私は現在、札幌在住で2WD ( FF ) の軽自動車乗って9年目。
4WDではないので、冬道の運転は結構気を使います。
;゚ロ゚) 疲れる
でも、ふと気付きました。
外車ってほとんどFRやFFの2WD。4WDではないのに北海道で走ってるのはなんでだ?
決め手は、トラクション・コントロールでした。(゚∀゚)ノ
目次でございます。
2WDでもトラクションコントロールで雪に強い、の目次
ページの後半では、雪に強い2WDの中古車についての説明があります。ご覧いただければ幸いです。
凍結路面ではタイヤが空転する2WD
FFを9年乗っています

ソニカ 2006年製
私は、北海道の札幌に住んでいます。
- ミラ・ターボ FF
- ムーヴRS 4WD
- ソニカ 2WD ← 今ココ
と、乗り継いできました。
ダイハツ・ソニカは今年で9年目で、新車購入時に2WD ( FF ) を選びました。
別に血迷ったワケではなくて、2WDのみレーダークルーズコントロールをオプションで選択することが可能だったためであり、クルコン設定が4WDに無かったのが理由です。
当然、凍結路面でタイヤが空転
よって、冬道の走行にはとても気を使います・・・。
特に信号待ちからの発進は疲れます。
凍結路面に水が張った場所からのスタートは非常に厳しい。
優しくアクセルを踏んでいるつもりでもギュルン!ギュルン!と、豪快にタイヤが空転して前に進みにくいったらありゃしない。
よって、圧雪以外の路面コンディションの場合に停車する場合は、左側に寄って少しでもグリップする路面を確保します。
FFやFRの面倒臭い儀式(笑)
1年程度でしたがムーヴの4WDに乗っていた際は、 「 いやぁ~、4WDって本当に良いもんですね。 」 とニヤけるほど。
で、
30代の後半にもなると、スピードの興味もなくなり、静かな車が欲しい年頃になりました。
とりわけ、ドイツのフォルクスワーゲンのゴルフにはいつか乗りたいなぁと思っています。
なぜ北海道に2WDの外車が多い?
コンパクトカーの世界1位はトヨタでもベンツでもなく、フォルクスワーゲンのゴルフ。
国産コンパクトではありえない3拍子が揃っているところが魅力です。
- ガッチリしたボディ
- 乗り心地の良い足回り
- 車内がめちゃくちゃ静か
しかも外車の中古車は、値崩れが物凄く、市場価格がとても安いのもステキです。
でも、問題が。
ゴルフ5や、ゴルフ6、ゴルフの弟分のポロについてもFFしかない。( ※ 4wdのゴルフRは乗り心地悪いので興味なし )
ということは、やはり四駆かしら?
4WDだと国産車で静かで乗り心地が良いのは、やっぱりクラウンかな。18型のゼロクラウンか、次の20型クラウンなら手頃な値段だし、20万キロ走っててもエンジン問題ないし・・・、っと言ったような捕らぬ狸の皮算用で夢を膨らませてました。
その時、ふと疑問が。
「 FFのゴルフ・・・?
なんで2WDのゴルフ、ベンツ、BMWが
北海道でたくさん走ってるの? 」
その理由は、トラクション・コントロールでした。
凍結路面でもトラクションコントロールで楽々スタート
2000年以前は、日本車のエンジンは最大280馬力と決まっていました。
特に若者がバカみたいにスピードを出した挙句に死亡事故を起こすので危険 → 国が規制。
とは言っても280馬力よりもちょっと低い255馬力の2代目日産・シーマに兄が乗っていましたけど、夏のアスファルトでアクセルをグッと踏んで走り出すと簡単にタイヤが空転してキュルキュルキュルー!!!!と鳴るくらい。
まぁ、なんてハイパワーなこと(笑)
ちなみに、
地上最速のモータースポーツであるF1( エフワン、フォーミュラワンのF )では 1980年代 に 1,000馬力以上出ていました。
255馬力でもタイヤが回転すると言うのに、1,000馬力だとどうなるか分かりますよね?
繊細に、上手に緩くアクセルを踏まないと、タイヤがその場で空転するだけで走り出すことが難しい。
パワーを上げれば加速・最高速が伸びるけど、スタートするのが難しくなってしまうというジレンマが問題になりました。
空転しないでスタートできるシステム
そこでF1では、アクセルのふみ具合に関係なく、空転を抑えて駆動力を路面に伝えて発進することが出来る電子制御システムが開発されました。
それが、トラクション・コントロール・システムです。
略称は TCS ( Traction Control System )
もし、
私のFFのソニカにTCSが装着できていたら、凍結路面からのスタートはどうなるのでしょうか?
- 赤信号で凍結路面の上に停車
- 青信号になる
- アクセルを踏む
- タイヤは空転せず駆動力を路面に伝える
- 夏の路面のように発進できてしまう
スゴイ!!!!
これはすごいぞっ!
トラクション・コントロール!!
北海道で外車が走れる理由はトラクション・コントロールが付いてるから。
1980年代に、F1というモータースポーツで生まれたトラクション・コントロール・システム。
1990年代に、ベンツ・BMW・フォルクスワーゲンなどヨーロッパ車にTCSが装着されだした。
冬の走り出しが簡単になって、ヨーロッパに住む人たちは大満足。
そんなクルマが日本に輸入されてきて、冬の札幌をたくさん外車のFF・FRが走っているのです。
ちなみに、ゴルフの弟分であるポロ。
1400ccなので日本ならフィット・マーチ・ノート・ヴィッツクラスのコンパクトカーですが、2002年からトラクションコントロール全グレード標準装備。
で、当時の日本のコンパクトカーどころか、国産車に標準装備されている車種は数えるほどしかなく、オプション設定もほとんどありませんでした。ようやく軽自動車にABSが標準搭載され始めたような頃です。トラクションコントロールなんて付いてるワケが無い。
トラクションコントロールと、横滑り制御は別物です。
こんな人はやっぱり4WDを買うべき
例えば、
幹線道路から結構奥に住んでいて除雪されていないことが度々ある人。迷わずSUVの4WDです。
山や丘の上に自宅がある場合も4WD。
凍結路面の氷が粒になって、まるで砂浜の路面になる、空転しやすい道路を絶対に毎日通らなければならない環境の人も、やっぱり4WD。
こんな人は、燃費の良い2WDで生活できます。
しかし、以下のような環境であれば4WDは必須ではなくなります。
2WDでOKです。
- 通勤にクルマを使うけど、朝は除雪されているし、帰りも除雪されている時間帯を走る。
- 変な裏道を通らない。
- 幹線道路から自宅まで割と近い。
北海道の札幌については、毎朝・毎晩・深夜と除雪作業のブルドーザーが割と頻繁に入るので幹線道路で埋まっている車というのを見たことがありません。
こんな生活環境に当てはまるドライバーさんであればトラクションコントロールが付いた2WDで生活できます。
サンデードライバーなら尚更FF/FRで良い。
子供の送り迎えと、買い物にしか使わない人もFF・FRでOK。
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4WDでなくても生活は十分可能なんです。
私の友人は、マツダのRX-8のFRを乗ったあと、日産リーフのFFを乗っています。
2台ともトラクションコントロールが装備されており、「 信号待ちや坂道発進で、進めない・登れないで困ったということはないよ 」と言っていますし、
そもそも、トラクションコントロールの付いていないFFソニカに9年乗っている私メガネちゃんが言うんだから間違いないです。
ちなみに、ソニカでガンガンスキー場に行ってますから、スキー場の駐車場にすら到着出来ず旅路の途中で雪に埋まるという悲しいことはありえない。
埋まったことがあるのは9年で1度のみ。シャーベット状のグシュグシュ状態の裏道を走って玉砕。普通は誰が見てもムリだろ、というところを挑戦してしまった大バカモノです。
2017年現在の新車の場合、横滑り制御システムと一緒にトラクションコントロールが装備されていることが多いです。でも新車は高いし・・・。
よって中古がお買い得っ!!
ん?
・・・。
ちょっと待って!?
ポロリと出てきた横滑り制御システム。
これを勘違いしている人がいるで説明させてください。
注意。横滑り制御と、トラクションコントロールは別物です
凍結路面でも、FF・FRのスムーズな走り出しを可能にするトラクションコントロール。
今流行りの横滑り制御機能とは別物って、知ってました?
1.横滑り制御とは?
雪道のカーブや雨の路面などを走行中にスピンしそうになったら、車体を安定状態に戻すシステム。
- 角度センサーが感知
- 4本タイヤのそれぞれにどれくらいブレーキを掛けるか判断
- 自動でABSブレーキが発動
- 車体は安定状態に復帰する
という事故防止システム。
ちなみに市販車では、1995年にベンツが初めて採用しています。
2.トラクションコントロールとは?
タイヤの空転を抑えるシステム。
アイスバーンからのスタートなど、発進中・走行中にタイヤが空転しそうになったら空転を抑えてくれるので車体が安定します。
ということで、この2つは別々のシステムです。
3.この2つのシステムを合わせれば安全
横滑り制御システムと、
- ヨーレート・センサー
- アンチロックブレーキシステム ( ABS )
- 電子ブレーキ圧配分システム ( EBD )
トラクションコントロールシステム ( TCS ) が、
2つ合わされば安全なドライビングが可能になります。
世界ではこの2つを組み合わせた、総合システムの総称を
ESC ( エレクトロニック・スタビリティ・コントロール ) と呼びます。
で、ここからが問題なんですけど、トヨタでは独自に
横滑り制御システムを、VSCと呼び、
トラクションのことを、TRCと呼び、
2つを合わせた総称を、S-VSC と呼んでいます。
よって中古車を買う際に、
「 横滑り制御のVSCが付いているってことは、トラクションコントロールも付いてるな、よし買おう! 」 と勘違いするのは絶対ダメ。
VSCには凍結路面で重要なトラクションコントロールは含まれていないので。含まれているのはS-VSCのほうです。
「 VSC 」とか「 横滑り制御付き 」と表示されている場合は、
「 横滑り制御とトラクションコントロールは別物ですけど、これってトラクションコントロールは付いてますか?それともVSCってS-VSCのことですか?? 」と、
必ずスタッフに確認を取りましょう。
日産では、横滑り制御システムのことをVDCと呼んでおりますが、総称がありません。
VDCはVDC、
TCSはTCSです。
セレナを見るとVDC( TCSを含む )と記載されていました。
ホンダでは、総称のことをVSAと呼んでいます。
各メーカーの総称は以下の通り
メーカー名 | セットの総称 |
---|---|
世界標準 | ESC |
トヨタ | S-VSC |
ホンダ | VSA |
三 菱 | ASC |
スズキ | ESP |
マツダ | DSC & TCS |
ダイハツ | VSC & TRC |
日 産 | VDC ( TCSを含む ) |
※ 2014年10月以降、新車には横滑り制御を付けないと販売できませんと国の指導が入りました( 軽自動車は2018年以降 )、
2017年の現在では、軽自動車・新型ダイハツ・キャストは小生意気にもVSC & TRC付きです。コンチクショウ。
2WDのトラクションコントロール付き中古車
比較的、除雪がきちんと入る地域にお住まいの人であればトラクションコントロール付きの2WDを購入されても埋まることは無いと思います。
では、トラクション・コントロール付きの中古車を紹介していきます。
ちなみにこんな感じのクルマを集めました。
- 100万円以下
- オートマ
- コンパクトカー多い
ハイブリッド
世界では、ハイブリッドはもう古い。
2代目プリウスまでは世界でもメジャーだったのですが、その後は下火。
現在では完全に、電気自動車( EV )に取って代わりました。
世界から見て、日本のハイブリッドお祭は異常を通り越して怪奇現象。
しかし、そんな日本だからこそハイブリッドの中古車が市場に溢れかえっています。
燃費目的で買うのも良いのですが、静かで小さい車が欲しいという人には打ってつけなのがハイブリッド。
ただし、アクアの前期型はうるさくて内装が安くて最悪です。注意。
40万円 ホンダ・フィットハイブリッド
2010年~2013年
1300cc・FF
トラクションと横滑りはセットしかないので、カーセンサーでは「 横滑り 」にチェックを入れると良い。
ただし、付いていないのに 「 付いている 」と誤っているのかワザとなのか表示をしている販売店もある。装着車にはハンドル右下奥にOFFスイッチがあるので要確認。
困ったことに、付いてるのに、「 付いていない 」というパターンもある。写真で確認するしかないですね・・・。
後席は広々。
クルーズコントロール付きやシートヒーター付きを選びたい。
バッテリーは、メーカーは15年または24万Kmと想定
この2代目フィットのハイブリッド(フィットハイブリッドとしては初代)のバッテリーはニッケル水素。価格は13万円。ちなみにFIT3のバッテリーはリチウムイオンとなり、30万オーバー。
35万円 ホンダ・インサイト
2009年~2014年
1300cc・FF
2010.10以降だと、全車トラクション・横滑り搭載。
以前だとG・Lにオプション。要確認。装着車には、ハンドル右下奥にOFFスイッチ
172cmだと後席の天井に頭が当たる。マイナー前は足が固め。インチダウンが有効。
50万円 ホンダ・シビックハイブリッド
2005年~2010年
1300cc・FF
要確認。装着車には、ハンドル右下奥にOFFスイッチ
意外とカッコよく見える。4輪独立懸架サスペンションで乗り心地は1番。
新品バッテリー:30万以上
90万円 ホンダ・フリードハイブリッド
2011年~2016年
1500cc・FF
全車トラクション・横滑り搭載。
2列目がキャプテンシートのタイプを選びたい。スライド&リクライニングが可能です。
30万円 トヨタ・2代目プリウス
2003年~2009年
1500cc・FF
S-VSC、トラクションコントロールのみ、全部無しモデルなど様々。しかもOFFスイッチが無いので見た目では付いているのか付いていないのかがわかりません。
さらに、いつでもON状態のため、まったくグリップしないグシュグシュな雪道だと埋まります。OFFにもできるんですが整備モードへの設定がとても面倒。
172cmだと後席の天井に頭が当たる。
45万円 トヨタ・3代目プリウス
2009年~2015年
1800cc・FF
2代目と一緒の内容。後期だとOFFスイッチが付く
80万円 トヨタ・3代目プリウスPHV
2012年~2016年
1800cc・FF
2代目と一緒の内容。
カタログ燃費:31km
ガソリン150円で走れる距離は、深夜電力利用で、90km
100Vで3時間でフル充電。
EVのみで25km走行可能。ただしアパート・マンション住まいの人は充電できないですよね。
バッテリー交換は65万円・・・。リチウムイオン電池は高い・・・。
ちなみにメーカーは5年で80%まで低下するとのこと。
100万円 レクサス・CT200h
2011年~
燃費性能は3代目プリウスとほぼ一緒。
OFFスイッチが無いので見た目では付いているのか付いていないのかがわかりません。
1800cc・FF
プリウスよりも静粛性・室内の質感が良い。
50万円 日産・初代リーフ
2010年~2017年
言わずと知れた、電気自動車。
自宅で充電できる一戸建てに住んでいる人でなければ購入は難しいですが、夜間電力で充電する場合、
1,000 km を、1,600 ~ 2,000円以下で走れます。
リチウムイオンバッテリーの容量が大きいので、新品バッテリーは60万円。
24kwモデルで、フル充電で100km~150km、
30kwモデルで、フル充電で200km ほど走行可能です。
冬はもっと落ちます。坂道も落ちます。
50万円 三菱・アイミーブ
2009年~
軽の電気自動車。
走行距離はモデルにより、60~80km
100~130km
新品バッテリーは90万円・・・・。
コンパクトカー
50万円 トヨタ・ヴィッツ
2011年~
1000cc・1300cc・FF
センターコンソールにOFFスイッチあり
25万円 トヨタ・iQ
2008年~2016年
1000cc・1300cc・FF
センターコンソールにOFFスイッチあり
25万円 フォルクスワーゲン・5代目ゴルフ前期
2004年~2006年
1600cc~2000cc・FF
シフトレバー奥にOFFスイッチあり
5代目ゴルフのマイナー前は普通のオートマで、問題のあるDCT(VWではDSG)ではありません。
トヨタの資本が入っているアイシン製の6ATです。ハイオクです。
Eが1,600cc GLi2,000cc。リアサスペンションはGLiがマルチリンク。Eがトーションビーム。
冬のデコボコ道を走らなければいけない地域にお住まいの人は、車体揺れが抑制されやすいマルチリンク。乗り心地が違います。
実燃費は10kmくらい。2017年現在のクルマの燃費には負けてますが、
実燃費18kmの新車を150万円出して買うのと、中古車を25万円で買う場合の燃費ランニングコストは、
片道20kmを往復で40km、22日間通勤で使用 880km。さらにドライブ 300km
1ヶ月 1,180 km
1年間 14,160 km
ガソリン130円
ハイオク140円
1年の燃料代
新車: 786L = 102,266 円
中古:1056L = 198,240 円
---------------------
差額 95,974 円
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1年目
新車:150万+10万=160万
中古: 25万+20万= 45万
-----------------------
10年目
新車:150万+100万=250万
中古: 25万+200万=225万
10年経っても中古の方が安いことに。
車検でパーツ交換代を含んだとしても8年くらいまではイーブンだと思います。
購入時にダンパーとタイヤ交換を行ったら7年かしら。
30万円 フォルクスワーゲン・初代クロスポロ
2006年~2009年
1600cc・FF
ナビスペース上にOFFスイッチあり
上のゴルフを小さくさせたのがポロ。そのポロをSUVルックに仕立て上げたのがクロスポロ。
6AT。
ハイオクです。実燃費は10km
標準で17インチを履いているので乗り心地は硬い。15インチを取り付けられるのでインチダウンさせて乗り心地を劇的に改善させるのがオススメらしい。
クルマ紹介の前に、中古車購入の注意事項
これからトラクションコントロール付きの中古車を紹介しますが、まずは中古車購入の注意事項について説明します。
10万キロ走行している車も多いのですが、以下の5点は気にしてください。
- サスペンション
- ベアリング
- ハイブリッド・バッテリー
- ハイブリッド・インバーター
- ミッション
1.サスペンション
症状:乗り心地がずっとフワフワする。子供のクルマ酔いの原因。
路面のデコボコの衝撃を受け止めてくれるのがサスペンションで、部品は2つに分かれます。
衝撃を受け止める:バネ・スプリング
バネの動きを止める:ショックアブソーバー(ダンパー)
スプリングについては、20万キロでも30万キロでも持ちますが、問題なのはショック (ダンパー)の方。
ショック (ダンパー) については、6万キロで死にます。
スプリングのビヨンビヨンが止まらなくなるので、車に乗っている間はずっとフワフワします。子供が車酔いをする原因です。
コンパクトカークラスなら、ショック4本で工賃込みで5~6万円くらい。
純正ではないヤツならもっと安いです。ヤフオクとかアマゾンとか。
中古車に長く乗るつもりなら、購入時に6万円くらいプラスして交換してもらいましょう。乗り心地は全く異なりますので。
また、ネオ・チューンというものが存在しており、純正のショックを加工して乗り心地を良くしてくれるという匠がいます。費用も新品ショックを買うより全然安いので気になる方はお調べください。
2.ベアリング
症状:下からシャーっという音がずっと鳴る。最終的にタイヤがモゲる。
タイヤをスムーズに回転させるため、どんな車にも例外無く付いている部品。小さいボールの集合体です。
江戸時代などで、丸太をたくさん並べてその上に石を滑らせて運ぶシーンって見たことないですか?あと、ピラミッドの石運び。あの丸太の役割をしているのがベアリング。
これも6万キロ以上走行していると、ボールが欠けたり、ボールが収まっているカベが欠けたりしてスムーズに回らなくなります。
下のyoutubeを見てもらうと分かりますが、ガッコン、ガッコンするわけです。
そんな状態で走行すると、連続した音になるのでタイヤ付近からシャーとか、ゴォーという音が聞こえてきます。
最後になるとベアリングが回らなくなり、タイヤがモゲて吹っ飛びます。
10万キロ走っていると確実に欠けている部品なので、怪しい場合はリフトアップしてもらい、クルクル回してもらいましょう。ダメになっているなら部品交換してもらうのを前提として契約しましょう。
部品と工賃合わせて、4個で3万~5万円というところでしょうか。
これも純正ではなく社外品だと安く済みますのでオススメ。
3.ハイブリッド・バッテリー
症状:燃費が落ちる。エンジンがうるさくなる。
ハズレのクルマというか環境にも寄ると思いますが、10万キロ走行くらいから燃費が落ちる現象が顕著になります。
理由はバッテリー容量が減ってしまい、アシスト時間が少なくなってしまうから。
電池の種類は、2種類あります。
- 毎度おなじみニッケル水素電池
- 新世代のリチウムイオン電池
1.ニッケル水素電池
メリット
- 13万~18万と安くすむ。
- 寒い地域でも性能が落ちにくい
デメリット
- リチウムより重たい
- 繊細な電力マネージメントには向かない
シビックハイブリッド 35万
初代インサイト 23万
2代目インサイト 13万
2フィット・ハイブリッド13万
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プリウス・2代目 30万
プリウス・3代目 15万~20万円
プリウス・4代目・4WD15万~20万円
2.リチウムイオン電池
メリット
- 電力マネージメントが優秀で、燃費が伸びる。
- ニッケルに比べて、15%ほど軽い。
デメリット
- 30万~40万と高額 *
- 寒い地域だと性能が落ちる
* そもそもクルマに乗っける量が昔のハイブリッドに比べて増加してるから高いという理由もあります。
3フィット・ハイブリッド38万
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プリウス・4代目・FF
恐らく30万~40万
2代目フィットのハイブリッドや、3代目プリウスは安いニッケル水素バッテリーなので、中古車を買う際には、金額上乗せでバッテリー交換してしまうのが吉です。
バッテリーは消耗品のため中古保証の対象外です。
バッテリーは安く買えないの?
ちなみに、
中古バッテリーや、メーカーに里帰りして点検されたリビルドバッテリーも出回ってます。
半額だったり、半額以下で安いです。交換する場合は整備スタッフに相談してみましょう。
4.ハイブリッド・インバーター
症状:発進できない。
インバーターの役割はザックリ以下の通り。
- モーターとエンジンの切り替え指令
- モーターの制御
- 回生ブレーキの調整
よって、インバーターが故障すると100%動けません。
インバーターは修理できませんので交換となります。
で、この部品が超高額・・・。
三代目プリウスだと30万オーバー。古いハイブリッドだと50万とか。
ちなみにバッテリーと同じく、中古品・リビルド品も出回ってます。
インバーターやモーターについては中古保証で保証されている場合が多いです。保証内容の確認を忘れずに。
余談ですが、
まだ中古屋に勤めていた際、営業スタッフがお客さんに頼まれてエスティマハイブリッドの修理見積もりをトヨタに出したら、
インバーターの新品交換と診断されて見積もりが60万円でした・・・。
トラクションコントロールOFFスイッチとは?
ハイブリッドカーのプリウスに見られる、OFFスイッチが付いていないとは?
無敵のようなトラクションコントロールにも弱点がありまして、
ツルツルしすぎてて全くグリップできない路面では逆にダメ。
この状態でONになっているとタイヤが動かないんです(笑)
こんな場合は、トラコンをOFFにしてワザとタイヤを回転させて前に進もうとする力を発生させて脱出、もしくは後から軽く押してもらって脱出する、という手法が取られます。
が、OFFスイッチがないと出来ません。
世界のトヨタが、そのような想定を忘れるハズはないので、恐らくコストカットのためと思われる。
で、プリウスなどOFFスイッチが無い車両には、整備の際のメンテナンスモードというモードに切り替えて、OFF状態を作り上げることが可能なのですが、面倒臭いことこの上なく、万が一の際にとっさにできません。
メンテナンスモードの手順は車種毎に設定されておりますので気になる方をお調べください。
5.ミッション
症状:ギクシャク感、最悪発進できない。修理代30万オーバー
これは、ホンダ車とフォルクスワーゲン車で注意したい内容です。
自動車のトランスミッションは4種類あります。
- マニュアル車
- オートマ車
- オートマCVT車
- クラッチ・ギア操作が自動のマニュアル車
特に4番目のシステムはフォルクスワーゲンに多い。
その4番目ですが、クラッチが
- 1つの物を、シングルクラッチトランスミッション
- 2つの物を、デュアルクラッチトランスミッション
と呼びます。
一般的に普及しているのはデュアルの方。
略称はDCT。
DCTは普通のオートマに比べて燃費効率が良いのが魅力なんですが、不具合が割りと多くて有名なミッション。
昔はBMWにも搭載されていたんですが、BMWは撤退して普通のオートマミッションに戻しました。普通のオートマの熟成が進んで、優位性は無くなったためとしていますが、個人的には不具合が多くてブランドの傷になるから抹殺した?のだと思います。
壊れると30万円オーバー。DCTはアウディやアルファロメオなんかでも採用していますが、修理情報良く見ます。
保険付きの中古車屋でなければ安心して購入することができないシロモノ・・・。
ちなみにフォルクスワーゲン中国では10年保証、フォルクスワーゲンジャパンでは5年保証。
DCT買うなら絶対に保証をつけましょう。
普通のオートマや、普通のCVTなら特に気に気を付けることはありませんのでご安心を。
ちなみに日本車で搭載しているのはホンダですね。フィット3以降のi-DCDというハイブリッドタイプは全てDCT。
2017年現在では、不具合・トラブルは入ってきていませんが、ちょっとね・・・。
ちなみに、
シングルクラッチトランスミッションの方は変速ショックがデカい。オススメしない。
運転の下手なタクシーにず~っと乗っている感覚に陥ります。変速ショックのガックンガックン。
採用しているのはスズキのAGSっていうもの。オススメはしない。
¥4,500
エンジン機能の回復剤
クイック リフレッシュは、エンジン内部を回復( リフレッシュ )させてくれるオイル添加剤。容量は300mL
特に100,000km以上走行している過走行車のエンジンに対して、オイル漏れ等のトラブル改善、潤滑性の回復、タペットノイズ(カタカタ音)の改善というスペシャルブレンド。使うと実際にエンジンノイズが減少して静かな車内が取り戻せます。
- 圧縮圧力の回復やノイズの低減
- オイル上がりやオイル下がりの抑制
- 摩耗部分、密封性や潤滑性を回復
- 各部シール部位のオイルにじみ防止
- メカニカルノイズの増大を防ぐ
使用方法:エンジンオイル容量の5% ~ 10%を注入します。
10万kmを超えた・迎えた車両なら試してみる価値は十分にあります。その際は下準備としてeクリーンプラスでフラッシングしてから使いましょう。