今時ポルナレフで始まりましたが、
2019.11.24
コゲ臭いニオイと異音という前兆があり、
オルタネーターが故障しました。
山の中で。( 130,000km )
初めてのレッカー、
初めての搬送車の真ん中の席、
そして初めてのオルタネーター交換。
新品だと軽でも50,000円。よって安いリビルト品を購入してみました。ARD製で9,800円。
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2020.12.30
年の瀬に、コゲ臭いニオイと共に、
アクセルペダルを踏んでも回転が鈍く、
バッテリーが充電しづらくなりました。
( 135,000km )
寿命1年と1ヶ月・・・。
たったの5,000kmしか持ちませんでした。
ARDが憎い・・・。
step
1新車で購入して、130,000kmでご臨終。
step
2山の中で停車
step
3レッカー移動
step
4ARDの普通オルタネーターを購入
step
5ソニカ復活
step
61年と1ヶ月で寿命( 135,000km )
step
7たった5,000kmで故障
step
8ARDの低抵抗・高出力オルタネーター発注
step
9実はリビルド品だった。
step
10ネットで調べると、外国製の部品を使っており寿命は長くてもたったの2年で壊れる品質
step
11キャンセルしました。
step
12キャンセル料:3,000円。返送料はこちら持ち1,300円
step
13ダイハツディーラーでリビルド発注&交換(保証付き・交換工賃も補償)
step
14ARDの安いオルタネーターは、常時使用ではなく、スペアタイヤのような感覚で緊急用に車載しておくのがベストな使い方ですね。
目次でございます。
オルタネーター故障、山の中で。
2019.11.24(日)その日は友人と北海道・苫小牧市の横にある虎杖浜(こじょうはま)温泉に日帰りで行く予定でした。
朝の10:30に札幌中央区で友人をピックアップして支笏湖経由で虎杖浜を目指します。
で、今思えば朝からちょっとした異変があった。
リモコンエンジンスターターでクルマを暖気させておいて、乗り込む際にエンジンルームから何らかの異音がしていた。
しばらく乗っていれば消えるだろうとそのまま出発。
途中で何かコゲ臭いニオイが車内にうっすら広がるも友人を乗せてそのまま南を目指して走り出しました。
エンジンに負荷のかかる山道を走行しているときに大きな異変は突然やってきた。
スターウォーズシリーズの会話をしている際、何気にメーターに目をやると
エアバッグとバッテリーの警告灯が点灯している?ABSランプも点灯しだした。
はっ!?
っと、焦りだしたのも束の間、どんどん車体に不具合が発生していった。
↓
パワステが重くなり、
↓
エアコンが切れ、
↓
ナビが消える。
たまらず路肩に寄せて停車。
アイドリング状態は保っているものの、
↓
メーターがひょいひょい動き、
↓
いろんなランプがちかちか点灯・点滅
↓
その後、エンスト。
↓
再始動は・・・、できません。( 回してもセルがかかりません。)
呆然。
エンストした場所は奇しくも支笏湖派出所前(笑)
2007年に新車で購入して、130,000km
もともとソニカに付いていたオルタネーター、なかなかの高品質だったということでしょうか。今までありがとう。
故障の原因は、オルタネーター
メーターの異変からパワステが重くなった瞬間に頭によぎったことがあった。
それはスバル・レガシーで里帰り中にオルタネーターが故障したドライバーさんのブログとその内容だった。
症状がまったく同じなの。
だからパワステが重くなった瞬間に、「 やばいオルタネーターか? 」と。
エアコンが切れてナビが消えた瞬間に、疑問は確信に変わった。
そのレガシーのドライバーさんの場合は地方で発生。さらにディーラーや工場はでオルタネーターを用意していることはまず無い。
よってオートバックスだかイエローハットによってバッテリーを2個購入。
駐車場や路肩でバッテリーを丸ごと交換。使い捨て乾電池のように使って事なきを得たとか。
ただ、私の場合は湖畔の横。
こんなとこにカーショップがあったら逆に怖い(笑)
あいおいの、レッカーロードサービス
こんな時に役立つ?のが任意保険に付帯されているロードサービス。
あいおいの保険証書を引っ張り出してチェックしてみるとロードサービスに〇印。入ってて良かったロードサービス。
それじゃ早速電話しようとしたら「0120」から始まるフリーダイヤル・・・。
私のスマホは格安スマホのSNSのsimであり、通話番号付きsimではない。
そのためNTTの「050PLUS」という今は懐かしいPHS(ピッチ)の050からの番号なんですけど、フリーダイヤルに発信できないんですよね・・・。
よって友人のドコモ契約のiPhoneを借りて連絡しました。
クルマに積んでいる保険証書にはフリーダイヤルしかなかったのですが、
あいおいのホームページには、IP電話用の番号が記載されています。(2021.01.17 現在)
通話料は発生しますけどね。
0276-90-8850
さて、レッカー車が到着するまで暇なので支笏湖(しこつこ)観光です。
ここのパーキングは有料駐車場。路駐してまで駐車料金を払いたくないのかなぁ?と駐車場スタッフに思われて警察に通報されるのもシャクなので「 故障でレッカー待ちです 」と一言伝えておきました。
ちなみに支笏湖派出所には警官はおらず電話機のみでした。
思えば、湖のほとりまで来たことがなかった。
波が無いだけでこんなにも静寂に包まれるものなのか。
ちょっと感動しました。
ほとりの横にすぐホテル。
早朝に散歩したら気持ちが良いのだろうなぁ。泊まりたい。
夏にはスワンボートに乗れるらしい。
で、レッカー屋から「到着しました」との連絡が。
急いでクルマに戻ります。
症状を説明したら「おそらくオルタネーターですね。」と。
日立製のケータイリチウムイオンバッテリーでジャンプをかまして、
搬送車に載せます。
レッカー車に、同乗が可能かどうかは重要
で、私も知らなかったレッカー車あるある。
街中でレッカー移動であれば、クルマはレッカー、ドライバーはバス・地下鉄・タクシーで帰宅可能です。
では、今回のように山の中でクルマが停車してしまったらどうなるか?
「 え?そりゃレッカー車の助手席に乗るんでしょ? 」
正解です。ただし、
保険会社に寄ります。
あいおいや、ソニー損保の場合だとレッカーの際、レッカー車に同乗が可能です。2人まで。
他の保険会社は同乗を認めておりません。注意してください。
で、
レッカーの手配とレンタカーの手配が同時に行われました。
翌日の午前中に15日間無料の代車がトヨタレンタカーより到着。
リビルド品オルタネーターの選び方
自宅に無事帰って来れました。苫小牧のレッカー屋さんに感謝。
で、まずやるべきは交換するオルタネーターの購入です。
ちなみにダイハツに確認してみたところ、
- 新品 50,000円
- リビルト 23,100円
- 交換工賃 14,850円
とのこと。軽自動車なのに新品のオルタネーターは可愛くない値段。
で、リビルド品にしたって2万円はちょっと高い。
よってネットで購入して持ち込み交換とすることに。
ソニカ・リビルド品・オルタネーターで検索してみたところ、
以下の会社がヒット。ARDというリビルド・ショップ。
他のリビルド品を売っている業者との最大の違いは、
ちゃんとホームページにリビルド品ができるまでの過程が表示されていること。
サンドブラストでサビを落としたボディに、
各種検査して合格した部品を組み込む。
部品一つ一つに規定を設けてすり減ったり弱ったりして規定数値に届かない部品はすべて交換しているという仕事っぷり。
で、1年・1万キロ保証付き。
もうね、ここに決定。
軽自動車・ソニカ用のリビルトオルタネーターは、
送料込み価格:11,100円(税込)
3日後、午前中にダイハツ東店に向けてソニカをレッカー移動してもらいます。
二次レッカーと言ってこれも保険で賄われます。
その日の午後に、千葉県よりリビルトオルタネーターが届きました。
さすがにサンドブラストを掛けているだけあって、外装はピカピカです。
ARDリビルトオルタネーター。
滑車までピカピカ
中身のコイルはさすがに汚れてますが、ホコリなどの汚れはありません。
端子部分もキレイ。
大きさはこのくらいです。
基本的にリビルト品は、故障した部品を送り返すのが決まりです。
ただ、ソニカの純正オルタネーターはいろんなクルマで使われているらしく、
コア(部品)の返却は必要ありませんと注意メモが入っておりました。
で、夕方にダイハツまで届けに。雪で真っ白。
ダイハツ東店に到着。
部品を届けただけなのに、コーヒーでおもてなしされました。ありがとう。
で、家に帰ってきてネットショッピング。
電圧計です。
オルタネーターは電気を発電する部品。
クルマはエンジンとガソリンで動くことは誰でも知っていることですが、
常時オルタネーターで発電していないとエンジンは動き続けることができないことはあまり知られていません。
エンジンが動き続けるには、
- ガソリン(燃料)
- オルタネーター(電気)
この2つが必要。
で、オルタネーターが弱ってくると電圧が下がるらしい。
しかし、電圧計があればその異常に気付くことが可能です。
異常に気づいたらバッテリーの電力が空っぽになる前にリビルト品(整備済み中古)のオルタネーター(5,000円~15,000円&工賃は15,000円くらいが相場)を用意して早々に交換してしまいましょう。
8万キロ以上の走行距離があるクルマにお乗りになっている場合は、悪いことは言いません。電圧計をシガープラグに刺してクルマを走らせる前に、クルマから降りる前に確認するクセをつけましょう。(通常は13ボルト前後みたいです。それが異常になると12・11・10・9と下がって不安定になるようです。)
今回注文したのが以下の商品。メイドインチャイナですけど他の電圧計のように★1が無かったので。
13.2V ~ 14.8V であれば正常みたい。また、エンジンを切った状態と動いている状態では数値は異なるみたい。
で、届きました。
※ 一緒に購入したのは車内ヒューズボックスから電源を取ってソケットを増やすためのエーモンの配線です。
純正ソケットに3連ソケットを接続してその都度抜き差しして使っていますがさすがに面倒くさくなったので。
3連ソケットのタコ足を考えましたが、私の環境では容量オーバーになるのでダメ。
- 運転席シートヒーター
- 助手席シートヒーター
- USB充電ソケット
- 電圧計
- ドラレコ
このピョコンと生えているのは、車内の温度を測るセンサーです。
上が、車内温度計、
下が、電圧計。
オルタネーター交換後、ソニカ復活
届けた翌日の夕方に交換作業、そして無事終了した連絡が入りました。山田さんありがとうございました。
で、連絡の入った翌日の午後にパッソに乗ってダイハツまでソニカを迎えに行きました。
復活したソニカ。
129,625km まだまだ走れます。
が、エンジンかCVTのスムーズさが無くなってきている感じがあるんですよね・・・。うーむ。一度点検に出したほうがいいかしら・・・?
で、電圧計ですがちゃんと動いてくれてます。
ソニカの場合はエンジン掛けて通常14.4Vでした。
ヘッドライトを付けると13.5くらいまで一旦下がって、すぐに14.4Vに戻ります。
エンジンを切って、アクセサリー状態の場合は12.6~12.8くらい。
ただ、弱点としては液晶表示部分が大きいため、となりのソケット穴に干渉してしまうこと。隣に入れられません・・・。盲点だった。シングル延長ソケット買わないと・・・。
あとは携帯用バッテリージャンプのリチウム電池があれば完璧。
ARDのリビルドオルタネーター、故障する前兆が現れる。
2018.10.28、パナソニックカオスバッテリーに交換
2019.11.28、ARD 普通オルタネーターに交換 130,000km
↓ 1年後 135,000km
2020.12.12、バッテリーチェックランプ、充電MAXがLV5のところLV2~LV3になる
正常な場合はこんな感じ↓
2020.12.30、夜、外はマイナス17℃。
チェックランプLV2。
30分走行しても回復せず。
車内にコゲ臭いニオイが発生。
その瞬間に悪い記憶が甦る。
「まずい、オルタネーターだ・・・」
アクセルの踏み込みに対して、エンジンの回転が付いてこない・・・。
なんとか帰宅。
バッテリーはLV2のまま。
↓ 翌日
2020.12.31
朝、リモコンエンジンスターターでエンジンON、15分後自動停止、これをあと2回繰り返す。
気温はマイナス5℃。LV5まで回復。寒すぎるとバッテリー充電が正しく行われないと判断。
出かけてみると普通に走るが、
コゲ臭いニオイは継続中。
↓ 3日後
2021.01.04
朝、出かける。
エンジンは掛かり走行できたが、コゲ臭いニオイはエアコン送風口から送られてくる・・・。
もうじき寿命を迎えることには間違いない。
↓
オルタネーターの交換が急がれる。
ARDの、低抵抗・高出力オルタネーターを見つけた。
前回と違うのは、クルマがまだ動くということ。
今後の展開としては、
① サクッと、ARDリビルド品オルタネーターを発注、
② ダイハツに交換作業の予約、
③ 予約日にソニカでGo!!
となります。
ということで、ARDのホームページへ。
すると普通のオルタネーターではなく、発電量が大きい&発電抵抗が小さいので低燃費という低抵抗・高出力オルタネーターというのを発見。
後付けのシートヒーター・カーナビ・前後ドライブレコーダー・真夏のエアコンなど発電が忙しいクルマに強化オルタネーター。
迷いもなくポチリ。29,800円
ついでにメールで質問をしてみる。
「壊れる前兆が現れたらオルタネーターを送ってもらえるんですか?交換後、前兆の現れたオルタネーターを送ればいいんですか?」
するとこんな返答が返ってきた。
「電話対応はしていません。メールフォームにまずは連絡を。その後まずはオルタネーターをこちらに送ってください。その後チェックして問題が確認されれば替わりのオルタネーターを発送します」
うーん、先に送ってくれないらしい・・・。
メールフォームだけっていうのも緊急性に欠けるし、先に送らないといけないのがどうにもユーザーに優しくない。
しかも、低抵抗・高出力オルタネーターのページには「リビルド」という文字は無かったので「新品」かと思ったらまさかの「リビルド品」でした・・・。
うーん。
さらに気になってgoogle先生に「ARDオルタネーター」を検索して調べて見たら、
品質がよろしくない。
普通リビルド・オルタネーターはもちろん、
低抵抗・高出力リビルド・オルタネーターも・・・。
どうやら、肝心要の部品であるICボルテージレギュレーターが安い海外品を使っているらしいのです。
取り付けて800kmで逝かれるケースも・・・。
だいたい、2年で壊れるみたいです。( google調べ )
私は、
1年( 5,000km )で壊れました
ので2年で壊れるというのは信憑性が高い。
ダイハツディーラーでオルタネーターを発注すると以下の通り。
・新品:50,000円
・リビルド:23,800円
・交換工賃:14,800円
・製品保証がついています。期間内に不具合が発生した場合は部品代と交換工賃が無料で交換できます。
ダイハツで取り寄せたオルタネーターの場合、オルタネーター自体の保証ももちろんありますし、保証期間内の交換の場合は工賃も発生しません。
ところが、ARDで購入したオルタネーターをダイハツに持ち込んで取り付けてすぐに壊れた場合、ARDによってオルタネーターの保証はされるけど工賃は再度発生しちゃう。しかもまず送らないといけないから取り外し工賃、交換品が届いたら取り付け工賃・・・。工賃が倍掛かります・・・。
うーん。
とりあえず返品しよう。
クロネコで発送済みになったから、届いたらそのまま着払いで里帰り。
ARDに確認したら以下の通り。
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ご注文のキャンセル(受注番号:**********)に関しまして、
まずはお受け取りいただいた商品を、恐れ入りますが送料お客様ご負担にてご返送ください。
戻していただいた商品を確認次第、キャンセル・ご返金の手続きを進めさせていただきます。
ご返金に関しまして、大変恐縮ではございますが、すでに発送済みの商品に関しましてはキャンセル料が発生してしまいます。
また、当社からお送りした際の送料分はご返金いたしかねますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
商品代金 28,600円
キャンセル料 - 3,000円
(内訳
・梱包資材
・事務手数料
・返品商品の点検料
・等..)
振込手数料 - 220円
【ご返金】 25,380円
ご返金は、銀行振込にて対応させていただきますので、お手数ですがご返金先の振込口座をご連絡くださいますようお願いいたします。
-------------------
とのこと。
寿命が短いオルタネーターを使って、余計に取り付け工賃をいたずらに発生させるくらいなら、
キャンセル料3,000円は安いもんです。
ARDのオルタネーターは、
純正オルタネーターが壊れることを見越して、非常用としてトランクに積んでおく補助オルタネーターとしてなら購入してもよろしいかと。安いですし。
故障 → とりあえず工場か自分でARDを取り付け → その間にちゃんとしたオルタネーターを発注 → 届き次第交換。
で、
2021.01.06 にブツが届きました。
そのまま千葉県に送り返しました。
ちなみに、2021.01.07 にクロネコヤマトで返送手続きのため配送センターまで自走しましたが、
10分ぐらいの走行ではなにも起こりません。
そのうち、送風口からコゲ臭いニオイが漂ってきます。
電圧も13~14が通常なのですが、12~13を行ったり来たり。たまに14という異常な値を示します。
アクセルを踏んでもタコメーターの針の上昇が明らかに鈍い。
ただ、エンジンチェックランプの点灯はありません。
(点灯するのは本当に虫の息状態になった時です。片道切符のバンザイアタック状態)
不可を掛けないためヒーターは当然OFFにして、ナビの電源もOFF、シートヒーターもOFFにします。さすがに夕方からはヘッドライトをONにしなければなりません。
ボンネットを開けてエンジンルームのオルタネーターの上あたりを嗅いでみると、コゲのニオイが漂います。
クロネコヤマトで返送手続きを行って、
そのまま地元の整備工場に行きました。
オルタネーターの疑いを説明したところ、
「オルタネーターの電圧チェックしますか?3,800円かかりますけど」
「いや、壊れているのが分かりきっているんでリビルト品で交換してもらえますか?」
「部品屋が休みなので明日連絡します」
さて、おいくらでやってもらえるのかしら。
2021.01.08 お昼になっても連絡がこない。
仕方なくこちらから連絡。すると受付のあのばあさんが出る。
「昨日オルタネーターの件で見積をお願いしたメガネちゃんなのですが、見積もりでましたでしょうか?」
「そうですよねー、部品屋から連絡がこないんですよー」
心の中で、こないじゃなくて自ら連絡しろ!!と呟く。
「確認とってもらえますか?こちらもクルマが無いと困るんで(←嫌味の感じは極力抑えてサラリと言う)」
「わかりました。」
で、1時間後ようやく電話が掛かってきたと思ったら、
「リビルト品と工賃で48,000円です」
おいおい!!
ディーラーより高いってなんなのさ?
価格調査してないな?この整備会社。まぁ、受付窓口に社長だか会長だかのBBA婦人を据えている同族経営の整備会社ならこんなものか。ついでに言えば社員を多く抱えているみたいだから市場価格・ディーラー価格よりもぼったくるのは仕方ないこと。
まだ街のこじんまりとしたガレージショップ型の整備工場のほうが安くやってくれるなぁ。でもこの整備工場以外に近場に無いしなぁ。
「新品ですとね、60,000円です」
聞いてねーよ(笑)
丁重にお断り。
2021.01.08
ダイハツ東店に連絡。
「以前作業をお願いした山田スタッフはいらっしゃいますか?」
「あいにく会議をしております」
「では、担当営業になっている新村さんはいらっしゃいますか?」
「申し訳ありません。既に退職しております」
「・・・・」
とりあえず、症状を話して分かる人から連絡をいただくことに。
20分後、連絡が入る。(田舎の整備工場とは違うね。レスポンス速い。)
山田さんでした。以下の症状を説明。
・交換して1年しか経過していない
・交換して5,000kmしか走行していない
・電圧が普段なら13~14なのに、12~13と落ちている
・以前故障した時と同じコゲ臭いニオイが発生
・アクセルを踏むと、エンジンの回転が鈍かったり上がらなかったり
「なるほど。オルタネーターの可能性が高いですね。ただしイグニッションコイルとプラグの可能性もありますので見てみましょう。」
「とりあえず保険使ってレッカー移動でダイハツに運んでしまっても構いませんか?」
「はい、大丈夫ですよ。お待ちしております。」
続いて、あいおいのロードサービスに電話。
(フリーダイヤルだと050から発信できず。ただし、IP用の電話番号が新たに用意されていて助かる。)
「エンジンは掛かりますし、遅い速度であれば走行できるのですがエンジンが止まりそうです。オルタネーターの故障だと思うのですがダイハツの工場までレッカー移動お願いできますか?」
「かしこまりました。代車特約で15日間レンタカーの貸し出しが可能ですがいかが致しましょうか?」
「お願いします。駐車場の問題で軽自動車がありがたいです。できればターボ車で。」
「かしこまりました。ではレッカー業者とレンタカー業者に手配しますね。」
「宜しくお願いします」
20分後、オリックスレンタカーから連絡が入る。
「すみません、軽自動車はあるのですがターボ車を取り扱っていなくて。」
「ではNAで構いませんよ。おねがいします。」
30分後、レッカー屋さん札幌総輪の合田さんが到着。
ソニカがダイハツへドナドナされる。
2時間30分後、代車が届く。
翌日、ダイハツの山田さんから連絡が入る。
山田さん「オルタネーターの電圧をうちの測定器で測定してみたところ、数値的には異常ではなかったんですよね。」
山田さん「ただ、確かにメガネちゃんさんが言う通り、室内に取り付けてある電圧計では12Vまで下がっているのは私も確認しました。」
メガネちゃん「うーん、なんとも言えないですね。測定器的にはOKだとしても焦げ臭いニオイはあるんですよね。前回は焦げ臭いということがあった後にオルタネーターが死亡して山でレッカーされましたし、私はオルタネーターが怪しいかなと思っているので・・・、」
メガネちゃん「ダイハツのリビルト品を発注して取り付けちゃってください!」
山田さん「わかりました。部品センターから取り寄せ次第、取り付け作業を行いましてチェック後にまたお電話差し上げますね。」
メガネちゃん「宜しくお願いします。」
3日後、ダイハツの山田さんから連絡が入る。
山田さん「安定しました。やっぱりオルタネーターだったみたいです。」
メガネちゃん「そうですか。よかったー。やはり安い外国製部品を使った再生オルタネーターは品質に難アリみたいですね。5,000km程度で壊れるとは・・・。」
メガネちゃん「代金は前に話した通りですか?」
山田さん「そうですね。部品代23,900円と工賃14,980円で38,880円と消費税になります。」
メガネちゃん「ちなみにですが・・・。」
山田さん「はい、なんでしょうか?」
メガネちゃん「エンジンマウントの交換っていくらかかりますか?来年クルマ乗り換える予定も考えているんですが手放さないかもしれないんです。13万5千kmなのでいい加減交換しておこうかなと思いまして。」
山田さん「なるほど。3つ全部交換しますか?」
メガネちゃん「いや、室内側はそんなに劣化でボロボロにならないらしいので、運転席側と助手席側の2か所でお願いします。」
山田さん「部品代が一つ6,000円の工賃が一か所9,000円くらいになりますね。」
メガネちゃん「(意外と安いのね。6万7万は掛かるものだと勘違いしていた)」
メガネちゃん「それではお願いしてもよろしいですか?オルタネーター交換してもらったばっかりで手間を掛けさせてしまいますが・・・。」
山田さん「お気になさらずに。全く問題ありませんよ。では発注して作業して交換しますね。チェックが終わり次第またご連絡させていただきます。」
メガネちゃん「すみません、宜しくお願いします。」
今回の件で学んだのは、
壊れてもクルマが自走できるような部品(サスペンションやダンパーなど)であれば、
自分で安く部品を取り寄せて、ディーラーなどの工場で交換。
オルタネーターなど壊れたら自走不可になる部品の場合は、
自分で社外品を購入して持ち込むのではなく、
ディーラー工場で部品発注を任せて、一緒に作業してもらうのが吉。
( 余計に交換工賃が発生しないため。もしハズレを引いても保証が効きますし。 )
価格:1,200円
温度センサーがあるので上が車内の温度、下が電圧です。
安心の日立製 価格:25,000円
苫小牧のレッカー屋さんが使っていたものと同タイプ。中華性は不具合が多いので使えないそうです。少し高いがずっと使えてますよとのこと。