
私が東京のお隣、神奈川県港北区に住んでいた頃は春夏秋冬乗っていたのですが、
北海道に住んでおりますとバイクのシーズンは本当に短いです。1年の半分は乗れません。( 例外:トリシティ125なら雪道でも走行可能らしい )
で、普段は4月・5月に解禁していたのですが今年は遅めの9月。
オイル交換をしようとしたらエンジンが掛かりません。
セルは回るのに。
よく見ると燃料タンクにサビが発生。
そうだ、フューエルワンを入れてみよう。
で、エンジンが掛かったお話です。
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1バッテリーは生きている
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2セルが回る
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3エンジンが掛かりそうで掛からない
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4キックもダメ
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5タンク内が錆びている
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6ガソリンが劣化?
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7ガソリンがベト付くと掛かりが悪い
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8フューエルワンはベトを溶かす
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9無事にエンジン始動
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10でも快調なワケではない
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11距離30kmほどを全開走行
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12エンストしなくなりました
スマートディオのエンジンが掛からない
良い天気と仕事の気分転換として放置していた原付スクーター・スマートディオAF56のオイル交換を行うことに。
ちなみに9月5日です。
遠い昔に神奈川県に住んでいた時期がありまして、コンサートや野球球場で使われる電源車のリースをしている会社の事務をやってました。
その際、普段の足が無かったのでレッドバロン川崎幸店で3,000kmくらいの中古のスマートディオを購入して、
その後北海道まで乗って帰ってきたという歴史があります。

懐かしい写真。横浜市港北区ナンバー。

購入の際にオイルリザーブシステムに加入したのですが10年以上経過するのにまだリザーブ残量が残っています( 笑 )
流石は50ccエンジンというところでしょうか。( 20リットル → 6リットル )

特にカバーも掛けずに保管していたので砂埃で汚れたスマートディオ。

うーん、シートが汚い。洗車です。洗車。

バケツに水を組んでブラシでボディ全体を荒々しくゴシゴシすること20分。
プラスチック部分は紫外線の劣化で仕方ないですが、ピカピカになりました。

で、放置していたのでバッテリーが残っていなければセルは回りません。
キーをひねると燃料ポンプ?の「 コッコッコッコッコッ 」という音が鳴りました。バッテリーが生きている証拠。

バッテリーが死んでいるとスマートディオに装備されているキックレバーでも動きません。
新品バッテリーをネットで取り寄せて交換、初めて装着して一発目のエンジン始動はセルではなくキックを使うことでバッテリーにダメージが残らない、
などという記事を昔読んだことがありますがその状況の時くらいしかスマートディオのキックは使わない( のかしら? )

では早速エンジンを掛けましょう。
ブレーキレバーを握って、
セルスターターボタンを押す
ドッドッドッ、
セルを離す
ストン。
まぁ、シーズン明けのエンストは当たり前。
セルスターターボタンを押す
ドッドッドッ、
そのままセルを回したまま、アクセルをクイックイッと何度も回します。
これでいつもならブルンッ!ブルンッ!とスロットル開閉にシンクロして火が付いてアイドリング安定コースに辿り着くのですが
ブルンブルン言わず。
ストン。
え~~~~!!
エンジン、掛かりません・・・。
どうしよう、と焦る。
燃料タンクがサビだらけ
エンジンが掛からないメジャーな理由は、
バッテリーが死んでいる
↓
生きてます。
セルモーターが故障
スターターリレーが断線
↓
回ってます。
あとは、
- プラグがカブっている
- イグニッションコイルが不調でスパークしない
- ガソリンが劣化して火が付かない
- ガソリンのパイプが詰まって燃料が届かない
- 燃料を噴射するインジェクションが詰まっている
などの原因が考えられますけど、
プラグレンチなんて持ってないし(2ストじゃあるまいし4ストロークエンジンだと普通に乗っている限りプラグ被りはないし、プラグの消耗についてもいつでも60km/hなら分かるけど個人的に原付の制限速度30km/hを守って走るので無いでしょう)、コイルの交換なんて自分じゃできないし、インジェクションにしたって交換なんてやったことがない。
とりあえず燃料を疑ってみることにして、燃料タンクを開けて中を見てみよう。

給油カバーを開いて、

給油口を開けます。

って、サビてる・・・。
なまら錆びてる( 北海道弁:なまら=めっちゃ )

ちなみに、こちらが錆びてないときの燃料タンクの写真。

うーん、燃料タンクにサビということは温度差で内側に水滴が発生して、それがサビを進行させちゃったということかしら。
石油ポータブルストーブの灯油ポリタンクでも水が溜まるのは水滴が理由らしいですし。

水が溜まっているなら水抜き剤?でもバイクの燃料タンクくらいならそれほど深刻に水が溜まるわけがないって話もある。
じゃ、ガソリンが劣化して火が付かないと仮定するなら劣化はどのような劣化かしら?
ガソリンは長期間放置してしまうとベトついて劣化するという話は聞いたことがある。
原付バイクに、フューエルワンを投入
そのベトつきを溶かしてしまう燃料添加剤と言えば、
ワコーズの、
フューエルワン!!
で、軽自動車ソニカに乗ってやってきました庶民のカー用品店オートバックス。
で、こちらがフューエルワン。

間違えました、こちらです。

で、オートバックスから帰ってきました。


フューエルワンの使用方法は燃料タンクの容量が20リットルを超える場合は満タンにして1本まるごと入れちゃいます。
ただし、スマートディオの燃料タンクは満タンで5リットル。
しかも現時点、燃料は満タンではなく半分ほど入っている状態・・・。
ガソリンの1%を添加する決まりになっていますので、
タンク内におよそ2.5リットル入っているとしてその1%なので、25mlってところでしょうか。
私が愛用しているメンズにオススメしたいコスメティックな化粧水。

そのミニボトルの容器が24mlでした。

よって、フューエルワンのフタで計測するなら、

2.5リットルならキャップ3杯~4杯、
5リットルならキャップ6杯~8杯が目安ということで。
( ちなみに手にモロに掛かってしまった。急いで手を洗ったのは言うまでもありません。ご注意願います。)

フューエルワンを投入したら車体をシェイクします。

正常な状態で入れたならそんなことはしなくても良いと思うのですが、
劣化したガソリンのベトつきを溶かすなら振った方が良い。
センタースタンドを立てたまま前後に揺らしたり、手押し歩きからのフルブレーキングでタンク内がジャポンジャポンと音を立てる。
ちなみにフューエルワンはがっつり余りましたので、


そのままクルマに入れました。先日満タン給油したばかりでしたので。

からっぽです。

そのまま20分ほど放置。

過去に10万キロのクルマにフューエルワンを試したこともありました。

エンジンが掛かった!!

20分後、
セルを押して、
ボッボッボッ、
アクセルをクイクイしたとろこ、
ドッドッドッドッドッドッドッ!!
やった!
エンジンが掛かった!!
のも束の間、セルを離すと
ドッドッ・・ドッ・・、ドッドッ、
ストン。
エンストですがな。
うーむ。アイドリングがまったく安定せず。
よってマフラーの排気も、ボンボンばかボン、ばかボンボンと変なリズムを刻んでいる。明らかに不調。

とりあえず、アクセルにて回転を上げてあげないとエンストしちゃうという状況。

とりあえずヘルメットを被って町内をぐるぐる回ってバッテリーに電気を貯めながら、アクセルもクイクイ。
ちょっとした直線でフルスロットルを試したら激しいノッキングとまでは行きませんが、スムーズさが少し掛けておりパワーが出ず30km/hちょっとしかスピードが伸びない。不調です。
とりあえず走れる状態ではあるので、5km先にあるレッドバロン札幌店までオイル交換に行きました。

到着。

とりあえずスタッフさんにオイル交換を依頼。
メカニックさんがピットにスマートディオを移動。
で、スタッフさんに事の顛末を伝えたところ、
「 燃料添加剤の影響でエンジンが掛かったかもしれませんが、燃料タンクを振ったことが一番の理由かもしれません。ただ正直点検してみないと何も言えませんね 」とのこと。確かに。
とりあえず、もう少し走らせて燃料を減らしてから満タンにして様子を見ることに。
( 今すぐ満タンにしちゃうとフューエルワン濃度が薄くなっちゃうので。)
オイル交換作業中に店内を物色していたら、
フューエルインジェクション仕様のマジェスティ125FIを発見。ちなみにお値段17万円。
以前来た時はキャブ車のコマジェがありましたがFI仕様の実車は初めて見ました。
で、その横にはトリシティ125が。フロントのボリュームが本当に大きい。ただ足元が狭くて窮屈というデメリット。
さらに新型?のホンダのモンキー。分厚いシートクッションがいかにも乗り心地が良さそう。
125ccは所有することを考えると安く済むのが良いとろこ。
キムコのダウンタウン125( カワサキ J125 )やSYMのジョイマックス125、クルシム125といった海外125ccビッグスクーターが欲しいですけど価格がねぇ・・・。
さて、オイル交換が終わりました。工賃は630円。

令和一発目の交換でした。オイルリザーブ残量は5.4リットル。あと9回も交換できちゃうのか( 笑 )

帰宅後はついでにクルマのオイルレベルをチェック。

クルマのエンジンにはワコーズのeクリーンプラスを入れてフラッシング中です。まぁ入れる前からカムシャフトは綺麗だったんですが。

F1とアイルトン・セナの影響でホンダが好き。ただ中学生の頃はヤマハのTZR50のカラーリングがカッコ良かった。( スズキのRG50ガンマ?の青いカラーリングも今見るとステキ )

カワサキのエリミネーター125は地味に乗ってみたいと思ってました。
スズキのGZ125は一昨年走っているのを目撃した。

そうそう、スマートディオのナンバーが日に焼けてしまってこの通り。
整備不良で捕まっちゃうのかしら( 笑 )

ただ、50ccと125ccの税金は400円しか違わないのでボアアップなどをして125cc登録しちゃおうかと。
制限速度30km/hはちょっと厳しいので。

次の日、アイドリングが安定
翌日、8,835km から 8,866kmまで走行。

出だしこそ、止まれの標識で一時停止した途端にエンストしましたが、
距離にして30kmほどフルスロットルの全開走行を続けた結果、
信号待ちでもエンストしないようになりました。
よかったー。
私のように「セルは回るけどエンジンがグズって始動しない」症状の方はお試しあれ。
¥1,580
点火系の汚れを除去
ガソリンを爆発させてエンジンは回るワケですが、爆発を繰り返す燃焼室ではインジェクションなどの点火系部品が絶えず汚れ続けます。
その汚れを取り除いて本来の正しい着火性能を取り戻し、パワーと燃費を復活・維持してくれる燃料系洗浄の添加剤。
ガソリンでもディーゼルでも使えます。2回連続で使うと汚れは大幅に除去されるとメーカーのグラフ説明がありますので、買うなら2本セットで。
また中古自動車にありがちですが、エンジンを掛けない状態が半年くらい続いてしまうとガソリンが劣化して燃料ラインがベトベトになります。エンジンがスムーズに始動しなくなる。そのベトベトを除去してくれる薬としてもフューエルワンは重宝されています。























