしが少し当たる感じがします。
前傾姿勢だとそんなに気にならないのですが、直立状態だと当たりますね・・・。シェル加工しようかしら。
HF90Rの裏側。接地部分はプラスチック。
上級モデルになるとこれがゴムになります。( ゴムパーツとプラスチックパーツがそれぞれ付属 )
メイドイン・ハンガリー。
スキーの板とブーツを合わせる際に使うセンター目印
フロントソールの先端には少し傾斜があり、歩行のしやすさも考えられています。
リサイクルショップに売られていたサロモンのファンスキー板「 スノーブレード 」を 2,700円で購入してきました。
うーん、楽しみ♪
リアエントリー式、HF90Rのまとめ
追記。レバーからパキパキ音
2~3回滑ってから、異音に気付きました。
以下の通りレバーを上まで上げると「パキ」っと音が鳴るように・・・。
で、石井スポーツに持っていきました。
ちょうどシーズンも終了したのでそのまま預けることに。2021年3月。
どうやらノルディカの本社に送るらしい。交換するにも交換するブーツが在庫切れで交換不可。
で、2021年10月に新シーズン用のHF90Rが届きました。
結局、パキパキの不具合は私のを含めて3件報告されていたそうな。
メーカーの見解としてはそのまま利用してもワイヤーが切れるとかレバーが折れるなどの不具合は無いらしい。
ただ私としては「気持ちよく使うことができない」という点があり、石井スポーツ・ノルディカ社も私の気持ちを汲み取っていただき新品交換となりました。
2022年1月に使いましたがまったく問題ナシ。良いブーツです。
¥ 44,000
今回、私が購入したのがコチラです。
フレックスは90、ラスト(幅)は102mm。
私の足の実寸は26cmの幅10cmで、27.5cmで厚手靴下履いてベストサイズでした。私は10年使用するつもりで購入しました。
¥ 66,000
フレックスが110バージョンです。ラスト(幅)は102mm。
アウターシェルとインナーブーツの両方がHF90Rよりも硬めになります。90Rよりも20,000円ほど高いです。
フレックス=硬さ。アルペンレーサーのようなハードで高速な滑走をする場合は130とか140など。スピードをあまり出さない連続ターン程度ならソフトな90が丁度良い。中級者~上級者なら110。
¥ 24,000
グランツアー。本当はこちらが欲しかったのですが、札幌のショップにはことごとく置いておりませんでした。
HFシリーズはワイヤーなのですが、こちらはラチェット式のベルトで締めます。甲部分は回転レバーで調整可能。
元々は主にスキー場のレンタルブーツとして開発されていたものらしい。よって初心者でも扱いやすい。
¥ 36,000
グランツアーの上級バージョンのグランツアーエス。
このモデルからベルトではなくワイヤーとなります。
ただ、微妙に調整が面倒だったり、甲の部分が回転レバーなので面倒と言えば面倒なので10,000円上乗せしてHF90Rの購入をオススメしますね・・・。
¥ 98,000
フレックスは110。ラスト(幅)は102mm。
特徴はなんと言っても電熱ブーツということ。気温が下がった際に電源ONで直ぐ暖かくなります。
またスマホアプリから操作することも可能です。
¥ 23,000
フレックスは90。ラスト(幅)は102mm。
アトミックのリアエントリー式ブーツ。ただしゴム付き(笑)
私の足では、カカトの接地感が無く、サイドがシェイプされている分くるぶしが締め付けられてちょっと長く履けないかしら。
実寸の横幅が9cmくらいの人には合うと思います。私の10cmだとツラいです。
¥ 46,000
女性用のリアエントリーブーツになります。フレックスは最もソフトで柔らかい75です。
¥ 66,000
女性の中級~上級スキーヤー向けのフレックス85モデルです。
私にとってベストなスキーウェア(インナー・アウター)&スキー道具がすべて決まりました。
※ライトシェルパーカーは、寒いときだけ追加で着てます。マイナス5度くらいで着始めます。
上半身種類 | 機能 | 商品名 |
---|---|---|
インナー | 速乾・透湿 | ドライレイヤー・ベーシック・シャツ |
インナー | 速乾・透湿 | ドライレイヤー・ウォーム・長袖シャツ |
インナー | 透湿・保温 | EXPスーパーメリノウール・長袖シャツ |
ミドルレイヤー | 透湿・保温 | トレールアクションジャケット |
ミドルレイヤー | 透湿・保温・防風 | ライトシェルパーカー |
アウター | 透湿・保温・防風 | ドロワットパーカー |
種類 | 機能 | 商品名 |
---|---|---|
インナー | 速乾・透湿 | ドライレイヤー・ベーシック・パンツ |
インナー | 透湿・保温 | EXPスーパーメリノウール・タイツ |
ミドルレイヤー | 透湿・保温 | ULサーマラップロングパンツ |
アウター | 透湿・保温・防風 | インシュレーテッドパンツ |
種類 | 機能 | 商品名 |
---|---|---|
スキー板 | ファンスキー88cm | サロモン・スノーブレード |
ブーツ | リアエントリー式 | ノルディカHF90R |
スキーバンド | ネオプレン | ネオプレンバンドルストラップ |
ブーツ補助 | 歩きやすい | フットウォーカー |
ワックス | ガリウム | ワックス道具 GENERAL-F Set |
ストック | 伸縮可能 | キザキ・KPAH-IC04 |
スキーケース | 無名 | ファンスキーケース |
種類 | 機能 | 商品名 |
---|---|---|
グローブ | 透湿・保温 | ライトウィンタートレッキンググローブ |
キャップ | 透湿・保温 | ケーブルニットワッチキャップ |
フェイスガード | 透湿・保温 | フェイスネックゲーター |
ゴーグル | 紫外線カット | 080-MDHS |
ソックス | 透湿・保温 | メリノウールサポーテックスノースポーツソックス |
チケットホルダー | - | オーンズの売店で500円カラビナ付き |
サプリメント | スキー中の回復 | アミノサミット3500 |
チューンナップ | スキー板の研磨など | タナベスポーツ・チューンナップ |