硬化してヒビ割れの冬タイヤ、ダンロップDSX2。
買い替え候補として、
アイス・エスポルテと、
ブリジストン・VRX。
購入したのは・・・?
目次でございます。
スタッドレスタイヤのゴム、発泡ゴム
現在のスタッドレスタイヤのゴムは、
- 普通のゴム
- 発泡ゴム( はっぽうゴム )
この2択です。
どちらを購入したとしても、1年目は大した違いはありません。
発泡ゴムの特徴は
「 柔らかい 」こと。
寒いとゴムは硬くなる特徴がありますが、
冬タイヤに使われるゴムは耐低温性があり、冷たいアイスバーンでも柔らかさを保ちます。
が、
発泡ゴムは
もっと柔らかい。
オートバックスのプライベートブランドは2つあり、
- 普通のゴム:ノーストレックN3i
- 発泡ゴム :アイス エスポルテ
この2つの違いは、柔らかさ。
店頭に展示されているタイヤを指で押していただければ、一発で違いを確認することができますよ。
ゴムの、特徴とデメリット
柔らかいと何が良いのか?
そして悪いのか?ですが、
要点を上げると、以下の4つ。
- 乗り心地がソフトになる
- グリップが良くなる
- ひび割れしづらくなる
- デメリット・タイヤが削れやすい
この4つ。
それぞれ説明します。
乗り心地について
もともと、冬タイヤは
夏タイヤよりもサイズを小さくするのが普通。
例えば、夏は16インチだけど
冬は15インチだったり、14インチだったり。
変なサイズを意図的に選ばない限り、インチサイズが小さくなるとタイヤの厚みが増える傾向になるため
冬タイヤに交換するだけで、
「 乗り心地がソフトに柔らかくなった♪ 」
と喜ぶユーザーさんが多いのはこのため。
確かに発泡ゴムと普通のゴムでは、手で押すだけで柔らかさの違いが分かるほど明確であり、
乗り心地は衝撃を吸収する分、柔らかくなるのですが、
1時間前までは普通ゴム冬タイヤ → 1時間後、発泡ゴム冬タイヤへの乗り換えといったケースじゃないと正直分かり辛い。
ただ、そんな人は稀でしょう。
夏タイヤ → 発泡ゴム冬タイヤへの乗り換えだと、発泡ゴムの柔らかさを体感することはほぼ不可能。
路面のグリップについて
タイヤが柔軟になる分、
路面との接地面積が増えるのでグリップ力が高くなる。
信号待ちからの発進でタイヤが空転しますが、これはグリップ力が足りない場合がほとんど。
グリップすればするほどスタートが楽になる。
ただ、グリップ力が高いと燃費には悪影響。
ひび割れについて
ゴムの柔らかさの秘密は、油分。
その油分が経年劣化で飛んでしまう。
揮発して油分が無くなると柔軟性が無くなりゴムが硬くなる。硬くなると伸び縮みに耐えられずヒビが入る仕組みです。
発泡ゴムは従来のゴムに比べて、
油分で柔らかさを実現しているのではなく、肉眼で確認できないほどの無数の気泡がゴムの合間合間に入り込んでいるため気泡の無いゴムと比較した場合、柔軟性の高いゴムになります。
とは言え発泡ゴムもゴムですので揮発して油分が飛べば硬くなりますが、気泡は揮発しませんのでその分やはり柔らかい。だから硬くなり辛い。
長持ちの理由がココにある。
デメリット・タイヤが削れやすい
そのまんまですね。
ゴムが柔らかいとアスファルトなどの抵抗・摩擦によって、ゴムがより削れやすい・摩耗しやすいのは簡単に想像できるかと。
少なくともエコではありません。
アイスエスポルテは、買いか?
プライベートブランドなので、
- ブリジストンの、VRX,VRX2
- ダンロップの、ウィンターマックス
- ヨコハマの、アイスガード50,60
- トーヨーの、ガリットG5
- ミシュランの、XICE
といった、国産・外国産スタッドレスメーカーのタイヤよりも
安く購入できるのがポイント。
製造メーカー | タイヤ銘柄 | 開発年 | 4本価格 | amazon 4本 |
---|---|---|---|---|
オートバックス | アイス エスポルテ (ホイール付き) | - | 24,980 円 | - |
オートバックス | ノーストレックN3i | - | 17,380 円 | - |
トーヨー | ガリットG5 | 2009 | 29,920 円 | 22,000 円 |
ブリジストン | ブリザックVRX2 | 2017 | 54,120 円 | 37,200 円 |
ブリジストン | ブリザックVRX | 2013 | 47,780 円 | 20,000 円 |
ダンロップ | ウインターマックス02 | 2016 | 54,120 円 | 28,000 円 |
ダンロップ | ウインターマックス01 | 2012 | 46,420 円 | 17,200 円 |
ヨコハマ | アイスガード60 | 2017 | 49,805 円 | 34,000 円 |
ヨコハマ | アイスガード50プラス | 2015 | 48,400 円 | 21,200 円 |
ホイール無しで、16,800円。
ホイールセットで、24,980円。
あとは、購入基準。
常時雪が積もっている環境なら、
→ アイスエスポルテ
雪は降るけど、乾燥路面が多いなら、
→ ノーストレックN3i
という基準で購入すれば大丈夫。
冬タイヤのダメな使い方、保管の仕方。
1番ダメな使い方が、
距離を走る人で、
- 乾燥路面が多い環境で、
- 柔らかいアイスエスポルテを使う
という組み合わせ。勿体無いにもほどがある。タイヤはどんどん削れていきます。
そんな人は、アイスエスポルテではなく、ノーストレックを選ぶこと。
ただし、
- 普段はそんなに乗らない。
- 乾燥路面が多い環境。
- でも、タイヤを長持ちさせたい
というユーザーであれば、発泡ゴムのアイスエスポルテをオススメしたいです。
アスファルトが見えてるけどそんなに乗らないのであれば、削れやすい発泡ゴムであったとしても、柔軟性=長期使用に耐えられるアイスエスポルテで決まりです。
アイスエスポルテは、
買いです。
普通に4年は問題無く使えます。
( シーズンOFFでは、高温になる場所での保管は避けて、空気を抜いて保管してください。 )
なぜ空気圧を抜いて保管するの?
夏タイヤから、冬タイヤに交換。
冬タイヤから、夏タイヤに交換。
タイヤ交換ですが、大抵の人がそのまま車庫や倉庫にタイヤを保管しちゃう。
何か忘れていませんか?
そう、
空気を抜くこと。
考えてみてください。
ゴムがパンパンな状態で6ヶ月保管し続けた場合と、
少し空気を抜いて、ゴムに掛かる圧力を抜いた状態で保管したのでは、
どちらがゴムの品質を保てるか?
特に、パンパンな状態で保管すると、油分の揮発を促進させちゃう原因になります。
2013年以降の軽自動車の空気圧
あまり知られていない事実
なんですが、
エコカーってあるじゃないですか。
- エンジンの、燃焼効率
- 駆動力の、伝達効率
- 回生ブレーキによる、発電
ほぼこの3つを駆使して、燃費が良いのがエコカーです。
究極はEVの電気自動車だったり、ハイブリッド。
で、
軽自動車でもこの3個は当然当てはまりますが、
4個目の存在
はご存知でしょうか?
それは、
工場出荷時から、
タイヤの空気圧が高いこと
です。
以下を見てください。
2006年製のダイハツ・ソニカ
夏タイヤ:155/65/R14
空気圧:2.0 kgf
----------------
2019年製のダイハツ・ミライース
夏タイヤ:155/65/R14
空気圧:2.6 kgf
----------------
0.6 kgf
上昇してます。
0.2 kgf 上昇させただけでも、一般的に乗り心地が硬くなるのが分かります。
それが、0.6 って。
タイヤの空気圧を高くすると、
- 路面との設置面積が、減ります。
- すると転がり抵抗が、減ります。
- すると当然、燃費が良くなります。
が、以下のデメリットが発生。
- 乗り心地が、悪くなる
- タイヤが、減りやすくなる
弊害です。弊害。
で、パンパンな状態で保管するとどうなるかは、先ほど説明しましたね。
油分の揮発を促進させて、結果、ヒビが入りやすくなる、と。
最近のエコカーは、猫も杓子も空気圧が高いです。
特に軽自動車はその傾向が顕著。
ダイハツのタント・ムーヴ然り、スズキのスペーシア・ワゴンR・アルト然りです。
よって、夏タイヤ・冬タイヤ限らず、
保管する場合は
必ず空気を抜きましょう。
自宅でタイヤ交換する場合は、空気入れが無ければなりません。
購入することをオススメします。
¥980
空気圧を計って燃費対策
自動車の電装部品で有名なエーモン。そのエーモンが販売しているタイヤの空気圧チェッカーです。
ホース付きのエアゲージなので取り回しが楽で簡単に計ることができますし、空気抜きボタンが付いているため空気圧が高まっている場合は簡単にそして正確に空気を抜くことができます。
¥15,800
安心の日本製、電動空気入れ
電動工具の世界的メーカー、日本のマキタ。そのマキタが作る電動の空気入れです。
バッテリと、充電器と、ケースのセットがMP100DSHになります。
- 空気入れ本体 MP100DZ
- バッテリー BL1015
- 充電器 DC10SA
手動の空気入れポンプやシガープラグの電動空気入れは不具合多発で使えません( 大自工業メルテック・大橋産業BAL )
その点、世界に誇るメイドインジャパン総合電動工具メーカーマキタの電動空気入れは品質が違います。
確かに価格は高いのですがマキタブランドの故障率の低さで何年間でも確実に空気を入れることができることを考えるとお買い得です。( マキタのインパクトレンチに使われている電池とは仕様が異なります )
バッテリーは、タイヤの空気が全く入っていない状態から2本分充填できます。よって元から空気がある程度入っている夏タイヤ←→冬タイヤ交換時の注入であればバッテリー切れの心配はありません。
また、保管する際は、空気を抜くのはもちろん
極力タテ積みは避けたほうがタイヤは長持ちします。
アイスエスポルテと、ブリザックVRX
で、私もオートバックスに赴いて購入を検討したんですけど、
結局、
アマゾンで安心と実績のブリザックVRXを購入してしまいました。
だって、安いんだもの。
年収300万円以下の私には
4本 20,000円という安さは魅力的。
VRXを購入しました ← 記事です。
ただし、
私の場合は、20年以上の付き合いのあるガソリンスタンドにて、
- ホイール組み換え
- バランス測定
- 交換
- タイヤ処分
- エアバルブ代
11,000円の作業工賃を、お安くして貰ったからできることであり、
スタンド持ち込み!タイヤ交換してきました ← 記事です。
それが出来ない場合はオートバックスで、
- ホイール付き4本 25,000円
- 組み換え/バランス 4,000円
- 古い冬タイヤ・ホイール処分 4,000円
合計33,000円で、購入・組み換え・処分をまとめてやるほうが良いです。
あと、
ホイールはそのまま使うけど、タイヤだけ交換する場合は
エアバルブ
も交換しましょう。
エアバルブもタイヤと同じゴム製です。経年劣化でヒビが入ります。
タイヤが新品なのにパンクしている原因は、ほぼエアバルブ・ヒビ割れからの空気洩れ。
安いと1個200円、高いと500円くらい。
アイス・エスポルテのまとめ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
◆ 14インチ ◆
155/65
165/65
165/70
175/65
175/70
-------------
◆ 15インチ ◆
165/55
165/60
175/65
1本 ¥4,980
VRX 155/65R14
2019年の最新はVRX-2ですが、非常に高価。
出来の良いVRXはお値打ち価格で並行して販売されています。
安心なスタッドレスタイヤと言えば、発泡ゴムブリザックのブリヂストン。
1本 ¥7,000
VRX 165/65R14
1本 ¥7,800
VRX 165/70R14
1本 ¥9,500
VRX 175/65R14
1本 ¥8,000
VRX 175/70R14
1本 ¥12,800
VRX 165/55R15
1本 ¥10,500
VRX 165/65R15
1本 ¥10,000
VRX 175/65R15