ソニカのカタログ値は、
古い10・15モードで、23km
ストップ&ゴーの実燃費は、11km~15km
高速道路では、20kmになります。(*^^*)
目次でございます。
そもそも燃費とは?
「 燃費 」とは、「 燃料消費率 」の略
「 ガソリン1リッターで車が何キロ走行できるのか 」を数値で表したもの。
1リッターで100キロ走れる車と、50キロ走れる車があったとしたら、100キロ走れるほうが「 燃費が良い 」ということになります。
どうやって燃費を調べている?
国土交通省が 「 10・15モード 」 現在では「 JCO8モード 」 と呼ばれる計測法を制定して、各自動車メーカーが燃費を測定しています。
基本的に、実際に走って調べているワケではありません。
シャシダイナモという測定器にクルマを乗せてタイヤを回してエンジンを吹かして測定しています。
10・15モードとは?
読み方は、テンフィフティーモードと読みます。
検査方法が10通り、さらに15通りあるのでこの名が付きました。
10モードを3回、15モードを1回行って、排出された排気ガスの各成分の量を計算式に当てはめることで、燃費のカタログ値が算出される。
ただし、10・15モードは非現実的なテスト内容
測定前の車両には規定があります。
一部を分かりやすく説明しますと以下の通り。片寄ってます・・・。
- エンジンがキンキンに冷えていると燃費が悪いので、完全にアツアツになった状態で測定をスタートさせなさい。(え!?)
- 大人2名分の重量110kgを乗せなさい。5人乗り?8人乗りの車?そんなの関係ない。一律2名分の110kgを乗せなさい。(意味わかんない)
- ヘッドライトやオーディオ・カーナビなどのスイッチは切った状態で測定しなさい。(どうゆうことなのさ?)
- エアコンを付けると燃費が下がるので、切った状態で測定しなさい。(・・・・。)
10・15モード規定
10モード
- アイドリング状態 (20秒)
- 20km/hまで加速する (7秒)
- 20km/hをキープして走行 (15秒)
- 20km/hから減速して停止 (7秒)
- アイドリング状態 (16秒)
- 40km/hまで加速する (14秒)
- 40km/hをキープして走行 (15秒)
- 40km/hから20km/hまで減速 (10秒)
- 20km/hから40km/hまで加速 (12秒)
- 40km/hから減速して停止 (17秒)
15モード
- アイドリング状態 (65秒)
- 50km/hまで加速する (18秒)
- 50km/hをキープして走行 (12秒)
- 40km/hに減速して走行 (4秒)
- アクセルをオフにした状態 (4秒)
- 40km/hから60km/hまで加速 (16秒)
- 60km/hをキープして走行 (10秒)
- 60km/hから70km/hまで加速 (11秒)
- 70km/hをキープして走行 (10秒)
- 70km/hから50km/hまで減速 (10秒)
- 50km/hをキープして走行 (4秒)
- 50km/hから70km/hまで加速 (22秒)
- 70km/hをキープして走行 (5秒)
- 70km/hから減速して停止 (30秒)
- アイドリング状態 (10秒)
JC08モードでも誤差がひどい
10・15モードは、
加速にかける時間が極めて長かったり、測定するスピードが一般的な公道よりも低いなど、実際の走行シーンとはかけ離れており、
カタログ値と実燃費の差に、
大きな誤差
が生じてしまうことが長きに渡り指摘され続けていた。
よって、より実燃費に近づけた燃費基準が求められてきた。
2011年4月1日以降に発売される自動車に新基準を義務付けました。
それが、
JC08モード
(ジェイシーゼロハチ)
以下の比較数値はwikiペディアや、その他参考サイトより抜粋。
車名 | 10・15モード | JCO8モード | 実燃費(平均) |
---|---|---|---|
トヨタ・プリウス | 38.0 | 32.6 | 21.0 |
ホンダ・インサイト | 30.0 | 26.0 | 19.0 |
スズキ・ワゴンR | 25.0 | 23.6 | 13.0 |
ホンダ・フィット | 24.5 | 20.6 | 15.0 |
トヨタ・iQ | 23.5 | 21.2 | 15.5 |
スズキ・エブリイ | 17.2 | 16.4 | 10.0 |
三菱・デリカD:5 | 13.2 | 12.0 | 8.0 |
日産・エルグランド | 11.6 | 10.8 | 6.0 |
三菱・ランサーエボX | 10.6 | 10.8 | 7.0 |
日産・GT-R | 8.5 | 8.6 | 8.0 |
ただし、
JC08モードも、
誤差が大きい。
実燃費に程遠い結果が出てしまっています。
特に、エコカーは軒並みですね・・・。
3代目トヨタ・プリウス
JC08モード、32.6 km
↓
実燃費、21 km
オーナーはとても燃費が良いと喜んでますが、
かなり不自然
だと思うのは私だけではないと思います。10km/L 以上減っているんですよ?
アメリカだったら集団訴訟の格好のマトです。裁判だ。
日本独自の燃費基準は、異常。
知ってました?
日本のカタログだけ
不自然に良い燃費が記載
されていることを。
アメリカやヨーロッパの自動車カタログの燃費は、
同じプリウスでも
カタログ値が異なっているんですよ。明らかに日本プリウスよりも低いんです。
ウソ・過大広告ということで訴えられるくらいなら、
元から実燃費に近いか実燃費より低い数値をカタログ値として記載しておけば、たとえ訴訟国家のアメリカでも訴える人はまず居ません。道理です。
日本人は、メーカーに舐められているんですよ?
「 過大燃費のカタログ値でもバカみたいに喜ぶからなぁ~お客さんは。それでいてアメリカみたいに集団訴訟されないから、過大燃費でも問題なし!! 」
え?
「メーカーは悪くない。悪いのは頭の悪い国土交通省なのでは?」と?
はい、それは正しいです。
ですが、日本の代表的な産業であるクルマ生産。日本そのものと呼べる仕事を生業としているメーカーの人たちが声を上げて
「 より正しい燃費基準を作ってくれ!! 」と、メーカー団体がデモ行進を行って、朝・昼・夜のニュースで一度でもテレビで流れていましたか?ユーザーに対して、デモ参加への呼びかけをしてくれましたか?
イジメは加害者が悪い。でも、見て見ぬふりをした人も同罪です。
メーカーだからこそ、知識の乏しい役人に対して指導しなきゃならないんですよ。それをやっていないなら国土交通省と同罪です。
知ってますか?
クルマの運転免許はマニュアル免許でもオートマ免許でも660ccも乗れるし、6,000ccにだって乗れます。排気量で差はありません。それが普通。
ただし、バイクの運転免許は違います。
マニュアルの大型免許なら、排気量の上限がありません。何でも乗れます。
しかし、オートマの大型免許は、650ccまでしか乗れません。
ホンダは既にオートマチック・バイク ( DCTモデル ) を何台もリリースしていますが、軒並み650ccを越えています。
乗りたい場合はわざわざマニュアル免許を取得しなければなりません。
特に日本では、バイク人口が世界と比較しても低い。
バイク激減の理由はこれだ! ← 記事です。
当然ですけど、メーカーは売ってナンボの商売です。
「 日本の法律でオートマ免許650cc制限はオカシイ。でも世界で売れるからほっとこう。」で、
ホンダもヤマハもスズキもカワサキも見てみぬふり。
激しいデモ行進なんてやってません。
ニュースで見たことありますか?ないでしょ?同罪です。同罪。
ただし、ホンダが初めて650ccを超えるオートマチックバイクを製造したとき、
680ccでした。
たった30ccでも650ccを超えるため、マニュアル免許を取得しなければならないという
こんなバカバカしい免許制度に対して、
ホンダは一石、投じたかったのかもしれません。
昔から、
外車は、
カタログ値との差が少ない
と言われているのは日本と世界では、燃費テストの基準に差があるためです。
無論、世界が正しい。
というか、
カタログ値・10kmのクルマを購入して、
実燃費・11kmを叩き出した場合と、
カタログ値・30kmのクルマを購入して、
実燃費が18kmしか伸びない場合、
どちらが健全なのか?
考えるまでも無いでしょう。
世界基準の燃費、WLTCモードの採用
10・15モードは、アコギなカタログ値。
JC08モードも、結局アコギなカタログ値。
国土交通省は本当にロクな仕事をしてきませんでした。
が、
ようやく利権団体と折り合いが付いたのか、
世界の燃費基準
を、日本で導入することが決定しました。
それが、
WLTCモード
( ダブルエルティーシー・モード )です。
ヨーロッパで採用されてきたカタログ値の場合、
- 一般道
- 郊外
- 高速道路
と、3つの走行パターンにそれぞれ燃費を記載してきました。
ま、それが普通なんですけど。
WLTCモードとは、まさしくそれ。
以下は、スバルのSUV・フォレスターのカタログ値です。
燃費基準 | 走行パターン | 燃費 |
---|---|---|
JC08モード | ナゾ | 18.6 km |
WLTCモード | 3つの平均値 | 14 km |
WLTC-L | 市街地 | 11.2 km |
WLTC-M | 郊外 | 14.2 km |
WLTC-H | 高速道路 | 16 km |
実際に購入した人は、
市街地モードだと、信号の多い道を通ると多少下回るけど、
郊外モード・高速道路モードに限っては、ほぼ似た数値が出るので分かりやすいですが、
3つの平均値のWLTCモードについては、あくまで平均なので平日の通勤ではほぼ当てはまりません、
そして、JC08モードのいい加減さが良くわかりました。とのこと。
ソニカの実燃費
ソニカ2WDの10・15モードは23km
出発前に満タンにして、帰ってきてもう一度満タン。
距離と消費したガソリンの量で計測するのが正しい実燃費の計算方法。
それが、満タン法( まんたんほう )
ガソリン満タン法について
実燃費は、ガソリン満タン法で計測します。
走った距離 ÷ 消費ガソリン量
= 1リッターあたりの燃費
-------
例えば、
満タンにして300キロメートル走行して、
給油したら15ℓ入った。
300÷15=実燃費 20km/L
間違った実燃費、平均燃費計
大間違いなのが、
スピードメーターの中に表示される
平均燃費計。(へいきんねんぴけい)
これを見て、「 実燃費が○○でした! 」と、悪気は無いけど虚偽の燃費を報告してしまうドライバーがたくさんいます。
北海道の札幌にあるスズキ・アリーナの女性新人営業マンがブログで、
平均燃費計を指差して、「すごい実燃費でしょ?」と誇らしげに紹介していたのには驚いた。
スズキは新人にいい加減な教育というか、ろくな教育をしていないんですね・・・。
また、素人が自動車フリーライターを気取ってスイフトだかクロスビーだかの実燃費記事を書いていたんですけど、
同じくメーターの平均燃費計を指差して、「 実燃費は想像以上! 」と虚偽の燃費報告をしていました。
価格.comなどでも、
- ガソリン満タン法なのか、
- 平均燃費計なのか
を文頭に書かないで実燃費を語る人がいますが、どちらで計測したのかを明記していただきたいものです。
実燃費を勘違いしている人たち ← 記事です。
郊外での、ソニカの実燃費
郊外の信号の少ない、一般道の長時間ドライブの実燃費は以下の通り。
2名乗車 ACオン 16.3km
1名乗車 ACオン 18.4km
1名乗車 ACオフ 20.0km
1名乗車 ACオフ 15.6km
夏季エアコン使用の街中は12~15km
冬季エアコン ( 除湿 ) 使用の街中は10~14km
ちなみに高速道路でクルーズコントロールで巡航していますが、100km/hだと20kmに届くか届かないかくらい。80km/hだと確実に20kmを超えます。
外気温が5℃を下回っている状態からコールドスタートした場合は、燃費がめちゃくちゃ悪いです。
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オイル交換は3,000kmに1回のペースで行っており、オイルキャップを外してエンジン内をライト照らして見てみると新車とまでは行きませんが、壁のオイル汚れは薄っすら程度でキレイでした。120,000km走行していますがフラッシングの必要は無し。
で、2017/12/25に初めてCVTフルードと、冷却水の交換をダイハツ・ディーラーで行いました。ついでにエンジンオイルの交換も。
すると、マイナス6℃の外気温の札幌をストップ&ゴーで、設定温度22度で常時エアコン除湿作動で、走ってみたところ平均燃費計が14.4kmで落ち着いてました。
この数値は非常にビックリ。前なら確実に10km-12kmでしたから。
冷却水交換の効果?もあるとは思いますが、CVTフルードの交換は絶対したほうが良いですね。エンジンルームからのノイズも静かに感じますし。
軽自動車の燃費は、良くない
カタログ燃費値を信じてはいけない
『 カタログ燃費値 』 国土交通省がいかにいい加減な数値で規定しているかお分かりいただけたのでは?と思います。燃費はネットで実際に走った人の情報を元に考慮する。
ネットの燃費情報は目安
燃費情報は、あくまで目安としましょう。
ユーザー毎に、計測過程が同一ではないからです。
実燃費と言いながら実はクルマの燃費計の数字を出している場合や、
市街地と言っても、信号が多いか少ないかで違いますし、
アクセルをよく踏み抜いて加速する人と、優しく踏んで加速する人でも違います。
ユーザーによって状況はいろいろですのでレビューの燃費情報はあくまで目安で。
軽自動車よりも、普通自動車
重くなった660ccの軽自動車よりも、コンパクトな1,000cc ~ 1,500ccクラスのハイブリッドカーのほうが断然燃費が良く、そもそも車内が静かで快適です。
軽自動車エンジンは、トランスミッションをCVTにしてから燃費が向上しています。さらにアイドリングストップなどの機能により、車両重量増加に伴う燃費悪化を改善しています。
が、
そもそも660ccという排気量は燃費効率を考えると良いとは言えません。むしろ悪い。効率を考えるならリッタークラスが望ましい。
軽自動車はとっても燃費が良いという認識は間違いです。
軽自動車よりも、普通自動車
CMで 「 燃費が良いです!! 」 なんて聞くと
『 実燃費はどうなのさ? 』 とツッコミを入れたくなります。
確かに重量のあるワンボックスカー、大排気量のセダン、ターボで武装しているスポーツカー、海外の大型高級車などの、ヒト桁台の燃費と比べると、ソニカを始めとする軽自動車は燃費が良いです。
が、
その良いと言われる軽自動車の街乗り実燃費はたかだか 9~15km 程度です。
何が言いたいのかと申しますと 『 燃費が良いから軽自動車を買う 』 のは誤りであり、新しい価値観で軽自動車を選択する風潮が広まれば良いなと思うのです。
リッター5kmしか走らない車でも土日だけしか乗らない場合は、さほど痛手にもならないといったようにライフサイクルをベースに自分に合った車を選ぶべきです。それは新車でも中古車でも軽自動車でも普通常用車でも関係ありません。
平成10年に、軽自動車の規格が変更されてボディや室内が大きく変わりました。当時から普通自動車に近づいたと比喩されていますが、
2012年に、ムーヴとワゴンRがモデルチェンジしましたが、本当の意味で普通乗用車レベルです。
今から中古車を買う、それも軽自動車を買いたい。燃費は置いておいて静かな軽自動車に乗りたいという人は、2013年1月以降のターボ付きの軽自動車を購入してください。
満足度が高いですよ。
※燃費つながりで、ソニカの燃料警告灯のお話
給油ランプが点灯した場合のガソリン残量は、
2WDなら、残り7リットル
4WDなら、残り6リットル です。
燃費を気にしている場合はタイヤの空気圧を高めにするのも効果的。
¥1,580
点火系の汚れを除去
ガソリンを爆発させてエンジンは回るワケですが、爆発を繰り返す燃焼室ではインジェクションなどの点火系部品が絶えず汚れ続けます。
その汚れを取り除いて本来の正しい着火性能を取り戻し、パワーと燃費を復活・維持してくれる燃料系洗浄の添加剤。
使用方法はカンタンで給油口に1本 200mLを入れるだけでOK。