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1パーキングに入れて、駐車ブレーキ
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2それでもタイヤ交換中は揺れる
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3揺れを抑える、タイヤストッパー
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4ウラ・オモテに注意
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5揺れないからジャッキの負担も減ります。
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6油圧ジャッキのオイル漏れ予防にも繋がる。
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7安全にタイヤ交換。あったほうが良い。
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8しかも、安いっ!!
パーキング&駐車ブレーキ、でも揺れてしまう。
タイヤ交換を短時間で済ませたい便利な工具と言えば、
- 油圧ジャッキ
- インパクトレンチ
ですが、車載パンダジャッキと片手レンチを使っていても
上記2つを使っていても注意するポイントは同じです。
それは、車体の揺れ。
タイヤ交換の手順は、シフトをパーキングに入れて、
駐車ブレーキ(サイドブレーキ)を掛けます。
クルマの取扱説明書もこのような説明です。
で、ジャッキアップします。
交換後、レンチでナットを締めます。
するとあら不思議。ブレーキを掛けているのに
車体は前に移動しようとする。
レンチのチカラを緩めると今度は、
元の位置に戻ろうと動いてしまう。
このような状況を、安全と言えるでしょうか?
言えないですよ。危険です。
この揺れによる悪影響は、
車体が揺れることにより、
ジャッキが想定していない横方向のチカラで負荷が掛かってしまうこと。
大き過ぎる力が掛かってしまうと当然倒れます。もはや事故。
急激な力でハブボルトにも負担が掛かります。
さらに倒れなかったとしても、ジャッキが曲がります。
純正ジャッキは見た目は堅そうでも、鉄板の厚みが薄いため柔らかい。
そんなジャッキに斜めに入力が掛かってしまうと当然歪みます。
これが油圧パンダジャッキだと、どのような現象が起こりうるでしょうか?
全体が歪むことで、オイル漏れを引き起こす原因にもなるワケです。
揺れると負荷が発生して、ジャッキが故障に一歩一歩近づきます。
おすすめタイヤ止め、タイヤストッパーV588
国土交通省と経済産業省は独自のタイヤ交換調査を行い、その報告書に
「 ジャッキアップをする際は輪止め(タイヤ止め)を使用すべきである 」
( 輪止め:りんどめ )
「 事前に輪止めを購入すべきである 」
という一文を記載しています。なぜか?
輪止めが無い状態でタイヤ交換を行った場合、
「 揺れてしまう 」ことを認識しているからです。
車載に輪止めを備付けている日本車は、調査時6%でした。
法律で自動車メーカーは「ジャッキ」を載せなくてはなりませんが、
「輪止め」の車載については現在も規定がありません。
自動車メーカーは負担を嫌がり法律で定められていないことはあえてやらない方針なのでしょう。うーむ。
( スペアタイヤが無く、パンク修理キットのみの場合はジャッキが無い場合があります。)
で、カー用品コーナーのある大型ホームセンターでタイヤ止めを買いに行きました。
最初に安くていいなぁ、と思って目についたのがコチラ。
エーモンの折りたたみ式タイヤストッパーE186
ただし、ペラペラ(笑)
大きな加重が掛かってしまった際に潰れたり歪んだりしてしまうことを懸念して、パス。
続いて登場したのがプラスチック製の輪止め。
トラックの運転手が良く前タイヤに装着しているアレです。
ただし、店舗の床に置いてみたところ、摩擦係数が少ないためか滑るんです(笑)
アスファルトの上に置いたところでどうだろう?と疑問になり、パス。
で、最後に目についたのがコチラ。
エーモン・V588 ゴムタイヤストッパー
なんと言っても摩擦係数の高いゴム( 合成ゴム )で出来ているので
「 ゴム製で滑りにくい 」のキャッチフレーズの通り、
まずズレたり滑ったりすることは無いだろうという目論見です。
高さは6cm。ちょっと小ぶりですが、
軽自動車はもちろん、17インチくらいまでのタイヤなら使えそうです。
ギザギザカットで路面&タイヤに噛みつきます。グリップに問題なし。
ウラ側には穴が開いてます( 地味にコストカット )
ちなみに2個セットです。
タイヤ止めの使い方
タイヤ止めを使う場所は、交換するタイヤの対角線上にあるタイヤに対して設置します。
タイヤ止め(輪止め)の基本的な使い方の順番は以下の通りです。
- パーキング&駐車ブレーキ
- 外すタイヤの対角線タイヤに輪止めを設置
- ジャッキアップ
- タイヤ交換
ジャッキアップの前に、タイヤ止めを設置するのがポイントです。
設置に関しては、上記でも説明したとおり
車体は前後に動きます。前後の動きを封じるために
タイヤをサンドイッチしております。
こちらは裏側。路面側です。逆向きに注意。
こちらの表側の状態で使いましょう。
タイヤ止め・タイヤストッパーV588のまとめ
続きです。
5回ほどレバーをキコキコするだけで簡単ジャッキアップ。
02.おすすめ油圧パンダジャッキ編。マサダMSJ-850は油漏れナシ ← 記事です。
11.まとめ。実際に使って良かったタイヤ交換の工具をすべて紹介 ← 記事です。