ゴム製のベルト。
ソニカは2本あります。
通常は10万キロで交換ですが、気付けば12万キロ。
切れたら困っちゃうのでネット購入のディーラー交換。
交換後、異音発生・・・。
エアコンベルト・Vベルトを買う。
新車で購入した軽自動車・ダイハツ・ソニカ。ACC付き。
新車でソニカを購入しました ← 記事です。
もうすぐ、
満12年が経過します。
で、
ベルトを交換していませんでした。
エンジンの動力をベルトで伝達、おすそ分けしてもらって動く部品は、
- ウォーターポンプ
- 発電オルタネーター
- エアコンコンプレッサー
この3つ。
ベルトの事を「ファンベルト」と昔から言う場合がありますが、それはベルトで動力を伝達して「ラジエーターファン」を回していた名残で「ファンベルト」と言います。今のクルマはすべて「電動ラジエーターファン」なので「ベルト」のことを「ファンベルト」と言うのはまだメカニックの間で通じてはいますが、正確には「誤り」だと個人的に思います。
現在では「Vベルト」と言えば通じます。「Vベルト」とはベルトの断面が「V字」に見えるから。
ソニカでは「Vベルト」は2本あります。
- ① エアコンコンプレッサーを回すために動力を伝えるベルト
- ② ウォーターポンプ&オルタネーターの2つを1本のVベルトで動力をまとめて伝えるベルト
2本とも「Vベルト」を利用しています。
①のことを特に「エアコンベルト」と呼び、②のことを特に「Vベルト」と呼んでいるみたいですね。
エアコンベルトが切れた場合はエアコンが使えなくなるだ走行することは可能ですが、
Vベルトが切れてしまうと、
- オルタネーターが回らない → 発電できない → その後、走行中にエンスト
- ウォーターポンプが回らない → エンジンが冷えなくなりオーバーヒートでエンジン停止
と最悪な状況が。
ましてやココは北海道。
真冬にVベルトが切れたら命に関わる。
10万キロで、転ばぬ先の松葉杖ということで交換してしまうのが一般的。
気付けば12万キロを超えてしまっていました・・・。
アマゾンで、サクっと購入。
DRIVE JOY はトヨタ系グループ会社で純正部品を提供している、トヨタの子会社。
ソニカの純正ベルトもDRIVE JOY。
触った感触はとても硬い。
手で引きちぎるなんて、絶対無理。
新品状態でこの硬さなら、劣化したらガチガチなのかしら?
上が溝付きVベルト(リブ付きVベルト )、下がエアコン・ベルト。
エアコンをONにすると、燃費が下がる理由
そもそも、エンジンの動力でタイヤだけを回すのが一番燃費効率が良いのですが、タイヤ以外にエンジンの動力が割かれてしまうと燃費が悪くなります。
エンジンのクランクシャフトと同軸に滑車(プーリー)が付いておりエンジンの回転と一緒に回っています。
エアコンコンプレッサーにもプーリーが付いており、2つのプーリーにエアコンベルトを引っ掛けることでシャフトプーリの回転力がエアコンプーリーに伝わります。エアコンプーリーに伝わった回転力でコンプレッサー内部の部品が回り、部品に内蔵されたブレードが遠心力で飛び出てエアコンガスを圧縮。ただエアコンプーリーは常時回っているわけではなく、エアコンボタンのON/OFFでマグネットクラッチが制御され、ONだとエアコンプーリーの軸に動力が伝わりコンプレッサーは回る、OFFだと伝わらないのでコンプレッサーは回りません。
で、ONだと電力消費が大きくなる。エンジンは燃料を燃やして爆発させてピストンが動きタイヤが動くワケですが、爆発させる際は電力が無いと発火(スパーク)できません。電力が足りないと発火できずエンジンが動きません(エンストしちゃう)
消費電力が多くなるとエンストする危険性が増すので、それを回避するために回転数が上がってしまう=燃費が悪くなっちゃう。
ちなみに、EV自動車の日産リーフだとエアコンコンプレッサーは電動、オルタネーターは無い、ウォーターポンプも無い、よってVベルトはありません。
ダイハツディーラーで、ベルト交換。
2018年10月13日
早速、北海道ダイハツ札幌東店に交換作業を依頼。
こんぶ茶とお茶菓子を頂きます。
リフトアップされて、ベルト交換がスタート。
ただ、 気になったのが作業を担当したメカニックが何度もピットの奥へ行ったり来たり。
お世辞にも手際が良くスムーズとは言えません・・・。
で、交換が終了して
と尋ねると、
担当営業は他のお客さんの接客中だったので、
そそくさと帰宅。
帰り道は音楽を掛けながら帰りました。
ベルト交換後、異音発生
交換後、数日経過。
普段は家で仕事しているため、ソニカを走らせていませんでした。
久しぶりにクルマを出したところ、
「 ん? 」
キューーーーーーーーーーーーーーーー
音楽のボリュームを落とす。
かすかに聞こえる、
キューーーーーーーーーーーーーーーー
「えー、異音発生してるよ・・・。 」
ベルト交換した直後なので、ベルトが原因ではあるまい。
ベルト交換するためには、各種プーリー(滑車)のボルトを緩める必要があるのですが、
- オルタネーター
- ウォーターポンプ
- エアコンコンプレッサー
の何れかのプーリーやベアリングがブレたのだろうか??
とりあえず担当営業に連絡して、診断してもらうことに。
今回診てくれたメカニックは元トヨタのメカさんで20年選手。
とりあえず調整し直しましたので乗ってみていただいてもよろしいでしょうか?とのことで、同乗乗車したんですが、
店舗敷地内から大通りに出ようと停車した際に、
キューーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・・。聞こえますね。」
「・・・・・。そうですか・・・。」
とりあえずテスト走行を開始。走行中も薄っすらと聞こえて、
信号待ちなどの停車しているときにも聞こえちゃう。
メカさんが、
「 テンションが高いと、キュー音がなることがあるんですが、 」
「 ふむふむ。 」
「 診てみたら、逆に張りが弱かったんです。だから正常に張り直したんですが。 」
「 ( あのメカニック、やっぱりわかってなかったんだな?コンチクショウ。( 疑惑が確信に変わる )) 」
メカさんと、担当営業にキュー音を訴えても
「 うーん、すみません。聞こえません。 」とのこと。
オーマイガー。
とりあえずダイハツは、
交換保証が6ヶ月間付くので、
2019年3月12日まではセーフティー。
で、2019年1月22日。
キューーーーーーーーーーーーーーーー
が、大きくなったような。
で、ソニカではオルタネーターの異音は無いようで、
あとは、
- ウォーターポンプ
- コンプレッサーのプーリー
が怪しい。
ただ、70,000kmだったか80,000kmでウォーターポンプを交換しているので、
ウォーターポンプの寿命が40,000kmくらいで来た?ということも考えられる。
うーん、とりあえず様子をみてみます。
¥7,500
ソニカ用 ウォーターポンプ
ソニカに限らず、自動車の部品は不具合があった場合にリニューアルして対策済み製品になります。
このウォーターポンプ&プーリーセットは正に対策済みの部品で安心のアイシン製。ディーラーで購入するよりも安いです。