私は北海道に住んでいます。
築40年の気密性の悪い木造一戸建てに住んでいます。
8畳の和室で使う石油ストーブとしてコロナを買いました。(*^^*)
購入した3つの理由を説明します。
火力セレクトはポータブル石油ストーブ( ファンヒーター )の革命だと思う。(゚∀゚)ノ
写真は古いですが、最新機種と機能はほぼ変わりません。
( 詳細はこちらのページ )
目次でございます。
コロナ石油ストーブを購入した3つの理由の目次
私が購入したコロナの石油ストーブ
VXシリーズ
FH-VX3615BY パールホワイト
後ほど説明しますが、このVXシリーズは2番目に高いストーブです。
が、
1番高いWZシリーズ
そしてこのVXシリーズは
買わなくていいです。
その理由も以下で説明しています。
オススメは、
・SRシリーズ
・STシリーズです。
1.最大の理由。「 火力セレクト 」で空気が汚れない
購入理由、その1
この機能が付いているという理由で、コロナを購入しました。
「 火力セレクト 」について説明します。
セーブ運転の欠点
設定温度よりも、
・1~2度ほど上昇したら自動消火。
・低下したら自動点火。
部屋を適温で維持する機能を、
- セーブ運転
- セーブモード
- エコモード
などと呼びます。メーカーにより様々です。
機能だけを見ると、
「 とても快適な機能 」だと感じるのですが、ところがギッチョン
気密性の悪い部屋で使うと苦痛です。
気密性が悪いということは、
暖かい空気が逃げやすく、
部屋が冷めやすいということ。
具体的にはこんな状況になってしまう。
↓
↓
設定温度に到達、消火
↓
すぐに冷めて、点火
↓
暖かくなって、消火
↓
またすぐに冷めてしまうから、点火
↓
暖かくなって、消火・・・・・。短いスパンで消火・点火を繰り返すため、消火時のニオイが部屋中に充満
↓
とても息苦しい ( 空気が汚れる )
セーブ運転の欠点は、
気密性の悪い部屋で使うと、消火・点火を短い時間で繰り返すため空気が汚れやすいということ。
火力セレクトで消火せず適温が維持できる
気密性の悪い木造の部屋でポータブル石油ストーブを使うと、以下のように適温維持に苦労します。
- 設定温度を上げたら暑くて快適ではない
- 低く設定すると「 もう少し暖かくしたい 」とジレンマが発生。
- セーブ運転すると一酸化炭素中毒になりかける(笑)
ハッキリ言ってものすごい不満でした。
「 火力を一定で連続運転できるストーブってないの?? 」と。
その願いに、コロナが応えた!!
それが、
「 火力セレクト 」 です!!
3段階の火力 ( 弱・中・強 ) を選ぶだけ。
その後は、設定温度に関係なく火力を維持し続けてくれます。
個人的には、3段階ではなく5段階あればいいのに、と思ってますが、当面の不満を解消してくれたありがたい機能です。
この機能だけでも、買うに値します。
古い木造建築や、和室といった気密性が低い部屋には打ってつけの機能です。
気密性の悪い部屋だと、弱で過ごせるのは札幌だと10月~11月まで。逆に気密性の高い部屋・RC構造であれば12月も弱で過ごせると思います。
気密性について
※ 余談 ( 忙しい人は飛ばしてOK )
2010年、こんな実験がありました。
- コンクリート住宅
- 木造住宅
室温が低下する時間を調べた、気密性テストです。
外気温:5℃
室 温:20℃その状態から、コンクリート住宅と木造住宅にて暖房OFFにして1週間ほど家を放置。
換気は、室内の1/2が継続される。
実験結果
経過時間 | RC建築 | 木造建築 |
---|---|---|
24h | 17.3 度 | 8.1 度 |
48h | 15.2 度 | 5.6 度 |
72h | 13.4 度 | 5.1 度 |
96h | 11.9 度 | 5.0 度 |
7日後 | 8.9 度 | 5.0 度 |
コンクリート住宅にするだけで、それだけで温かく冷めずらい家。
ちなみに夏は涼しく快適です。友人の家がコンクリート住宅なので身を持って体感しています。
家を建てたいけど、コンクリート住宅の2階建てだと予算が。。。というのであれば、平屋のコンクリにしましょう。狭いですが快適に一生過ごせます。エネルギーコストも少なくて済みます。
逆に北海道で、
- 木造
- 吹き抜け2階建て
- 寒冷地エアコンのみ
っていう組み合わせは、絶対にありえない。
建ててから、
- 寒い
- 部屋の上だけしか暖かくならない
- 電気代が高い、灯油ストーブのようなパワーが無い
と後悔している人がいっぱいいる。
ヤフー知恵袋に失敗談がたくさん転がっているというのに、「 憧れて建てたけど住み辛い、なんとかなりませんか? 」という質問が後を絶たない・・・。
コロナのエコモードは少し、賢い?
コロナも他社も結局、セーブ運転は気密性が悪い部屋だと使いづらい。
ただ、コロナのエコモードは少し賢い制御をしていたのでちょっと紹介させてください。
コロナではセーブ運転のことを、ECOモードと呼んでいます。
他社のセーブ運転は設定温度を元に稼動しているのですが、コロナの場合だとボタンを押すと20度に設定されます。
火力は最大の60%に抑えられて運転します。
他社のストーブのように設定温度を超えたら消火・超えないならその温度まで上昇ではなく、設定温度周辺になったら適温を維持しようと火力を自動調節しだします。
室温がプラス3度の23度まで上昇した時点で消火。設定温度になると点火します。
恐らく、気密性の高いコンクリート住宅・RCマンションの部屋なら、めちゃくちゃ快適に過ごせるハズです。
ちなみに、設定温度を1度下げることで、10%の灯油を節約することが可能です。
2.給油時に手が汚れない、「 よごれま栓 」
購入理由、その2
この機能も革命です。
通常、
灯油タンクが空になって給油する際は、タンクのフタを手で回して開けなければならず、灯油で手が汚れます。
が、
以下の写真のように、手を汚さずフタを開けることができ、同じく手を汚さずフタを閉めることが可能です。
この機能をコロナでは、
「 よごれま栓 ( 汚れません ) 」と呼んでいます。
ツマミを外側に引くことで、
フタがパカっと開く。
灯油で手が汚れない。
閉めるときは、パチンと音が鳴るまで押し込むだけで、握力の無い女性やお年寄りに大好評。
3.満タンで16日使える 「 低燃費 」
購入理由、その3
この低燃費性能は、先ほど紹介した 「 火力セレクト 」 に通じる特徴。
火力セレクトで、
最も火力の弱い 「 弱 」 を選択して、
1日8時間運転をした場合、
126時間・約16日利用可能という計算です。
中なら、
32時間、約4日利用可能となります。
北海道だと弱のみは無理ですが、東京あたりのコンクリートマンションでかつ中央部屋に住んでいるのなら弱だけでシーズン過ごせるのでは?と思っちゃう。
ちなみに、コストを考えると・・・。
灯油1リットル = 60 円
7.2リットル = 432 円
弱 126時間 = 432 円
弱 1時間 = 3.4 円
24時間付けっぱなしだと、
1ヶ月 720時間 = 2,448 円
2,448 円 = 41リットル
2017年・オススメのコロナ石油ストーブ
実は、私が購入したのは2015年モデルです。
2017年モデルではどのように進化したのか。ヤマダ電機のストーブコーナーにやってきました。
ヤマダ電機には去年の2016年モデルが・・・
で、実物のコロナストーブを見てみると・・・、
すべて、2016年モデルじゃねーか!!
型番に4ケタの数字、その右から2つは西暦を表しています。
上の22,800円のヤツだと、FHVX5716BY。よって2016年モデル・・・。
まぁ、現品限りですからねぇ。
実は、2015年と2017年モデルに違いはありません
とりあえず2017年モデルがなく、2016年モデルが展示されていたヤマダ電機。
仕方が無いので、2017年カタログを貰って帰ります。
で、2015年と2017年を比較してみます。
まったく、同じでした(笑)
新しい機能はありません。
液晶も同じ。
タンクの容量も同じ。
燃料消費量なども一緒。
電力消費量なども一緒。
違うのは、最高級モデルに新色が追加されたぐらいです。
まったく、同じでした(笑)
コロナの石油ストーブの製品保証は、製造日ではなくお店で購入した日から3年間の保証が適用されます。
よって・・・、
2015・2016・2017で性能・機能が同じなら、
年数は無視して、安いヤツを買いましょう。
コロナおすすめストーブ
6~ 15畳くらいの部屋を想定したオススメ・ストーブは以下の通りです。
すべて火力セレクト付きです。
私は、VXシリーズを使っています。
母は、SRシリーズを使っています。
この2点の使い心地から、
- おすすめストーブ
- おすすめしないストーブ
を紹介します。
1番・スタンダード小型SR
1番・スタンダード小型
SRシリーズ。
ポイントは、
- リモコン付で便利
- 価格が安い
5リッタータンクで軽い。女性やお年寄り向き。
木造9畳、コンクリ12畳まで対応。リモコン付きで非常に便利。
型落ちの18年モデルがお買い得。
機能について
機能については以下の通り、必要なものは全て装備されているので安心です。
- 火力セレクト
- よごれま栓
- 給油タンク5リッター
- 秒速7秒点火
- ecoモード
- タイマー
- ニオイカットメカ
- クリーン消火
- 静穏設計
- チャイルドロック
- 不完全燃焼防止装置
- 地震感知消火システム
19年モデルは、19,800円くらい。
18年モデルは、15,000円くらい。お買い得。
アマゾン送料無料
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2019年:FH-SR3319BY
色は、パールホワイト・シャンパンゴールドの2色。
2018年:FH-SR3318BY
色は、パールホワイト・シャンパンゴールドの2色。
2番・スタンダード・STシリーズ
2番・スタンダード
STシリーズ。
ポイントは、
- 価格が安い
- 給油タンクが7.2リッター
このSTシリーズ、上記のSRと異なる部分はリモコンが付属されていないこと。給油タンクが5リットルタンクではなく大容量の7.2リッタータンクであること。
リモコンの便利さよりも、給油回数の手間の少なさを選ぶならFH-ST3619BYをオススメします。
19年モデルは、20,000円くらい。
18年モデルは、18,000円くらい。
アマゾン送料無料
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2019年:FH-ST3619BY
色は、パールホワイト・シャンパンゴールドの2色。
2018年:FH-ST3618BY
色は、パールホワイト・シャンパンゴールドの2色。
3番・ハイグレード・VXシリーズ
3番・ハイグレード
VXシリーズ。
ポイントは、
- シャッター
- 操作ボタンが天井に設置
- 7.2リッタータンク
- 2019年モデルは液晶バックライト化
シャッターが降りている状態だと部屋のインテリアの邪魔にもなりません。さらに2019年モデルでは液晶がバックライト採用になり全体的にチープな感じがなくなりました。
操作面ではボタンが前方の側面ではなく上に設置されているので押しやすい。
VXシリーズ特有の機能について
消臭シャッター
シャッターは元々消火臭が拡散してしまわないようにニオイを閉じ込めるためのもの。ただニオイは隙間から漏れるのであまり意味がありません。スマートなデザインを実現するシャッターということで。
19年モデルは、25,000円くらい。
18年モデルは、19,800円くらい。お得です。
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2019年:FH-VX3619BY
色は、アーバンブラウン・パールホワイトの2色。
2018年:FH-VX3618BY
色は、エレガントブラウン・パールホワイトの2色。
18年モデルはバックライトがありません。
4番・フラッグシップ・WZシリーズ
4番・フラッグシップ
WZシリーズ。
ポイントは、
- リモコン付き
- 自動ルーバーで温風拡散
- 見やすいバックライト
- 7.2リットルの大容量
- 高級感のあるデザイン
高級感のあるデザインが好きならそれだけで買う価値があります。個人的には見やすい液晶バックライトとリモコンがポイント。FH-WZ3619BYではなく型落ちのFH-WZ3618BYがオススメ。
WZシリーズ特有の機能
足もとを暖めるトリプルフロー気流バー
ルーバーの付いていないスタンダード小型SRでも足もとは暖かったのすが、自動ルーバーが角度を付けて足元に温風を拡散してくれます。
省エネセンサー
広いリビングで常に付けっぱなしの家庭では便利な機能。小部屋で使ったとしても消し忘れを短時間で防げるので良い。
光触媒除菌・脱臭フィルター
空気清浄機のプラズマクラスターかナノイーで十分かしら。フィルター程度では消火時のニオイの劇的な低減はできません。
においとり触媒
未燃焼ガスのニオイを無臭にする機能ですが、VXシリーズで試したら消火時のニオイはきっちり出るのであまり意味が無かった。
10畳タイプは、19年モデルが、34,000円くらい。
18年モデルが、28,000円くらい。お得です。
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2019年:FH-WZ3619BY、
色は、ナイトブラック・アーバンブラウン・エレガントホワイトの3色。
2018年:FH-WZ3618BY。
色は、バイオレット・エレガントブラウン・エレガントホワイトの3色。
灯油ポリタンクの結露に注意!? ← 記事です。
ストーブを片付けるなら、固定タンクの灯油を抜きましょう!!
灯油の処分方法と、ストーブのしまい方 ← 記事です。