古い情報で申し訳ないのですが、
2009年に友人が新車を購入。
ランドローバー社のディスカバリー3です。
エアサスの乗り心地の良さを痛感させられた高級4WDでした。
ランドローバーって何?
そもそも、
2009年に友人が乗って尋ねて来るまで
ランドローバーという存在は、
名前は聞いたことがあるけど、
- どんなクルマを販売しているメーカーなのか?
- どこの国のメーカーなのか?
サッパリ知りませんでした。
で、調べたら以下の通り。
生まれはイギリス。
ローバーというイギリスの会社があって、
そのローバー社が開発したのが、四輪駆動のランドローバーというクルマ。
ランドローバーは、
会社の名前ではなくて、
クルマの名前。
その後、
ローバーの親会社は、二転三転するわ、
民営化 → 国営化 → 民営化となり、てんやわんや。
で、
途中、親会社だったブリティッシュ・レイランドが、
ランドローバー社
という名前の、
子会社を作りました。
( ランドローバー社の誕生。 )
その後、
ランドローバー社は
ドイツの
BMWに買収される
のですが、
BMWからフォード、
フォードからタタ・モーターズに。
売却に次ぐ売却で今に至ります。
ランドローバー社は現在、
インドの
タタ・モーターズの子会社
ということに。
どんなクルマを作っている?
社名になる以前に存在していた、
ランドローバーというクルマはゴツいジープ的なクルマでしたけど、
現在のランドローバー社が製造しているクルマは
大きく分けて4通り。
- レンジローバー
- レンジローバーイヴォーク
- フリーランダー
- ディスカバリー
レンジローバー
ランドローバー社が作るクルマの中で、
最高級。14,000,000円
レンジローバーは、
別名、砂漠のロールス・ロイス。
イギリス王室で愛されているクルマです。気品ある由緒正しきSUVと言いましょうか。
確かに王室の人が乗っていたとしても、溶け込む何かを感じる。
ちなみに、足を固めてスポーツ性を強めたモデルや、プラグインハイブリッドモデル、デザインを洗練させたヴェラールというタイプも存在します。
日本の大きいクルマと言えば、トヨタのランドクルーザーですけど高くても700万円。レンジローバー1台分で2台買えちゃう。
ランクルの大親分、レクサスLX570でも11,000,000円。
ただ、レクサスLXのデザインで日本の天皇陛下や皇族たちが乗っていたら絶対合わない。高級車たる煌びやかさはあるけど気品・清楚・厳粛というイメージが無いもの。
悪く言えば、イカツイ。
セダンならセンチュリーがあるんですけどね。
レンジローバーイヴォーク
オフロード性能とは反した、
コンパクトSUV。4,600,000円
レンジローバー・イヴォーク。
レンジという名前が入っているので、上記で紹介した最高級レンジローバーの小型タイプかと思いきや、
その正体は、以下で紹介するフリーランダー2のプラットフォームを利用した、ランドローバーのコンパクトSUV。
車高を低く、屋根も低く、スタイリッシュさを全面に押し出されたそのデザインを楽しむ大人のオモチャ。よってオフロードで無茶して遊ぶ車ではありません。
5ドア以外に、SUVには大変珍しい3ドアタイプも販売。
ただ、イヴォークと聞くと、酒飲んで運転して赤信号の渋滞にガンガンつっこんでいったアホなドライバーのニュースを思い出してしまう。
ちなみに、2009年では友人はディスカバリー3でしたが、2018年にこのイヴォークになりました。車検代が40万円だったので泣く泣く乗り換えたとか。
フリーランダー2
個人的に1番好きなデザイン。
エントリーモデル。3,900,000円
メルセデスベンツがAクラス、
BMWが1シリーズならば、
ランドローバー社のエントリーモデルはこのフリーランダー2がそれに当たります。
初代のフリーランダー、そしてこのフリーランダー2も2014年に生産が既に終了しているモデルです。
エントリーモデルはコンパクトなものが多いものですが、
そこはSUVのランドローバー社。
このフリーランダー2は
横幅が、191cm。
タテじゃありません。ヨコです。ヨコ。
- 高さ:170cm
- ヨコ:191cm
- 全長:450cm
- 重さ:1920kg
まぁ、大きい。
最終モデルは2リッターターボ4WD6ATで、240ps/34kgm。これだけトルクフルなら走り出しも軽やか。燃費も10km/L
ディスカバリー
で、真打登場。
ディスカバリー(5)。8,500,000円
ちなみに、廉価版のディスカバリー・スポーツというのが4,400,000円で発売してますけど、
ディスカバリーの醍醐味はオフロード性能ですのであまり人気がありません。
スポーツやスタイルを考えるのであればイヴォークがありますし。足が硬めなので乗り心地もね・・・。
で、このディスカバリーという名前のクルマ。
- 初代ディスカバリー
- ディスカバリー2
- ディスカバリー3
- ディスカバリー4
と、モデルチェンジを繰り返して、
最新モデルが、ディスカバリーとなりました。
ディスカバリー5ではありません。
2までは庶民的な価格でしたが、
3から高級路線に。
とは言っても、世界最高峰のオフロード性能を味わえるモデルということもあり、
オフローダーにとっては最終目標のクルマに設定されていることでも有名。
ディスカバリー3がやってきた。
で、2009年の4月に友達から1本の電話が。
なんでもクルマを新しく購入したとか。
で、やってきたら
ディスカバリー3でした。
私の身長は172cmですので、その大きさにビビる(笑)
高さ188cmは流石にデカイと感じた。
笑っちゃったのが、ディスカバリーの視線の高さ。
ソニカや一般的なセダンの屋根より高いアイポイント。
これはさぞ見晴らしが良いのだろうなぁ、と。
これだけ大きければ、例えトラックとぶつかっても生存率はかなり高い。
燃費は悪くなるけど、死んじゃったら何にもならないし。
ソニカを積めそうです(笑)
リアのデザインも落ち着いていてスゴイ好き。
ちなみに友人が購入したのは、
SEというグレードで中間モデル。
グレード | 価格 |
---|---|
S | 5,700,000円 |
SE | 6,900,000円 |
HSE | 7,900,000円 |
ちょっと足を伸ばして、
別の共通の友人が働いているエネオスへ。
高さは188cmありますけど、洗車機には入ります(笑)
というかボンネットの位置が高い。
で、試乗させてもらったインプレッションですけど、
軽自動車のヨコ幅147cmから、
ディスカバリー3の190cmに乗り込むと、横幅の間隔を掴むのに非常に苦労しました。
北海道の道路は、雪を捨てるスペースが考えられているので東京と考えると信じられないくらい道路の幅はあるんですけど、
まぁ、慣れるまで怖いこと怖いこと。
で、慣れてくると分かるのが
まず、静粛性の高さ。
4リッターV6エンジンが発生するトルクのおかげでエンジンは回らないのに力強い。
ボディ自体の静穏性も高いのですれ違う車の風を切る音やロードノイズもかなりシャットアウト。
そして、運転のし易さ。
横幅の間隔は厳しいのですけれど、アイポイントが高いとこんなにも運転が楽になるのか!?とまさに目からウロコの体験であり、ショッキングでした。
長距離移動も楽々で、どんどん遠くに行きたくなるクルマです。
フォルクスワーゲンのゴルフでも静粛性が高いし、ボディ剛性も高いし、DSG+TSIによるトルクフルでレスポンスの良い走行ができます。同じく長距離をどこまでも走りたい気分にさせてくれますが、
アイポイントの高い、ボディが大きいディスカバリーに乗ると霞んでしまう。
で、
乗り心地の良さ。
それこそセダンとクロカン4WDの中間であるSUVの場合、
日本車だと乗り心地が悪いのが一般的。
ランクルやパジェロといったクロカン4WDだとオフロード性能の都合上、ソフトなんですけど。
ディスカバリー3はSUVというよりも、クロカン4WDなので元からソフトであるとは思っていましたが、
適度に硬いのに不思議と柔らかい乗り心地。なんだこれ!?
と感じたのは当たり前で、エアサスですもの。ディスカバリー3の全てのグレードで。
正直、実燃費はゴニョゴニョ。
エアサスが壊れると修理代がゴニョゴニョ、ですが
その快適性には下を巻きました。
ディスカバリー3でコレだけ良ければ、
王室御用達のレンジローバーはいったいどんな感じなの!?と思わずにはいられません。
ちなみに、友人はオフローダーなので山林などでも走ってますけど、
砂浜で遊んでいた際、2,500kgの自重が影響して砂に埋まってオーナーサポートで救出されていたのは内緒です(笑)
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で、ここまでが2009年当時の感想ですが、
2019年に付け加えるとしたら、
初代カイエンよりも運転しやすい
でしょうか。
ポルシェカイエンも、ディスカバリー3も横幅は190cmです。
なのに、なぜかディスカバリー3の方が横幅の間隔が掴めやすいのです。
¥3,580
ハンドルロックでリレーアタックの防止。
色は、黄色のみ。
軽自動車でもスマートキーが当たり前の時代に、新しい盗難方法「 リレーアタック 」被害が増えました。
リレーアタックとは、専用機器でスマートキー電波をキャッチして解析。同じ電波を作ってロック状態のクルマに照射 → ロック解除&エンジン始動 → 盗難されるという被害です。
しかしこのハンドルロックがあればドアを開けられエンジンを始動されたとしてもハンドル操作ができないため逃走される危険は無くなります。
カギ2本付き
ポルシェカイエンで高速道路ドライブ ← 記事です。
ディスカバリー3から、
イヴォークに乗り換えました。