インパクトレンチを購入したら試してみたかった、
エマーソン・ジャッキヘルパー。
実際に購入して使ってみた結果は、
「 使えません 」
なぜ使えないのか?理由をご説明いたします。
利用したインパクトはマキタのTW285DZで、
80Nm・175Nm・260Nmで試しました。
step
1純正パンタジャッキを自動で上げる
step
2ジャッキヘルパーはインパクトレンチで使う
step
3安い。980円。
step
4面倒、ジャッキのセット。
step
521mmソケット無しでも使える
step
680Nmでも持ち上がる
step
7260Nmならスルスル上がる
step
8うるさすぎる
step
9インパクトレンチにも負荷が掛かる
step
10使えません。
ジャッキヘルパーとは?
ジャッキヘルパーとは、
元来手動でクルクル回してジャッキアップさせる車載パンタグラフジャッキを、
インパクトトレンチで回すことにより素早く車体をジャッキアップさせることを可能としたタイヤ交換の便利グッズです。
最大の利点は、油圧ジャッキを購入せずに済むことでしょうか。
で、ホームセンターのカー用品コーナーに行くと売ってました。
こちらが、
エマーソンの車載ジャッキヘルパー EM-234
980円
類似商品で車載ジャッキアップセットなるものも販売中。
で、購入してきました。
箱から出したらこんな感じ。
車載ジャッキの穴に通すためのボルト、ボルトを固定するナット、インパクトで回すための21mm六角ナット形状、インパクトを直で入力する12.7mm角穴
ソケットで作業する場合はこんな感じになります。
どんな車載ジャッキにも使えるわけではありません。適合する形状に注意が必要。
ダイハツのソニカの場合は、以下の1枚タイプに適合しておりました。
ヘルパーの取付図。
ちなみに、高さゼロの状態からインパクトでジャッキアップすると、車載ジャッキが暴れるので絶対にダメ。
ジャッキアップポイントまで手で回す必要があり面倒です。
ジャッキヘルパーエマーソンEM-234を使ってみる
では実査にタイヤ交換で使ってみましょう。
以下はダイハツの軽自動車ソニカの車載ジャッキです。
ジャッキの丸形状はこんな感じ。
ジャッキヘルパーを分解します。
ジャッキにボルトを通してロックします。
このようにインパクトレンチの角ドライブに直接接続することは可能なのですが、
ソケットを介する方が作業しやすいです。
今回のテストで利用したインパクトレンチ。
マキタの人気インパクト、TW285DZです。
弱モードトルクで、80Nm
中モードトルクで、175Nm
強モードトルクで、260Nm
ジャッキを車体に掛けない場合、スルスルと超・高速でジャッキが高くなり、低くなります。速い速い。
ただし、車体を掛けたとたんに遅い・・・。
ジャッキヘルパーEM-234の問題点
問題点としては、
- 遅さ
- 騒音
となります。
弱・中モードでは、上がることは上がりますが、手動の方が速いのではないか?というくらい遅いです。そして割とインパクトがうるさい。
うるさいというよりも、
ガチガチガチガチッ!!!!!
と、トリガーを引き続けたら壊れるのではないだろうかと心配になるほどトルクレンチに負荷が掛かっていることが分かります・・・。
で、強モードの場合は割とスルスルジャッキアップしてくれるのは良いのですが、
ガチガチガチガチッ!!!!!
キンキンキンキンキーン!!!!!
と、はっきり言って近所迷惑なほど音が鳴り響きます。
そして、今にも壊れるよ!というほど負荷が掛かっている感じがします。
以下のムービーでは弱・中・強でトリガーを引いていますが、
トリガーを引き続けてはおりません。
インパクトが壊れたら嫌なので。
その点を考慮してご覧ください。
↓ 動画です。
結局、ジャッキヘルパーは260Nmでは使えるのですが、インパクトレンチのストレスになること間違いありません。よって封印します。
動画を見る限りでは、「 そんなに音、大きいか? 」と思われていることでしょう。
動画では低音をよく拾っています。高温が全然拾われていません。
実際に見に来てほしいほど、うるさいのです・・・。
( 試したことがある人は同意していただけるかと。 )
ジャッキヘルパーEM-234のまとめ
マサダの油圧パンタジャッキで大満足 ← 記事です。
¥ 12,000
色は、ブラックのみ
最大荷重850kg。マサダ製作所のシザースジャッキ。
使いやすいパンタグラフ式の油圧ジャッキです。
¥ 17,000
色は、ブラックのみ
最大荷重1,000kgモデル。
続きです。
シンプルなタイヤの空気チェッカー。
08.おすすめエアゲージ。簡単にタイヤの空気圧チェッカー ← 記事です。
11.まとめ。実際に使って良かったタイヤ交換の工具をすべて紹介 ← 記事です。