先日サッポロファクトリーにて行われた、BMWスペシャル・ドライブ・フェアに参加してきました。
北海道ディーラーの試乗ラインナップに常時置いていないと思われるMシリーズ最高峰や、アルピナ、V12エンジンを積んだ7シリーズまで用意されてました。
目次でございます。
BMWってなんですか?
知ってる人へ
BMWについて知ってるよという人は前半をスルーして後半の試乗車・車種からご覧ください。BMWについて良く分からない人は、以下をそのままお読みください。
当ブログの試乗ページは、車に詳しくない人に好評みたいです。
私自身は軽自動車に乗っています。ミラ( 3年 ) → ムーヴ( 1年 ) → ソニカ( 12年目 )と見事に軽自動車だけしか所有したことがありません。
軽自動車ユーザーの目線での試乗レビューに親近感が沸いてくるようで、ありがたいことです。
レンジローバー・イヴォークで小樽までドライブ ← 記事です。
で、BMW( ビーエムダブリュー )ってなんですか?という人への説明を少し。
ドイツ車ってなんだ?
自動車雑誌の評論家の先生達は昔から、
日本車よりも外車、
外車の中でもヨーロッパ車、
特に、ドイツ車メーカー( メルセデスベンツ・BMW・フォルクスワーゲン )をありがたがる傾向があります。
理由はボディの剛性が高いから。
ボディがカチカチになった理由は、日本とは異なる道路事情のため。
ザックリと分かり易く説明しますと、
日本の道路は時速100km/hしか出せません。日本車メーカーは自動車の性能を100km/h程度に合わせたクルマ作りを行いました。
対してヨーロッパでは速度無制限のアウトバーン(という名前の高速道路)があり、時速200km/hでも安全・快適に走行できる性能が必要でした。
時速200km/hだと、クルマを真っ直ぐ走らせることすら難しい。どうするか?
ドイツ車メーカーはタイヤ・サスペンション・ハンドルらの性能を正しく引き出すため、土台であるボディ・シャーシを頑丈に作りました。
ブレないカチカチなボディで時速200km/hでも普通に快適に走行できるクルマ作り。それは高級車で大きいクルマは当然ですが、大衆車のコンパクトカーですらカチカチ。それがドイツ車。ゲルマン魂。
ついでに、シートの出来が良いので長距離を走行しても腰が痛くなり辛い。腰痛持ちの人にはドイツ車が効く。
ここまで説明するとお分かりになると思うのですが、
時速100km/h付近を性能の限界として開発された日本車を時速60km/hで走らせた場合と、時速200km/hオーバーを考えて開発されたカチカチなドイツ車を時速60km/hで走らせた場合は、快適なのはどちらでしょうか?
運転中のハンドル微調整が少ないのはどちらか?
車内が静かなのはどちらか?
カーブを曲がる際にイメージ通りにスイッと曲がれるのはどちらか?
高速道路でも快適な車内空間を保つのはどちらか?
ドイツ車を走行負荷の小さい日本の環境で走らせたらそりゃ天国です。よって評論家はこぞってドイツ車を高評価、というのは当然かと。
外車って壊れやすい?
2010年以前の外車については、日本車では考えられない故障が発生していたのは事実です。それは500万円以上の高級車でも発生していました。
メルセデスベンツでも普通に単純なことでリコールが発生してましたし。
ただし、2010年以降の外車については壊れ辛くなりました。定期的にオイル管理すらしていれば納車3年間は何事もなく過ごせます。
( 普通に走る分には、です。スポーツ性能を限界まで引き出すような走り方をする人は故障リスクが高まるのは当たり前ですから )
ただ、壊れたら高いのは今も昔も変わりません。
じゃ、日本車ってどうなの?
日本車では高級車と呼ばれる価格の高いクラスでは、ドイツ車と同じくボディ剛性や静粛性を意識して製造されています。
が、軽自動車やコンパクトカークラスだと顕著にダメ。2019年でもダメ。日本のコンパクトカーは燃費性能だけで、運動性能・静粛性・快適性能はドイツ車の圧勝という感じ。
クルマ雑誌で投稿している先生方はメーカーと仲良くすることでご飯を食べてます。
よって悪いことを言えるワケがありません。( 悪いことを書いたら仕事を回してもらえなくなるからです。)
フォルクスワーゲンの大衆車・ゴルフを超えた!という記事を真に受けて、日産のノート・スーパーチャージャーを意気揚々と試乗したら静粛性・動力性能・ボディ剛性の全て劣っていて殺意が芽生えました(笑)
ただし、評価が高い部分ももちろんありまして、それが燃費と故障発生率の低さ。
きちんとエンジンオイル・ミッションオイル、その他デフオイルなどの管理をシッカリしていればまず壊れることを知らない。壊れることを忘れた車、それが日本車。
そして、ハイブリッドシステム。
ただしハイブリッドシステムは2019年では世界的に見るとあまり人気がありません。EVに舵が切られていますから。でもハイブリッドの燃費の良さは本物。
ただしハイブリッド以外の燃費についてはどうかな、と思う一面も。
静粛性が高くて実燃費がそこそこ良いならOKなのですが、日本のコンパクトカークラスは静粛性は二の次で、実燃費ではなくカタログ燃費の向上だけを考えてますから。
ただし、2018年から日本で発売される新型車よりJC08モード燃費から、ようやく世界基準のWLTC モード燃費に切り替わりました。
カタログ値燃費競争をしていたダイハツ・スズキだけではなくトヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱も、10.15モード・JC08モードにて実燃費とかけ離れたカタログ燃費で消費者を欺いてきた罪を大いに反省していただきたいものです。
重要なのは、
普段の街乗り燃費です。
市街地モードの 15.2 km/Lです。
なんですが、
自動車雑誌では、
市街地モードの15.2km/Lを掲載せずに、
平均であるWLTCモードの20.4km/Lのみを掲載する悪い雑誌が多いです。
なぜか?メーカーから謝礼などを貰っているからと推測できます。
BMWってなんだ?
日本車とヨーロッパ車( 特にドイツ車 )の違いを一言で言うなら、ボディ剛性の高さ。
その効用は、身体への負担・ストレスが小さくなります。
- 乗り心地が、良い
- 車内空間が、静か
- 変な振動が、無い
また、ハンドルを切って曲がっている際のフィーリングがよりハッキリ・クッキリするため、以下も感じられます。
- 操っている感覚
- クルマを走らせている楽しさ
アウトバーンによって、性能を正しく引き出すクルマ作りを強いられた結果、
正しいクルマのあるべき姿になった。
それがドイツ車メーカー。
中でもBMWというメーカーは「 駆けぬける喜び 」という開発スローガンでクルマ作りをしています。
普通の人なら、
駆け抜ける
↓
スポーツカー
↓
乗り心地がガツガツ・ゴンゴン
↓
女性・子供・ご年配はとてもじゃないが乗れたもんじゃない、
というイメージをする人は少なくないと思います。というか私が実際にそうでした。
しかし、実際に試乗したら
なぜか乗り心地が良いのです。
私が初めて試乗したBMWは、SUVのXシリーズの中で一番小さい初代X1 ( エックスワン ) で、タイヤの厚みが薄くて「 さすがにコレは乗り心地が悪いでしょ 」と思っていたのに、いざ走り出してマンホールなどにワザとタイヤを落としてみたところガツンではなくゴゴン。ワンクッション挟んだ感じでゴゴン。
タイヤの接地感はシッカリ残して衝撃はしなやかに受け流す。予想していた突き上げ感はどこにいったのか。
ちょっと信じられませんでした。
タイヤが薄いのに、なんで??
初代X1を試乗しました ← 記事です。
いかに良いサスペンション・ダンパーを装着していても、ボディがフニャフニャだと意味がない。BMWのボディ剛性の高さとポテンシャルの高い足回りの相乗効果の成せるワザだと関心しました。本当に。
今回、BMWのオープンカーでスポーツカーのZ4( ゼットフォー )に試乗することができましたが、やっぱり乗り心地が良くて驚いた。ゴゴン、です。
乗り心地を別の言葉で表現するなら、「 分厚い何かに乗っている感じ 」でしょうか。ペラペラ感など皆無です。
革靴で走った場合と、ソールの厚いランニングシューズで走ったくらいの差と言えば伝わるでしょうか。
それなのに、新しくなったX1だと初代ほどの乗り心地の良さが無い。試乗したのはディーゼルエンジン車ですがディーゼルはエンジンが重いのでフロントヘビー。通常はそれを含めて足のセッティングをしているはずなのですが・・・。
5,000,000円( xDrive 18d xLine )
理由はシャーシが違うから。
初代X1は、3シリーズと共通。
現在のX1は、ミニと共通になってランクダウン。
「プラットフォーム」でこんなにも「乗り心地」が変わってしまうものなのかと痛感させられた出来事でした。
それと、BMWで外せないのがクルマの重量配分。
普通はエンジンがフロントにあるので
- 頭が、重くて
- お尻が、軽い
が、BMWでは運動性能の理想であるらしい50:50の配分になるように設計されてますので、ハンドルを切る動作一つを取っても普通のメーカーのクルマとはドライビングフィールがが異なる( らしい。)
- ドイツ車 = 日本で走らせると快適そのもの
- フォルクスワーゲン = 低価格設定
- ベンツ = よりプレミアム&エレガンス
- BMW = よりプレミアム&スポーツ性能
BMWってなに?
- ドイツの自動車メーカー
- 車内が静か
- 長距離運転でも疲れない
- 乗り心地を犠牲にしないスポーツ性能
- 前後重量50:50で運転フィーリングが良い
- 木目パネルなどがステキ
BMWファンに言わせると、BMWの良いところは走りのフィーリングやエンジン。ただし私はそんなにスピードを出しません。ACCで制限速度で走るタイプです。よってハイスピードでの走行性能には正直あまり興味がありません。
じゃ、何に興味があるのかと言えばBMWの低振動と静粛性と乗り心地です。クルマとしての基本性能がちゃんとしているところです。
逆に、基本の走行性能以外で興味がある部分はインテリア。
車内インテリアデザインの品が良くて明るい感じが大好きです。特にファッショニスタなどのグレードに使われている、宝石のタイガーズアイのような綺麗な木目パネルには惚れ惚れしてます。
木目パネルと白色シートの組み合わせも上品でステキだと思います。
シリーズ
例えば、ホンダのSUVの名前は、
- Z
- ヴェゼル
- CR-V
- エレメント
- クロスロード
- MDX
といったようにバラバラです。
しかし、
BMWだとボディの大きさや形状で1シリーズ ~ 8シリーズと分かれています。
1シリーズが一番小さいボディ。数字が上がるとボディが大きくなる。
ハッチバックから、クーペ・セダン・ワゴン。
SUVについては、Xシリーズ( エックスシリーズ )となり、X1 ~ X7。
オープンカーでは、Zシリーズ( Z4のみ )。
ハイブリッドでは、iシリーズ( アイシリーズ )の i8
EVでは、iシリーズ( アイシリーズ )の i3
BMWのシリーズ。1~7
BMWでは「 シリーズ 」という名称で区別されています。
- 1シリーズ
- 2シリーズ
- 3シリーズ
- 4シリーズ
- 5シリーズ
- 6シリーズ
- 7シリーズ
1シリーズ
ハッチバックモデルのみ。
118i、118d、120i、M140i
- 排気量 1,500cc ~ 3,000cc
- 馬力 136ps( 4400rpm ) ~ 340ps
- トルク 22.4kgm( 1,250-4,300 ) ~ 51kgm
- 変速機構 トルコン式8速AT
- タイヤ 205/55R16 ~
- 駆動方式 FRの後輪駆動
数字3ケタのグレード名で、iはガソリンエンジン、dはディーゼルエンジン。
MモデルはモータースポーツのM。スポーツカーモデル。以下全てのシリーズにありますので以下シリーズでは割愛しています。
グレード名に入ってくるSport、Styleなどの名称は、内装や外装のニュアンスがそれぞれ異なります。
BMWでは、日本で流行り出したATであるツインクラッチ/DCT(デュアルクラッチトランスミッション)から早々に撤退しています(メリットが少ないため)。出来が素晴らしく良く仕上がった昔からのトルクコンバーター式8速ATを搭載。
エンジンに関しては、連続可変バルブリフト「 バルブトロニック 」( 同様の機構ではトヨタのバルブマチック、日産のVVEL。ホンダのVTECはこの3つに比べて遅れてしまった技術になります。)と、「 燃料直噴 」の2つの技術を結晶させたという意味で、ツインパワーターボエンジンと称して、BMW各シリーズに搭載されています。
低速時から最大トルクを発揮するので回さなくても静かに加速します。フォルクスワーゲンのtsiターボエンジンと一緒ですね。効率も良いから燃費も良い。
2シリーズ
- クーペ(2枚ドア)
- オープンカー(カブリオレ)
- ハッチバック(アクティブ・ツアラー/グラン・ツアラー)
218i、218d、220i、225i、225xe
218d xDrive、225i xDrive
xeは4WDプラグインハイブリッドモデルでハッチバックのみ。
xDriveというのはBMWの4WD(AWD)モデル。ちなみにsDriveというのもあり、それはFFまたはFR駆動のことです。
Luxuryは内装や外装がエレガント仕様に。Sportはスポーツチックに。
218iと225xeは1,500cc。他は2,000cc
ハッチバックのみ6速AT、アクティブツアラーは5人乗り、グランは7人乗り。
3シリーズ
- セダン
- ステーションワゴン(ツーリング)
318i、320i、320d、330e、340i
320i xDrive
1500cc-3000cc
330eはプラグインハイブリッド。セダンのみ。FR。2,000cc
340iは3,000cc
4シリーズ
- グランクーペ(クーペのような綺麗なオシリを持つ4枚ドアのセダン。)
- クーペ
- オープンカー(カブリオレ)
420i、430i、440i
420i xDrive、
2,000cc - 3,000cc
ディーゼルエンジンは無し。4シリーズはおしゃれさんが乗るクルマのような気がします。
5シリーズ
- セダン
- ステーションワゴン(ツーリング)
523i、523d、528i、530i、530e、535i、540i
540i xDrive、535i xDrive
2,000cc - 3,000cc
528i・535iはツーリングのみ。
530eはプラグインハイブリッド。セダンのみ。FR。2,000cc
iPerformance
6シリーズ
- グランクーペ
- クーペ
- オープンカー(カブリオレ)
640i、650i
3,000cc - 4,400cc
4シリーズ・6シリーズはおしゃれさんのクルマですね。
7シリーズ
セダン
740e、740i、740Li、750i、750Li、M760Li
M760Li xDrive
- 740e_ 2,000cc
- 740i_ 3,000cc
- 750i_ 4,400cc
- M760Li_6,600cc
V12 Excellence
XシリーズはSUV。以下の通り
- X1
- X2はありません(2017/4月現在)
- X3
- X4
- X5
- X6
うーん、4と6がクーペっぽいオシリ。現代のスタイリッシュなSUVはこの2つが牽引していきそうです。個人的には荷室のスペースがあって実用的そうな5が気になります。
ちなみに読み方としては、エックスワンやエックスツーらしいんですが、エックスイチでもエックスニでも良いと思います。
私はX1のFR仕様に試乗させてもらいました。
スポーツモデル
BMWは、全ての車種がスマートにスポーツ走行できます。
ただし、その上を行くスポーツモデルが存在します。
M( エム )という名前が付いているグレード2種と、頂点のMシリーズがそれにあたります。
スポーツモデルを手掛けているのは、BMW M社( ビーエムダブリューエムしゃ )というBMWの関連会社。
M = モータースポーツ の意味です。
特にMシリーズはサーキットなどでバリバリ走って楽しむ生粋なスポーツモデルというか、チューニングカー。
梅 M Sport ( X1 M Sport など )
竹 M**i or d ( X4 M40i 、X3 M40dなど )
松 Mシリーズ( M2、M5 など )
※ Mの中でLEVEL2の X4 M40i の後席にて試乗しましたが、エンジンパワーは間違いなくスポーツカー。
余裕でシートに押し付けられます。
素人目線で付け加えるなら、エンジンを回しているのに音がヒステリックじゃないところが質が高いなぁ、と感じました。
で、問題の足周りについては「 275/35R21でタイヤ薄過ぎるし、さすがにガツンとくるだろう 」と思っていたら、ギャップを乗り上げても「 ごごん 」と柔らかく乗り心地に不満はありませんでした。
コーナーを曲がっても車高の高いクルマにありがちな変なロールも皆無です。後に座っていてまぁ快適な時間を過ごしました。
ハッキリ言って、不思議でたまらない。
例えば、古いですがホンダのインテグラ・TYPE-R。納車されたらそのままサーキットに持ち込んで限界走りが可能な過激なカリカリ・スペック。ただし、街乗りだと小さいギャップでもガツンとくるので不快そのものでした。
対してM40iは、足が締まっているのに、乗り心地が破綻していないというのはカリカリチューニングではない証拠なのか。カリカリチューニングはMシリーズになるのかしら。
それとも、M Sport や M40i でもサーキットで限界走りが可能なのかな?だとしたら本当にBMWはスゴイと思う。
アルピナ・モデル
アルピナはドイツのチューニングメーカー。
スポーツ性能の強化という意味ではBMW M社と同じです。が、
Mシリーズは、サーキットでタイムを削るチューニングカーであるのに対して、
アルピナは、「 世界最速のリムジン 」上質な高級車なのに走らせると速いクルマの味付けを目指しています。
ジェントルだけど速い。速いのにジェントル。アルピナはそんなイメージ。
ちなみにお値段は以下の通り。
5シリーズ M5:17,000,000 円
5シリーズ アルピナ:12,900,000 円
5シリーズ M Sport:8,000,000 円
5シリーズ 普通の 523i:6,500,000 円
BMW試乗車・ラインアップ
友人からのSNS連絡にて、札幌ファクトリーでBMWの大試乗会があるとの情報をキャッチ。
予定も特に無かったため、友人と参加してきました。
※ ちなみに、メルセデス・ベンツ試乗会にも割りと参加してたりします。
BMWスペシャルドライブフェア当日の札幌市は快晴そのもの。
良い試乗日和となりました。
サッポロファクトリーは複合商業施設。25年くらい前に建てられまして市民に愛され続けております。ここの映画館は昔から利用させてもらってます。
その一角のイベント広場に、BMW車がぞくぞくと集まります。
10:00スタートで、10:00に到着したらまだ届いていない車がチラホラと。
では、用意されていた試乗車、あとから届いた試乗車を一挙に紹介します。
EV&ハイブリッド・iシリーズ
iシリーズはBMWのEVとプラグインハイブリッドです。
i8 ( アイエイト )
このi8( アイエイト )はプラグインハイブリッド。
362馬力・トルク320Nmという申し分ないスペック。ハイブリッドと言えばトヨタですがここまで過激なスペックのプラグイン・ハイブリッドはレクサスにもありません。
21,000,000 円
平成ノブシコブシの吉村がローン購入したことでも有名です(笑)
ちなみにエンジンは意外に小さく1,500ccというコンパクトさ。
ただ、家にというか駐車場に充電施設が無いとi8を上手に運用できません。うーむ。
人気SUV・Xシリーズ
2000年に入ってから、空前のSUVブームが発生しています。
BMWのSUVは、Xシリーズです。
車高の高いSUVでもクルマを操る楽しさを低減させることなく体現しているのがBMW流。
ちなみに、奇数と偶数でデザインが異なります。
X1・X3・X5・X7 : 正統派SUVスタイル
X2・X4・X6 : 4ドア クーペ風スタイル
X1 ( エックスワン )
Xシリーズで一番小型なのがX1 ( エックスワン )
現行モデルは2代目。FF(sDrive)と4WD(xDrive)のラインアップ。試乗したのは4WDで一番安いxDrive 18d xLine。2リッターディーゼルターボ。
私が初めてBMWを試乗したのはこの一つ前のモデルでした。
全長 4M50cm、幅 1M82cm、高さ 1M61cm
エンジンは3種類。1500cc直3ターボ、2000cc直4ターボ&直4ディーゼルターボ
5,000,000円( xDrive 18d xLine )
※ グレードに、M Sport が存在します。普通の8ATではなくスポーツ8ATを装備。
で、私は普通のディーゼルターボを試乗しました。感想はのちほど。
X3 ( エックススリー )
X1の次は、X2なのですが試乗車はありませんでした。
よって、X3 ( エックススリー )
現行モデルは3代目。2代目の後期と似たようなフロントデザイン。私は2代目の前期デザインが好きだったりします。
BMWは直列6気筒エンジンで有名ですが、直6ディーゼルがラインナップにあるのが特徴。
4WD(xDrive)のみ。
全長 4M72cm、幅 1M89cm、高さ 1M67cm
2000cc直4ターボ・ディーゼルターボ、3000cc直6ディーゼルターボ
7,300,000円( 普通のディーゼルターボ四駆 )
立派な大きさで、東京などの狭い道路環境であればX3で十分のような気がしますが、それでも横幅がほぼ190cm。
奥さんも運転するような場合であれば、デザイン・乗り味・室内のプレミアム感に問題なければX1をオススメしたい。
X3には、グレードに M Sport 、さらに上のM40dが存在します。
英語について
sDriveはシングルドライブのS。つまりFFかFR。xDriveはAWD(4WD)を示しています。
exのxDriveというのは2シリーズのプラグインハイブリッド4WD。
また、M40dのdはディーゼルエンジンのD。M40iならガソリンエンジンを示します。
X4 ( エックスフォー )
X3のクーペ風モデルが、X4 ( エックスフォー )
バックドアがお尻の先まで伸びているのが偶数シリーズ 2・4・6・8 の特徴です。
現行モデルは2代目。初代よりも丸みが増えセクシーなデザインです。
お金持ちのクルマだなぁと(笑)
写真のグレードは、X4 M40i です。iなのでディーゼルではなくガソリンエンジン。
ストレートシックス( 直列6気筒エンジン )は後席で試乗いたしました。これも後ほどレビューします。
直6 3,000cc 8AT 360馬力 500Nm
9,800,000円( X4 M40i )
X5 ( エックスファイブ )
現行モデルは先日フルモデルチェンジになったばかりの4代目です。
試乗車で用意されていたのは、通常のX5 xDrive 35d 9,200,000円ではなく、
X5 xDrive 35d M Sportでした。
全長 4M93cm、幅 2M、高さ 1M77cm
3000cc直6ディーゼルターボ
265馬力・650Nm
街中 8.7 km、郊外 11.8 km、高速 13.7 km
10,000,000円( xDrive 35d M Sport )
ちなみに X6 ( エックスシックス ) の試乗車はありませんでした。残念。
フラッグシップである X7 ( エックスセブン ) は現在販売予約を受付中でございます。
アルピナ・シリーズ
先ほど説明したアルピナです。
サーキットで速いクルマはMシリーズ。( M Sport > M○○i > Mシリーズ )
最速のリムジンがアルピナ。
ALPINA_XD3 ( アルピナ・エックスディースリー )
X3のアルピナ仕様。
友人が試乗してました。リムジンと最速の組み合わせということで流石に例えばセンチュリーのような柔らかくソフトな乗り心地では全く無いとのこと。
しかし、足は締まっているのにギャップを踏んだ時の衝撃はいなす。そこらへんの普通の走り屋仕様のクルマよりかは全然乗り心地が良いとのこと。
うーん、私も試乗すれば良かったかしら。
直6 / 3,000cc・333馬力・700Nm
ディーゼルターボ。
0-100:4.9秒 最高速度254km/h
11,000,000円( Allrad 4WD )
基本的に上質でモダンな内装。青い液晶メーターはアルピナ専用。コンフォートモードとスポーツモードでカラーが変わります。
アダプティブ・スポーツ・サスペンションは電子制御式。
ステアリング中央のBMWエンブレムがアルピナエンブレムに変更になってます。
初代のポルシェ・カイエン ターボ( 左ハンドル )高速道路で試乗した際は、4,500ccV8、450馬力 / 617Nmの暴力的な加速にビックリしましたが、
このアルピナはトルクが突き抜けて700Nmってなんだ!? 走り出しの力強さは未知の領域ですねぇ・・・。うーん、惜しいことをした。乗ればよかった。
カイエンターボ、試乗しました ← 記事です。
ALPINA_D5S ( アルピナ・ディーファイブエス )
こちらはセダンの5シリーズモデルをアルピナチューンしたD5S ( ディーファイブエス )
同じく、ディーゼルターボ。
326馬力・700Nm。
13,000,000円( LIMOUSINE Allrad 4WD )
オープンカー・Z4
BMWのスポーツオープンクーペが Z4( ゼットフォー )
大きく分けると2タイプ。
通常の Z4 sDrive 20i ( スタンダード/スポーツ/M sport )と、
レベル2のM、Z4 M40i
Z4 sDrive 20i M sport ( ゼットフォー・エムスポーツ )
私が最初に試乗したのが以下のZ4です。ちなみにグレードは20iのMスポーツタイプでした。
こちらも後日、試乗レビューを公開予定。お楽しみに。オープンは気持ち良いですし、衝撃をいなしていて乗り心地も良かったです。分厚い何かに乗っている感じが強かった。ボディー&シャーシが堅牢な証拠。
ヘッドアップディスプレイも実に自然で見やすくて良かったです。
直4 2,000cc 8AT 197馬力 320Nm
6,650,000円( Z4 sDrive 20i M sport )
ちなみに、一番安い Z4 20i スタンダードだと、5,660,000円
なんでZ4を選んだ?
古いハナシですけど、5年くらい昔。当時はスズキのお店の経理を担当していました。営業スタッフに「 お客さんの社長がマツダ・ロードスターと、BMWのZ4で迷ってるから両方試乗してきて 」と頼まれる。北海道マツダ販売㈱ 西町店に出向いてオートマのロードスターを信号の多い街中で試乗。マンホールのギャップが不快に感じたのを今でも覚えています。踏んでも暴力的な加速とは程遠いナチュラル。で、あの時試乗できなかったZ4を試乗しようと思ったワケです。
Z4 M40i ( ゼットフォー・エムヨンマルアイ )
最初はこちらの高性能版を乗ろうとも思ったのですが、まずは最初にベーシックなZ4を乗らないと性能の差の比べようがありませんから。
しかし、試乗予約をしようかと思った時には人気車となってしまい、待ち時間が長いため乗らずに終わりました。
直6 3,000cc 8AT 340馬力 500Nm
8,350,000円( Z4 M40i )
Mシリーズ・M5
BMWは普通の状態でスポーツ性能が高いですが、さらにスポーツ性能を3段階で用意。
スタンダードモデルと出力は変わらないが、M専用のパーツを取り付けたM sport
M sportの出力を上げたもの M○○i / M○○d
そして、究極のサーキットマシン、Mシリーズ。
試乗車で用意されていたMシリーズは、5シリーズのM5でした。
V8 4,400cc 8AT 600馬力 750Nm
17,400,000円( M5 )
7シリーズセダン・8シリーズクーペ
セダンやクーペ、ワゴンモデルのフラッグシップが7シリーズ・8シリーズ。
7シリーズ・M760Li
2018年の札幌モーターショーでM760Li xDriveの展示車に触れて来ましたが、実際に動いているのは初めて見ました。
Li のiはガソリンエンジンですが、Lというのは確かロングボディーのLだったような気がします。間違ってたらごめんなさい。
札幌モーターショーに参加 ← 記事です。
ただ、もうこのクルマは自分で運転するようなクルマではない(笑)お抱え運転手さんがドライブしてくれて、持ち主本人は後席でくつろぐクルマです。あ、だったら友人を後に乗っけて感想を聞けば良かったかも。
で、いわゆる社長・会長カーですがスポーツのMモデル Lv2のM○○i が存在しているのがなんともBMWらしい。お抱え運転手さんがバリバリにコーナーを7シリーズで攻める(笑)
トヨタ・センチュリーが止めてしまったV12エンジンを装備しており、さらに珍しいのが最上級グレードが4WDというところ。やっぱりハイスペックなエンジンを積んでいると、四駆のほうが何かと都合が良いと思われる。
V12 6,600cc 8AT 610馬力 800Nm
25,000,000円( M760Li xDrive )
普通ボディの1番安い4気筒FRの7シリーズ
740e iPerformanceなら、1,100,000円 です。プラグインハイブリッド。
8シリーズ・M850i xDrive
奇数シリーズがセダン・ワゴン、偶数シリーズがクーペだったりクーペ風4枚ドアだったり。
この8シリーズには、7シリーズから2枚ドアを外したクーペと、屋根も開閉できるカブリオレの2種類があります。で、試乗車で用意されていたのはクーペの方でした。
スペック的には7シリーズの方が上ですが、社長・会長カーのクーペ( しかも M Lv2 )はどれだけ需要があるのかしら。
V8 4,400cc 8AT 530馬力 750Nm
17,000,000円( M850i xDrive クーペ )
一番安い840d xDrive クーペだと、1,240,000円。ディーゼルエンジンです。
札幌市内を試乗
まず、試乗受付にて住所・名前・電話番号を記入して、免許証を提示します。
その後、営業スタッフが付いてくれます。待ち時間が発生する場合は隣の待合スペーステントで休憩。
試乗コースは街中ですので、あまり飛ばせません。特に折り返しは工事渋滞と1車線規制で十分楽しめるものでは・・・。
X4のM40iには運転席の上にサンルーフ、さらに後席側にもサンルーフが延長されていました。車内が明るくなるのは良いですね。エアコンをキチンと掛けていれば頭がボーっとするほどの暑さは皆無。紫外線カット・熱遮断、ガラスの性能が昔とは違うのかしら。
で、同日に天皇陛下もお泊りになられたことのある札幌パークホテルの地下にて、BUBUによるアウディメインの展示会が開催されていたのでついでに参加してきました。
日本に導入されたばっかりのQ8を見れたのは良かったのですが、ホールに入る前の受付スペースに、営業スタッフ・運営スタッフがこれでもかという人数で客を待っている姿はなんとも異様で「どうかしている」と思ったのも束の間、
この胡散臭い光の演出をしている空間・・・。音も重低音を効かせていた。ここはクラブか?とても下品で嫌だった。
サイドを刈り上げて、ヒゲを生やした色黒・成金社長さん達がいっぱい集まって来そうな雰囲気。
お世辞にもメルセデスのような品の良い展示試乗会ではありません。小さい子供がいる家庭なら連れて来るのを100%ためらう。
あと、シフトチェンジTVというBUBU提供のツマラナイ自動車紹介番組(3回見て、その後は見なくなりました。クルマでいこうの足元にも及ばない。)が札幌にはあるのですが、
そのTVで見たことのあるフォルクスワーゲン店のオッサンが会場でずっと付きまとってきてすごい嫌でした。気持ち悪い。ヒマなのは分かるが自由に見せて欲しかった。
マセラティのギブリやベントレーまで展示されて車内に乗り込めるのは良かったけど、スタッフが随時付きまとうやり方はどうかと思ったワケで。
BMWスペシャルドライブフェアのまとめ
¥2,980
シガーソケットを3つ増やす。
LEDヘッドライト等の自動車部品を製造しているフィリップス ( オランダ )。電動歯ブラシなども作ってます。
ソケットそれぞれに電源ボタンが付いており個別にON/OFF可能で便利。また、2.1A対応のUSBポートが1つ用意されておりスマホの急速充電が可能です。
安心の1年保証。
¥580
USBポートを2つ増やす。安心の日本製。
Wi-Fiなどのパソコン周辺機器が得意な日本のバッファロー。
1ポートのみ使う場合は最大3Aの急速充電に対応することができ、2ポート同時に利用する場合は1.7Aづつの最大3.4A出力でそこそこ急速充電に対応します。( 急速じゃない充電は1Aですから )
また、中華メーカーではないのでソケットに接続したらユルユルで使えないという心配は無用。
軽 / 普通車12V・トラック24Vの両方に利用可能。