3代目PCXのカタログと実車を見にバイク屋に寄ってみたら
スズキ新型アドレス125の巨大化にビックリしました。;゚ロ゚)!!
50ccに毛が生えた程度だった旧型125Sとは大違い!!
PCX125のカタログを貰いにバイク屋へ
2016年の雪が降りそうなくらい寒い季節に125ccAT小型限定免許を取得したワケですが、
理由があって2018年未だに125ccバイクを所持できておりません。
自前の写真で免許更新 ← 記事です。
これは↓なか卵の駐車場に停まっていた2代目PCXになります。PCXのエンジンはN-MAXと比較して静かなので、買うならPCXと決めています。
( ※ ただ、私はカスタムしません。風除けのロングスクリーンとグリップヒーターがあれば満足 )
PCX3代目はフレームとサスが違う ← 記事です。
PCXで北海道・支笏湖ツーリングに行ってきました ← 記事です。
で、時間があったので札幌のバイク屋に行ってきました。クルムス札幌。
3代目PCXのカタログを貰いに、そして実車があれば確認してみたかったらです。
ヤマハやスズキのバイク屋ならわかるけど、ホンダのバイク屋なのにホンダの新型が3月に発表で、5月の半ばで試乗車が用意できないってそんなことあるのか?と非常に驚いた。
で、到着。さっそく2階の新車・中古車コーナーへ。
うーん、N-MAXはやっぱり大きいなぁ。そしてこのツートンカラーはすごい好き。売却済み札が掛けられていました。
N-maxのシートポジションについて ← 記事です。
で、お目当てのPCX3代目は展示されていませんでした。残念。
で、ぐるりとバイクを見て回っていたところ、目の錯覚か?
見慣れたアドレス125Sの横、赤い大きいスクーターに「 スズキ・アドレス125 」とポップが貼られている・・・。
Σ( ̄□ ̄;)!? ナンダコレ???
写真では分かり辛いかと思いますが、その場で肉眼で見ると
- ヨコ幅にボリュームが出ていて、
- シートが大きくて、
- フロントカウルもボリューミーで、
- ヘッドライト部分が妙にデカい
- タイヤもデカい。
で、しばらく「 なんだろう、これ・・・? 」と不思議がっていると、
店員さんが来たので、
「 この赤いのも、アドレスなんですか? 」と尋ねたところ、
「 あぁ、2017年にフルモデルチェンジして大きくなったんですよ~。 」と教えてくれました。
なるほど。私が教習車で乗っていた↓初代アドレス125と比較してもかなり巨大化した感じがしたワケだ。
2017年新型アドレスの変更点
手前のブラックが、新型2017年アドレス125
奥のブルーが、2010年アドレス。( ピンクのアウトラインを付けてみました。)
こうして比較して見てみると、1番の違いはシートです。
シートが後に伸びました。特にタンデムする際、パートナーは座る面積が増えて楽になる。
そして、地面からハンドルの高さは変わらないのに、地面からシートまでの高さは低くなりました。足着き性の向上と共に身体の重心がその分下がるワケですからより走行中がより安定傾向になったと言えます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥3,980
アドレス用サスペンション
送料無料
5段階調整可能な、2代目アドレス車専用サスペンション。
新型アドレス125のシートに乗ってみました。ハンドルを握ると、車体から身体の上半身が飛び出ない感覚が分かります。良い変更点です。
こちらがスピードメーター。針の頂点が一般道の最高速である時速60km/hの位置なのは分かりやすくて良いです。
また、N-MAXも3代目PCXもデジタルメーター化してしまいましたが、自動車のスピードメーターがデジタル化しない理由をバイクメーカーは考えているのかな?と思った。私はアナログメーター推進派です。
ちなみにこちら↓は、旧アドレス125のスピードメーター。
デジタル液晶モニターが装備されてます。ガソリンメーターもデジタル。トリップ計と組み合わさって、オイル交換次期すらライダーに教えてくれる機能も入ってました。
さらに、セキュリティーシステムもあり、
セキュリティーアラームが標準搭載だった旧アドレス125。盗難防止・イタズラ抑制に一役買ってくれてました。
早い話が、新型2017年モデルはコストカットモデルということか・・・(笑)
ヘッドライトのハイビーム・ロービーム切り替えスイッチ、ウィンカー、ホーンスイッチは普通。
こちらはセルスイッチ。変なところはありません。
カウル裏のフロントポケットエリア。大きいので片方にでもフタを付けて欲しかった。また、コストカットモデルなのでPCXのようにアクセサリソケットなどはありません。
キーにシャッターが付いているのは旧型譲り。コンビニフックも。
で、フロアボードの広いこと!!
3輪トライク?のトリシティもいいなぁと思ったのですが、長距離でも短距離でも足を伸ばせないのはツライところ。新型アドレス125はバッチリ伸ばせて快適でした。
旧型アドレスとの比較。座れば分かる足もとの余裕。
続いて1階に下りて、カタログを持ってきてもらう間に店内を物色。
ありました。システムヘルメット。
今年は買うぞー!!アゴ部分がガバっと開くフルフェイスはかぶり易いですし、走行中の風の巻き込み騒音もジェットと比較して超快適ですし。
安心のヤマハ製。システムフラップ式のフルフェイス。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥18,000
片手でチンガードを開閉できるヤマハ製システム・フルフェイスヘルメット
送料無料
アゴ部分がワンタッチでガバっと上に持ち上がり、ジェットヘルメットのように簡単に被ることが可能なフルフェイス・ヘルメット。
空力エアロダイナミクスデザインで風切り音が少ない静音設計。快適なツーリングを約束します。
で、カタログをスタッフに持ってきてもらったら、
「 PCXのカタログを切らしていました。申し訳ございません 」とスタッフのカミングアウト( 涙 )
代わりにアドレス125を貰ってきました。うーむ・・・。
カタログの裏面
ページを開くとこんな感じですが、内容はスズキのHPとほぼ一緒。
新型アドレス125、アピールポイント
まずは、伸びたシート。大きくなりました。
続いて、シート下のヘルメットスペースがまさかの容量ダウン。
旧型のカタログでは、「 XLのフルフェイスOK 」と表示されていたんですが。残念。トップケースは必須です。
標準でトップケースを取り付ける際に役立つ形状のキャリアが付いてます。また、メットホルダーが2個。
タンデムステップと、125ccでは当然のサイドスタンド。
ミラーがクネクネ動く部分の付け根が保護されているのでサビでもげる心配は無いかな。
横に広がったテールランプは50ccとは違いますね。良いです。
で、10インチから12インチに変更になったフロントタイヤ。一般的にはタイヤの径サイズが大きくなると、ジャイロ効果で走行中の安定性が向上します。
さらに路面からの衝撃も和らぎます。悪いことはタイヤの価格が少しだけ高くなることだけ。インチアップ大賛成。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥2,980
アドレス125用バッテリー
関東送料無料
電池メーカーで有名な台湾ユアサのアドレス用バッテリー。3年ほど交換していないのであれば交換しておくと安心です。
最後に、歴代スズキ・アドレス125のスペックをまとめました。
- 2005年モデル
- 2010年モデル
- 2017年モデル
項目 | 2005 - 09年 アドレスV125 | 2010年 アドレスV125S | 2017年 アドレス125 |
---|---|---|---|
発売日 | 2005年2月 | 2010年8月6日 | 2017年9月20日 |
形式 | BC-CF46A | EBJ−CF4MA | 2BJ-DT11A |
価格 | 199,900 円 | 268,920 円 | 221,400 円 |
長さ | 175 cm | 178 cm | 190 cm |
横幅 | 64 cm | 64 cm | 69 cm |
高さ | 103 cm | 104 cm | 114 cm |
ホイールベース | 124 cm | 124 cm | 129 cm |
最低地上高 | 12 cm | ||
シート高 | 74 cm | 74.5 cm | 74.5 cm(フラット 76cm) |
重量 | 98 kg | 101 kg | 109 kg |
最小回転半径 | 1.8 m | 2.0 m |
まず、価格。2代目は27万円、対して3代目は22万円。およそ5万円のコストカットが見て取れます。
その代償の最もたる部分が、スピードメーターの液晶廃止だったり、セキュリティアラームの廃止などです。
また、長さ・ヨコ幅、ホイールベースも大きくなりました。フロント12インチ化に伴う変更だと思います。また、12インチ化により最小回転半径は20cm増えました。
重量は約8kgプラス。
項目 | 2005 - 09年 アドレスV125 | 2010年 アドレスV125S | 2017年 アドレス125 |
---|---|---|---|
排気量 | 125cc | ||
エンジン型式 | F468 | AF22 | |
冷却方法 | 強制空冷 | ||
弁方式 | 4サイクル・単気筒 / SOHC ・ 2バルブ | ||
最高出力 | 11.4 ps / 7,500 rpm | 9.9 PS / 7,500 rpm | 9.4 PS / 7,000 rpm |
最大トルク | 1.2 kgm / 6,000 rpm | 1.0 kgfm / 6,000 rpm | |
オイル量 | 1.05 ℓ | 1.1 ℓ | 0.8 ℓ |
燃料タンク | 6.0 ℓ | 6.3 ℓ | 6.0 ℓ |
始動方式 | セルモーター式 | ||
キックペダル | ○ | ||
燃費 WMTCモード | 52 (非WMTC) | 42.6 km | 51.0 km |
エンジン型式は、12年続いたF468型から、AF22型に変更。このエンジンには、SEP ( スズキ・エコ・パフォーマンス ) と名前がついています。低燃費を目指した空冷エンジン。
そう。アドレス125は今も昔も水冷エンジンではありません。空冷エンジンです。チョイ乗り環境には適していますが、長距離を長時間乗るようなツーリングにはあまり向いていません。( とは言ってもアドレスで長距離ツーリングを楽しんでいる人はたくさんいますから壊れるようなことはない。ただ静穏性は水冷より劣る。)
最高出力は0.5馬力ダウン。燃費はEMTCモードで 51km。昨年レンタルした2代目PCXで長距離ツーリングした際は、実燃費計算で50kmを超えました。おそらく新型アドレスでも45kmは走ってくれると思われる。
項目 | 2005 - 09年 アドレスV125 | 2010年 アドレスV125S | 2017年 アドレス125 |
---|---|---|---|
ボディフレーム形式 | アンダーボーン | ||
サスペンション( 前 ) | 油圧テレスコピック | ||
サスペンション( 後 ) | ユニットスイング | ||
ブレーキ形式( 前 ) | 油圧ディスク | ||
ブレーキ形式( 後 ) | 機械式リーディングトレーリング | ||
タイヤサイズ( 前 ) | 90 / 90-10インチ 50J | 90 /90-12インチ 44J | |
タイヤサイズ( 後 ) | 100/90-10 56J | ||
乗車定員 | 2名 |
ボディフレームや足回りについては変更なし。
フロントタイヤが12インチ化したのが最大の進化と言えます。