以前働いていた中古自動車屋のお客が、4代目ロードスターとBMWの2シリーズのカブリオレの購入で迷っていると入店してきた。
営業の人に頼まれて新型ロードスターの試乗を行ったのですが・・・。(^_^;)
試乗。4代目マツダ・ロードスターの6速AT
そもそものハナシですよ。
BMWのセダンと、マツダのアテンザを比較しているならまだ理解のしようがありますが、
NAエンジンの1500ccであるスポーツカーという位置づけのロードスターと、2リッターターボに、全域で使いやすい高トルク、ただスポーツ一辺倒の乗り心地ではなく、柔らかさしなやかさというジェントル気質も持ち合わせた2シリーズのカブリオレを比較するっていうのが、本当に理解できない。
絶対この客、BMWの試乗経験がないだろう。
金に問題がなければBMW。エンジン回してナンボという血気盛んな若者でなければ、いい年した齢50過ぎの小金持ちオッサンがBMWを選ばないワケがない。ロードスターを選ぶ理由が無い。
頭おかしいんじゃないのか?冷やかしか?と、正直思いました。
ロードスター | BMWカブリオレ | |
---|---|---|
価格 | 2,800,000 | 5,500,000 |
エンジン | 1,500ccNA | 2,000ccターボ |
馬力ps | 131 / 7,000 | 184 / 5,000 |
トルクkgm | 15.3 / 4,800 | 27.5 / 1,350-4,600 |
足回り | 硬いだけ | 扁平率が低いのにコンフォートな乗り心地がBMWの特徴。 |
この中古自動車屋っていうのがデザインの盗作までやり出したなんでもありの軽自動車メーカー系の店です。で、頭がおかしいと思った客というのがここで新車の軽自動車を購入した小さい建築会社のオーナー。
人間、小金を持つとワケのワカラン買い物の仕方をするもんだ。
中古自動車販売店っていうのは中古だけではなく新車も買えます。理由は、他の新車ディーラーで中古販売店が業社販売価格(業版)で仕入れて、客に売るっっていうスタイルも可能。当たり前と言えば当たり前の方法です。
客としては、普通にディーラーに行って新車で購入するよりも、一枚噛ませてもそこは業販価格ですのでトータルでいくらか安く購入できるというメリットが。まぁ、店と客の仲が良くなければ、信頼関係が出来上がってなければそんな面倒なことは中古自動車は普通はやりません。
で、営業の人に頼まれて乗り心地をチェックしてきてと言われたのでロードスターの試乗というよりは、「 日本車のFRの試乗 」とうザックリとした理由で北海道マツダ販売株式会社 西町店へ。
用意されていたのは、ロードスター S Special Package 6速ATです。営業マンは忙しいらしく、同乗走行はナシでOKだったため、横に友人を乗っけて試乗スタート。ちなみにこの友人は現在でこそ日産リーフを乗っていますが、それ以前はマツダRX-8の4速AT → 6速ATに乗り換えているような人。
で、感想はパンチが無い・・・。トルクも細い、と感じてしまう。乗り心地もやはり固め。ドライバーシートの出来や人間を中心としたシートポジションの設計は座るととてもシックリ感じられるのですが・・・。
恐らくというかロードスターは普通の街乗りで楽しむ車ではないですし、街乗りが快適なクルマでもない。本来のステージはサーキットや峠、信号の無い郊外、ワインディングロード。エンジンを高回転まで引っ張ってギアチェンジを行って、軽量ボディでコーナーをグイグイ曲がる感覚、FRの醍醐味を味わうクルマです。
BMWとまでは行かずとも、例えばフォルクスワーゲンが元祖みたいなものですが、ゴルフのように1400ccエンジンとう小排気量に効率的なターボ(TSI)を組み込んでいるクルマ。
低回転数から高回転数のほぼ全域で最大トルクが発生、走り出し・加速の双方で車両重量を感じさせないため街乗りですこぶる乗り易い、そして高速道路でも乗り易いというオールラウンダーというクルマが流行っています。
実際に、ベンツも試乗しました。BMWはもちろん、フォルクスワーゲンも。日本車でこの仕様を実現していて試乗したのは、タイムズでレンタルして長距離ドライブをしたマツダのデミオ・ディーゼルターボ。どれも確かに快適でコンフォートという意味で乗り心地が良く、走り出し・加速も楽々でした。
特にベンツやBMWなんて、タイヤの厚みが薄い。スポーツ走行には向いているがコンフォートな乗り心地には全く向いていない。なのに乗ったら 「 なに?この乗り心地の良さ?? 」という不思議ワールドに突入する。乗り心地に関して言えばデミオはまだまだゴルフに到達できてません。余談でした。
そんな現代の快適なクルマの試乗経験が多いドライバーなもので、街乗りのみでの試乗は明らかにロードスターに分が悪い。それと足が硬いので私の用途にはやっぱり必要ないです。
軽いスポーツ要素を兼ね備えた日本車を買うなら、タイヤの接地感に驚いた現行のインプレッサですかね。乗り心地もそこそこ良いですし。
まぁ、コンフォート的な乗り心地を考えるとBMWの2シリーズカブリオレは全然アリですが、ロードスターは絶対ありえません。
よって、話を戻しますがロードスターとBMWを比べているのが全く理解できないのです。
¥700
ミストガラコで10秒で撥水
雨の日の運転前に、10秒作業。
フロントガラスにスプレーしてタオルやぞうきんでササッと伸ばすだけで、時速45km/hから雨が水玉になり転がります。
チカラを込めて塗りこむ必要はないため女性でも超カンタンに撥水できます。
ガススプレーではなく霧吹き手動スプレーなのでトランクの日陰に忍ばせておくことも可能です。
¥980
ペーパータオル
ガラコを普通のタオルで塗り伸ばしてしまうと、ガラコまみれになってタオルは使えなくなります。
よって、使い捨てできる分厚いペーパータオルをオススメします。よくあるキッチンペーパーをさらに丈夫にしたような頑丈さがポイント。ショップタオルという商品名。
アメリカ的なパッケージ・イラスト(笑)1ロール、55枚使えます。2本セットです。