フォルクスワーゲンのゴルフGTIを所有している友人より、「 ベンツの試乗会に参加しよう 」 とお誘いを受けまして、2017/1/29 に札幌ガトーキングダム(旧札幌テルメ)で行われたメルセデス・ベンツ雪上試乗会2017 in 札幌 に参加してきました。(*^^*)
私メガネちゃんは、個人的にベンツCクラスW203 後期モデルを好いておりましたが、最新のベンツEクラスを試乗してきました。Σ( ̄□ ̄;)!?
目次でございます。
メルセデス・ベンツEクラス 4WD の目次
ガトーキングダム・2018雪上試乗会受付
晴天に恵まれ試乗日和となりました。
いつものようにコーチャンフォー新川店で待ち合わせて軽自動車のソニカでシャトレーゼガトーキングダム札幌ホテルを目指します。
ベンツ試乗会場はこちらです。
会場の駐車場はベンツの嵐!とまではいきませんでしたが、やはり数が多いです。この敷地だけでも30~40台は停まっています。お高いSクラスもちらほらと。ソニカ単位なら100台は買えそうです(笑)立場がないなぁ~・・・。
そうそう、私は一般庶民ですのでベンツの新車なんて高過ぎて買えません。ですが、フォルクスワーゲン・ゴルフのガッチリさを体験してからというもの、少しずつ外車への興味が出ております。
昔はスポーツカーが好きで、4代目プレリュード、丸目4灯セリカ、ワンエイティ、MR-Sなどに憧れを抱いてましたが中年になり、買うとしたら楽なクルマとなっています。
中古で良いなと思ったのが、ゼロ・クラウン、それともう一台がCクラスW203の後期モデルです。これなら50万円くらいからで手が届きます。前期は不具合の嵐だったそうで、買うなら後期型と決めています。
ベンツの重厚さが欲しい。買いやすい中古2代目Cクラスw203 ← 記事です。
ただ、小さくて静かで剛性のあるクルマがベストですので、ゴルフ、ポロ、またはBMWの1シリーズが出来れば欲しかったりします。1に限っては北海道でありえないFRですが・・・。
さてさて、会場内に入ります。
ロビーには特設試乗受付が設置されており、受付スタッフが対応しておりました。
また、ホワイトボード(黒)には試乗可能なベンツ車種一覧が。
定員オーバーで既に終了となっているのはゲレンデと、367馬力の4WD2ドアクーペのC43。
私メガネちゃんは、ベーシックなBクラスを試そうと思っていたのですが、友人の強い薦めでEクラス・セダンになりました。
待合会場でEクラスに触れる
ロビーを抜けて、待合会場に入ると円卓が複数も並び、それらを取り囲むようにベンツの展示車が10台ほどズラリと並んでおります。
営業スタッフに連れられて着席して、アンケート記入を行います。日本のディーラーでは免責事項の書類へのサイン自体が既に珍しい状況ですが、メルセデスはキチンと行います。
で、ビビッたのが免責額。30万円。心の中で「 えぇ~!?こなきゃよかった。 」 と思うほど(笑)
そうしているとスタッフが飲み物とケーキのオーダーを取りに来てくれました。頼んだのがコレ。
試乗時間まではしばらくあるので、展示車を見て回ることに。予習としてEクラス。
気品漂うEクラスです。
そうそう、この頃はこの立っているエンブレムマークを見かけませんよね。
大抵は、フロントグリルに大きくエンブレムが陣取っているのですが私はこちらのほうが品があって好きですね。
ちなみに、歩行者と衝突した際の危険を考慮して立っているエンブレムはなくなったそう。
このEクラスのエンブレムは触ると奥まで倒れるギミックが備わっているので安全。だからまだ商品として売られているとのことでした。
乗り込んでみます。
メーターがまんま液晶表示でございます。キレイなものです。
コンピューターが発達した今なら、物理的なパーツを組み合わせたメーターよりも、液晶表示でプログラム一発のほうが管理・調整し易いのでしょうかね。
もしくは高級感の演出とか。
この3番目はレクサスISっぽいです。ただ、エレガントなEクラスにスポーティータイプのデザインっているのかな?
ウッドパネルも上品です。
センターコンソール下には、コマンドシステム。走行性能のサスペンションセッティングや、エンジン出力をスポーツモードやコンフォートモードに変更したりすることが可能なダイナミックセレクトや、その他オーディオなどの設定を変更することができる総合システム。
驚いたのが電動シート。単なるパワーシートではございません。
座面の長さを調節できるんですっ!!
素敵過ぎます。(まぁ、ヨーロッパの高級車では普通ですね。BMWのMスポーツのシートが有名かしら。)
友人GLE 350 d 4MATICで雪上試乗
さてさて、先に友人の試乗が始まりそうでしたので助手席に便乗しました。
試乗車はGLE 350 d 4MATIC です。
周りを見渡すと試乗車が続々とセットされていきます。ゲレンデにGLE 350d。
乗り込んで、ダッシュボードを1枚パチリ。
エアコンの吹き出し口辺りのボリューム感があります。が、デザインとしてはどうなのだろう?個人的にはフォルクスワーゲンやマツダのようなシンプルテイストが好きな性格なので・・・。
日産で言うところの、アラウンドビューですね。
さあ、出発です。
試乗コースはこのような感じ。
GLE 350 dを乗ってみた感想
アスファルトが溶けて、路面の端はまだ濡れている部分を走った際は、水しぶきが跳ねる音が見事に抑えられておりビックリしました。車内は本当に静かそのものです。
ただ、その大きさ、その車重、その高さからなのか、コーナーを曲がったりデコボコ道を走った際の横揺れが硬いような感じを受けました。
硬いというよりも早い?うーん、なんて説明すれば良いか言葉が見つかりません。恐らくEクラスセダンの車高の高さでは有り得ないと思う。
物理的に車高が高くて天井も高かったりするとロールが大きくなるのは当たり前で、その辺りが関係しているかと。
続いて、特設雪上コース
まずはデコボコ道。安い作りの生活4WDシステムでは直ぐに対角線スタックにはまる意地悪なコースです。
生活四駆と言えば、ホンダのCR-Vが有名でしたが2011年4代目CR-Vより電子制御AWDとなったため、旧世代4WD ( 前輪が滑ってから後輪が駆動するタイプ )
だとハマってしまう対角線スタックは既に弱点ではなくなりました。電子制御は滑る前に駆動します。
また、一緒に成長したのがスタビリティコントロール。総合横滑り制御。
雪道の発進でホイルスピンしないようにするトラクションコントロールから始まって、
オーバースピードでコーナリングしてしまったら内側・外側・前側・後側のタイヤにそれぞれブレーキを掛けて曲がりやすくしたり、
逆にコーナリング速度を上げるように外側のタイヤのトルクを増やすトルクベクトル機能( 元祖はプレリュードのATTS。その後三菱のAYCが登場したり、完全に前後左右の駆動力を操るレジェンドSH-AWDが出てきたり。 )
ただ、日本車だと速さの追求のためのスタビリティコントロールであってしかもスポーツカーくらいにしか採用されなかった歴史に比べると、メルセデスベンツをはじめBMWやフォルクスワーゲンなどのヨーロッパ車は安全のためのスタビリティコントロールという考え方で速い段階から一般車両に装着されていきました。
元レーシングドライバーの清水和夫さんが毎年行っている世界中の車を集めて、走行性能・危険回避性能をテストするイベントで、ベンツ・BMW・VWが毎回良い成績を残すのは歩んだ歴史の違いでしょう。
GLEの四駆システムは難なく走行していきます。
続いて同心円走行。
アクセルべた踏みでもエンジン出力が適切にカットされたり、タイヤ個別にブレーキが利いたり、絶妙な横滑り制御で巨体のGLEがクイックにグイグイ曲がる曲がる。メルセデスのESPは自然でスゴイ。
帰りに軽自動車のソニカで同じことをしたらアホなくらい曲がりません。電子制御の技術ってスゴイなぁ~と関心してしまった。
急加速からの急停止も体験できます。抜群の安定感でした。
E 200 4MATIC アバンギャルドを試乗
で、ようやく私の試乗時間となりました。
E 200 4MATIC AVANTGARDE です。
試乗車のEクラスは、先ほどの展示車のような立っているエンブレムではありませんね。
試乗コースを走行して、GLEの硬い早い左右の揺れはこのセダンEクラスではやはり感じませんでした。
完全無敵な静粛性。足回りもしなやかで乗り心地も最高です。いいなぁ~。ただし、デカイですが・・・。
メルセデス・ベンツEクラス 4WD のまとめ
こんな世界があるのか、とカルチャーショックを受けました。高級車がいかに素晴らしいのか。
ただ、現状の暮らしでは明らかにオーバースペックなEクラス。私にはやはりW203辺りが丁度良いです(笑)
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