約 120,000 km を走行したソニカ。100,000 km を超えた時点で停車中にアイドリングが1回 ~ 2回息継ぎする現象が発生。Σ( ̄□ ̄;)!?
スロットルボディの汚れが原因らしいのですが、ちょっと気になっていたワコーズのフューエルワンを試してみることに。
(。・ω・)ノ
目次でございます。
軽自動車ソニカにフューエルワンを試す
スロットルボディ洗浄は5,000円
2007年に新車で購入したダイハツ・ソニカRSリミテッド。レーダークルーズコントロール付き。北海道なのに2WD。
10年経過して走行距離は 118,469 km まで伸びています。ちなみに、10万キロ付近から信号待ちなどで停車した際にアイドリングが500rpmくらいまで落ち込む息継ぎ現象が度々発生するようになりました。不安定。
スロットルボディ洗浄は諸刃の剣
ネットで調べたり、ダイハツ店や知り合いのスズキ系工場で症状を相談するとどうやら 「 スロットルボディ 」の汚れが原因とのこと。
スロットルボディはエンジンに空気を送り込む弁のこと。通常はボルトを外して、パッキンを落とさないようにしてこの部品を取り出した状態で泡クリーニングスプレーで汚れを綺麗に落としてから再度取り付け。なんですが、
不精な一般ユーザーや、整備会社だと特に取り外すことはせず、エンジンが掛かった状態でクリーニング液をしみ込ませたウェスでカーボン汚れを取ったり、クリーニング液を直接吹きかけたりします。これで調子が悪くなることがあるとのこと。
清掃工賃は 5,000円付近なのですが、注意書きに 「 清掃後、エンジンが不調になる場合があります 」 と・・・。ちなみにスロットルボディの新品は 50,000円くらいが普通です・・・。
スロットルバルブクリーナーではなくフューエルワン
スロットルボディの汚れであれば、ワコーズのフューエルワンではなく、同じくワコーズのスロットルバルブクリーナーでスロットルボディを外さないで清掃が可能です。が、ソニカはいろいろ外さないとダメで面倒です・・・。
よって特に回復はしないのは理解した状態で、前から試してみたかった燃料系の洗浄をフューエルワンを試してみることに。
フューエルワンってなんだ?
ガソリンがサビる!?
液体であるガソリンが酸化して錆びた状態になってしまうと、正常なガソリンがベタベタになります。
ベタベタになるとタンクの内側や燃料パイプの内側、点火系の重要部品であるインジェクションもベタベタになって正常に点火できずにパワーダウン。最悪、エンジンが掛かりません。
どれくらいで酸化する?
大半の人は、3ヶ月以内にガソリンが無くなり満タン給油していると思いますが、普段からガソリンを消費して定期的にガソリンを入れている人であれば全く問題ありません。
問題なのが半年以上寝かせている場合。例えば中古自動車販売店の店頭に並んでいる商品車。1ヶ月以上エンジンを掛けないことはザラにあります。このときガソリンタンク内部に残っていると劣化・酸化の原因になります。
ベタベタを除去してくれるフューエルワン
ガソリンにフューエルワンを注入すると、その成分が内側に張り付いたベタベタを除去してくれます。ベタベタ成分が溶けたガソリンが燃えてオールクリアに。パワーが戻る・アイドリングが安定するという効能を発揮。トラブルが解消されて直るという寸法です。
普通に乗っている方であれば通常は必要ないと個人的に思います。が、50,000 km 、100,000 km といった節目に予防延命目的で洗浄してみるのは良いことだと思います。
※ ちまたに数ある燃料系洗浄添加剤の中で唯一、確実に目に分かる実験効果を発揮するのがフューエルワン。
フューエルワンを購入する
オートバックス石狩花川店にやってきました。
入口入って左側、オイルコーナーでフューエルワン F112を発見。冷房の真正面にキンキンに冷えた状態で販売されてました(笑)
ちなみに、赤のフューエルワンは初回1発目用、黄色のプレミアムパワーは継続用という違いがあります。初めて注入するのであれば赤のフューエルワンを購入しましょう。
店頭価格:1,600円 ネット価格と大差無いので私はオートバックスで買いました。
クイックリフレッシュ E140
そうそう、右横にはクイックリフレッシュ E140 があります。フューエルワンは燃料系の清掃添加剤でしたが、こちらはエンジン内部の機能を正常値にリフレッシュ ( 回復 ) してくれるシロモノです。
過走行車に特に効果的だとか。フラッシングは内部の汚れを落とす効能ですが、こいつの場合はオイル漏れを多少改善して、さらに潤滑を良くしてタペット音・カタカタ音を改善するというスペシャルブレンド。
ワコーズには有名なエンジンオイル添加剤が3種存在していましたが、
- スーパーフォアオイル
- スーパーフォアビークル
- エンジンコート
3つを1つにまとめたのが 「 クイックリフレッシュ 」 です。
ソニカに試してみようかしら?
店頭価格:5,099円
フューエルワンを1本丸ごと注入
私がよく利用するガソリンスタンドは札幌市北区屯田にあるセルフ出光スタンド。
給油口を開けて、レギュラー満タンにします。
ちなみに私はレギュラーを2回入れたら、次はハイオクを入れるようにしています。ハイオクの洗浄成分が燃料系をクリーニングしてくれるという都市伝説?を信じているから。意味が無いという人もいますがエンジンを分解した整備士のサイトを読むとやってしまうんですよね。
ソニカ2WDの燃料タンクは35リットルです。
で、フューエルワンの登場です。
燃料タンクが30リットル以上であれば、フューエルワン 300ml 1本丸ごと注入してOKです。よって全て入れました。30リットル未満であれば燃料の1%に値する量を注入すること。大目に入れるとプラグがカブりますので注意。
とりあえずカブることなくエンジンが掛かって一安心。追分通を札幌西区方面に走って宮の沢の、宮岡公園の坂道を加速していきます。
普段のエンジン回転数は 2,000rpm程度ですが・・・、
わざとアクセルを踏み込んで回転数を上げて、フューエルワン入りガソリンをどんどん使って燃料系をクリーン?にしていきます。
さらに5,000rpmにまで突入させてみる。およそ 30キロくらい山を下りたり登ったりを繰り返してみました。
アイドリング息継ぎは直らず
当初の予想通り、アイドリングの息継ぎは直りませんでした。万が一直ったらラッキーという気持ちでしたからショックはありません。
これでスロットルボディの洗浄が必要だということがハッキリわかりました。結果オーライです。近々、工場に入庫させます。
ただ、クイックリフレッシュだけは試してみようと思います。タペット音が気になりますから。
¥1,580
点火系の汚れを除去
燃料に添加する添加剤では1番有名。それがワコーズのフューエルワン。
ガソリンを爆発させてエンジンは回るワケですが、爆発を繰り返す燃焼室ではインジェクションなどの点火系部品が絶えず汚れ続けます。
その汚れを取り除いて本来の正しい着火性能を取り戻し、パワーと燃費を復活・維持してくれる燃料系洗浄の添加剤。
高性能清浄剤PEAの作用により、燃料に添加するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻します。
また燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食を抑制します。2〜3回の連続使用が効果的です。
使用方法はカンタンで給油口に1本 200mLを入れるだけでOK。
セルフスタンドでガソリンを注入する前に入れるのが良いでしょう。かき混ざるので。
( ガソリンに対して1%を超えないように入れます。仮にガソリンタンクが満タン20Lの軽自動車であれば、20L×1%=200mlなので1本そのまま入れてください。タンクが20L以上であればそのまま1本ということ。 )
( バイクでガソリンタンクが10リットルの場合は、10L×1%=0.1Lですので、半分の100mLを入れてからガソリン満タンでOKです )
ガソリンでもディーゼルでも使えます。2回連続で使うと汚れは大幅に除去されるとメーカーのグラフ説明がありますので、買うなら2本セットで。
また中古自動車にありがちですが、エンジンを掛けない状態が半年くらい続いてしまうとガソリンが劣化して燃料ラインがベトベトになります。エンジンがスムーズに始動しなくなる。そのベトベトを除去してくれる薬としてもフューエルワンは重宝されています。
原付スクーターでも使ってみましたが、入れた直後は何も変化なし。しかし3kmほど走行してからアクセルフルスロットルでリミッター付近までスムーズにエンジンが回るようになって正直大変驚きました。もっと早く入れるべきだったと軽く後悔するほど。本気でオススメです。
ただし軽いバイクであり、バイクのエンジンは普段から高回転まで回して走るのが普通なので体感できたのであって、軽自動車のソニカに入れた場合は普段から2,000回転くらいでしか走らないため点火系の爆発具合はよく分かりませんでした。(笑)
クルマに入れるなら体感するはちょっと難しいですけど、連続2回使用で汚れを落としてみてはいかがでしょうか。
購入者の声
- 圧縮圧力の回復やノイズの低減
- オイル上がりやオイル下がりの抑制
- 摩耗部分、密封性や潤滑性を回復
- 各部シール部位のオイルにじみ防止
- メカニカルノイズの増大を防ぐ
使用方法:エンジンオイルに容量の5%から10%を添加します。
¥4,500
エンジン機能の回復剤
クイック リフレッシュは、エンジン内部を回復( リフレッシュ )させてくれるオイル添加剤。容量は300mL
特に100,000km以上走行している過走行車のエンジンに対して、オイル漏れ等のトラブル改善、潤滑性の回復、タペットノイズ(カタカタ音)の改善というスペシャルブレンド。使うと実際にエンジンノイズが減少して静かな車内が取り戻せます。
- 圧縮圧力の回復やノイズの低減
- オイル上がりやオイル下がりの抑制
- 摩耗部分、密封性や潤滑性を回復
- 各部シール部位のオイルにじみ防止
- メカニカルノイズの増大を防ぐ
使用方法:エンジンオイル容量の5% ~ 10%を注入します。
軽自動車ソニカの場合はオイルは2.9リットルなので、2.9リットル×10%=0.29リットル。よってオイルは2.61リットル、クイックリフレッシュは0.29リットルの比率でオイルジョッキで混ぜ合わせてから注入しましょう。( 0.29リットルならいっそのこと0.3の一本そのまま投入しても良いのでは?)
注入の際は、効果を持続させるためにオイルフィルターも忘れずに交換。
使った人の感想
平成14年式アコードにオイル交換と同時に注入したところ、それまで聞こえていた朝の走り出しの軽いカリカリ音が消えました。燃費や加速性能の変化は実感できませんが、延命には役に立つのかもしれません。
168,000km走行のハイエース(ガソリン2.7ℓ)に使用しました。エンジン音が体感できるくらい静かになりました。オイルに混ぜるだけでこの性能とは中々かと思います。値段は高いですが良い買い物でした。
※個人的に100,000kmオーバーのクルマでエンジン振動が気になる場合、エンジンマウントゴムを交換するのが一番ですが工賃が高い。よってマウント交換の前にクイックリフレッシュで振動低減を狙ってみるのも良い使い方かと思います。
エンジンノイズの原因はほぼ部品の摩耗によるものなので根本から解決するにはエンジンをバラバラに分解メンテナンス(オーバーホール)する必要がありましたが作業工賃は10万円~15万円前後掛、別途部品代も掛かりますし作業日数も必要です。
それらを考えると、エンジンオイル交換時に一緒に混ぜて入れるだけで静粛性を取り戻すことができるという手軽さは大きなポイント。オイル交換2回に1回、または3回に1回程度のスパンで定期投入するリピーターも多いです。
日本車は世界トップレベルの壊れにくさを誇っていますので10万キロ前後の中古車はゴロゴロしていますが、そんな中古車に対しても有効です。
ディーゼルエンジンにもOK。
10万kmを超えた・迎えた車両なら試してみる価値は十分にあります。その際は下準備としてeクリーンプラスでフラッシングしてから使いましょう。
eクリーンプラスを使ってみた ← 記事です。