限定解除の5時間目でようやくスムーズにサイドスタンドを畳むことができるようになりました。
コツは簡単。ハンドルを曲げるだけ。
用法をかんたんに紹介します。
最初に教えてくれればいいのに。
目次でございます。
普段は乗車してからサイドスタンドを解除しています。
私は普通自動車免許を持っています。神奈川県に住んでいたとき通勤の足として50ccの原付スクーター・スマートDioを購入。2001年製
それを北海道に持ってきて、今も保有しています。ただしこのスクーターにはセンタースタンドのみでサイドスタンドがありませんでした。
ちなみにわたし個人のセンタースタンドの解除方法。
平地で進行方向にきれいに停車させている場合のやり方として、
① フロアステップをまたぐ
② そのまま座る
③ 両足のつま先とハンドルで車体を後ろに引く
④ 戻すチカラを上乗せして前方に体重移動させてガッコンと解除
場合により、
① 立ったまま
② ハンドルの左右を持ち
③ 前方に押す
という方法もやりますが、大抵の場合は先に座りたい。
その後、125cc小型自動二輪AT限定免許を取得。
教習車両のアドレス125ではセンタースタンドしかありませんでした。
で、小型免許取得後にレンタルしたPCXにはサイドスタンドが。初めてのサイドスタンドとのファーストコンタクト。
解除の手順は原付の時と同じで、座ってから解除です。
手順としては、
① フロアステップをまたぐ
② そのまま座る
③ 右足を地面に着けて、右に車体を傾ける
④ 左足のかかとで、サイドスタンドを払って解除
降りるときも座った状態で掛けます。
座った状態、つまり両足でバランスを取っている状態から片足でサイドスタンドを掛けたり外したりする方が安定感があります。
立ちコケすることがまずありません。
なぜ、立った状態からサイドスタンドを解除しなければならないの?
動画で知り得た知識ですが、現在のバイクはサイドスタンドを解除しなければエンジンが掛かりません。安全上の理由でこのような機能が備わっています。
が、昔のバイクだと解除しなくてもエンジンが掛かっちゃう。
すると以下のような事故が発生。
① そのまま走り出す
② 左コーナーを曲がる
③ 地面にサイドスタンドが引っかかる
④ コンクリートにキスをした( アンダルシアに憧れて )
けっこう多発したらしい。
よって教習所ではそのような事故になることを防ぐために立った状態で、サイドスタンドを解除するのがお約束です。
それから2020年。今現在日本で販売されている新車のバイクで、サイドスタンドを畳まなくてもエンジンが掛かってしまう車種はほぼ無い。
大型自動二輪AT限定免許が何十年も650ccまでという排気量制限があったのと同じく、この立ちながらサイドスタンド解除という行為も時代遅れの悪しき仕来り(しきたり)なのではないでしょうか( と、個人的には思います )
安全を教える教習所で、立ちコケの可能性がある立ったままのサイドスタンド解除は。
簡単なスクーターのサイドスタンド解除手順
私は400ccのスクーターにまったく慣れていないために、倒れたスクーターをスムーズに起こせなかったり、サイドスタンドを解除するのが下手だったり。
毎回「 ふん! 」と全身にチカラを入れて右側に倒しすぎないように車体を押していました。疲れる。
サイドスタンド解除のコツについて教官からの指示はありませんでした。なんでやねん。
仕方がないので、先日の4時間目が終わったあと家でYoutubeを見ました。他校の教官から学びます(笑)
すると目から鱗が落ちるような動画を発見。( スクーターではなくMTのCB400 )
その教官が言うからには、停車時にハンドルを切った状態にする理由は、
前方に進んでしまう事故を防ぐためのブレーキ。
また、速度ゼロでハンドルを切ると切った方向にバイクは倒れますが、この場合は左側にあるサイドスタンドが邪魔をして倒れるのを防いでいます。
倒れようとする車体のチカラと、それを倒さないように押し返すサイドスタンドのチカラで安定状態で駐車することが可能になります。科学的には作用反作用の効果らしい。
いろいろ言いましたが、ブレーキのためにハンドルが左に切られているワケです。( あまのじゃくな人はブレーキ効果だったら右に切っても同じでしょ、と。上でチラっと言いましたが切った方法に曲がる倒れるチカラが発生する、発生しやすくなります。せっかく車体が左に傾いているのにハンドルを右に切っちゃったら相殺される感じで安定性に欠けるのです。だから左に切る。 )
で、
サイドスタンドを解除する手順。
① ハンドルを右に切ります( ブレーキ握りながら )
左側へ倒れようとする車体のチカラが抜けます。重いですが根性で切りましょう。
② ハンドルをかるく右側に押す
するとどうでしょう、ふわりと車体の傾きが直ってスクーターが立つではありませんか。チカラなんて全然入れていないのに車体が立った!?
右にハンドルを切ることで車体には右に倒れようとするチカラが発生します。
が、車体はサイドスタンドの左側に軽く傾いているので右側に倒れることはありません。
しかし、人間が右側にちょいと押すチカラを上乗せしてやるだけで均衡が崩れちゃう。それくらいハンドルが切られている方向への倒れようとするパワーが膨大ということなのかしら。
③ サイドスタンドをチョンと外す
車体が立っている間に、右足もしくは左足でサイドスタンドを払います。
スクーターから降りる際のハンドルは右
ちなみに、降りる場合、
右に切った状態でハンドルを持った状態で降りてみてください。スムーズに降りられるハズです。
左に切った状態で降りようとした場合、左側に倒れてくるのでツライはず。なぜなら降りる方向は左側、よって車体は左に倒れようとします。そこに左にハンドルを切っていると左により倒れようとするチカラが発生してしまします。だからツライ。
降りてサイドスタンドを掛けたら、しっかりハンドルを左側に切ることをお忘れなく。