はい、どーも。メガネちゃんです。
2016年10月末に125ccのAT限定免許を取得しました。齢、37歳のオッサンです(笑)
ちなみに自動車学校は、札幌市の中央バス自動車学校でございます。卒業検定試験の前日に雪が降ってました。Σ( ̄□ ̄;)!?
※ ページ下部に、2019年N-MAXで北海道ツーリングに行ってきた!のリンク画像を貼っていますのでそちらも一緒に御覧いただければ幸いです。
目次でございます。
PCXではなくN-MAXを選ぶ理由の目次。
フレームが違うぞ!PCXとN-MAXの最大の違い。の記事はコチラです。
125ccのビッグスクーターは大き過ぎた
今までは、自動車の普通免許を利用して
50cc原付スクーター、2001年製のホンダ・スマートディオを13年間くらい乗ってました。
ただ現在は、
- 前タイヤが空気漏れ
- 2輪とも溝が少ない
- ダンパー抜け
- ヘッドライトHi切れ
- シートカバー破れ
- ミッションオイル無交換
- メーター針びよんびよん
というトラブルに見舞われてます。
全て整備し直したらそれなりの金額が飛んで行きます・・・。
よって、原付の修理・整備は行わず新車を購入しようかと思いました。
で、どうせならランクアップして125ccの小型自動二輪免許、しかもAT限定に。
そして2017.3.3、無事取得と相成りました。
125ccのビッグスクーターが気になる
イギリスで販売されているホンダ・フォルツァ125ccや、
スズキのバーグマン125 ( バーグマン → 日本名スカイウェイブ )や、
台湾のバイクメーカーSYMが販売しているGTS125cc (ジョイマックス125cc) といった大型の125ccが気になっておりましたが、
それらと同サイズの台湾スクーターRV125の実物を見たら、デカイ!
250cc・450ccのビッグスクーターと大きさが変わらない!!
SYMのRV125の実物はデカ過ぎる・・・。の記事はこちら
よって125ccのビッグスクーターは、通勤=すり抜けには不向きということが判明。諦めました。通勤しない状況になったら検討ですね。
また、北海道ツーリングではゆるい坂道もあります。大型スクーターは平地のツーリングではラクチンですが、坂道がちょっと・・・。
N-MAXとPCXを比較する
北海道は札幌在住なので、夏も寒いときがありますし、春や秋はとても寒い。
よってシートヒーター・グリップヒーター・ナックルガード、警告音センサー付イモビライザーのスズキ・アドレス125Vリミテッドも気になりました。
ただ、パワーはあるけど見た目が原付なのでパス・・・。装備だけならイチオシなんですけどね。
で、
ネットで検索してみたところ、やたら速くて燃費も良いというホンダ・PCXというバイクがあるらしい。
札幌市北区にあるクルムス札幌さんへ実車を見に行きました。
丁度、PCX / マジェスティS / N-MAX が綺麗に並んでおりました。
PCXは2代目モデルですね。初代とはメーターやボディ形状が異なりますが、ヘッドライトが最も異なり違うので一発で分かります。
アナログメーターやイルミネーションが青で綺麗だったりするPCXなのですが、ハンドルが錆びそう。
また、足を伸ばすと足の裏の外側半分がステップからはみ出るんですよね。写真注目。分かり辛いですがハミ出てます。
PCXはステップから足がはみ出る欠点が・・・。 の記事はこちら
で、赤いマジェスティS( 150cc )の横に、シルバーのN-MAX ( 125cc )
膝を直角で座るポジションの場合、内股状に。さらに足首辺りにボディが当たり痛いんですが、
足を伸ばして乗ったポジションの場合、PCXでは足半分がステップからはみ出ましたが、N-MAXだと問題ありません。
風が当たらないのでロングツーリングや春・秋の寒い時期には快適だと思います。
N-MAXはデジタルメーターを採用していますが、個人的にデジタルメーターよりもPCXのようなアナログメーターが好きです。ただ、デジタルならスピードが何キロ出ているか分かりやすいし針が壊れる心配もないです。
また、バーハンドルがハンドルカバーで覆われているため、雨にさらされても錆びることはないでしょう。
ハイスクリーンは長距離ツーリングには必須ですね。春・秋の寒い時期の防風にも効果的。
今のジェットタイプ・ヘルメットにはサンバイザーが当たり前なんですね。知らなかったです。しかも簡単にシャキン!と出し入れできるから便利ですねぇ~。
スペックデータ
価格(税込)
- N-MAX: 340,200円
- PCX : 329,400円
燃費(WMTCモード)
- N-MAX: 45.2 km/L
- PCX : 50.6 km/L
重量
- N-MAX: 127 kg
- PCX : 130 kg
馬力
- N-MAX: 12馬力 / 7,500回転
- PCX : 12馬力 / 8,500回転
トルク
- N-MAX: 1.2kgf・m / 7,250回転
- PCX : 1.2kgf・m / 5,000回転
トルク特性から、一定速度を保つ場合、静かなのは圧倒的にPCX。ストレスの少ないツーリングができるのはPCX。
※ 初期型のPCXはトルク回転数がちょっと高くなりますが、それでもN-MAXより低いです。
※ N-MAX のブルーコア・エンジンには、ホンダのお家芸である可変バルブタイミング機構VTECと似たような仕組みが採用されてます。
普通のエンジンは低く回しているときはトルクが大きいが馬力が小さい。高く回しているときは馬力は出ているがトルクが小さくなってしまう。
だけどこの機構だと、低回転時でも高回転自でも高トルク・高馬力を実現できてしまう欲張りエンジン。
でもちょっと高級。ハイ・ローのカムシャフト切り替わり云々はここでは割愛します。
PCXのesp・エンジンには2016年11月現在、VVTなどの機構はありません。
エンジン
- N-MAX: 水冷4ストロークSOHC
- PCX : 水冷4ストロークSOHC
アイドリングストップ
- N-MAX: なし
- PCX : あり
初期型・現行型の共にアイドリングストップが付くPCX。
ただし、バイクのような小型バッテリーでアイドリングストップを繰り返し行うと、割と早くバッテリーが消耗してしまうとのことで解除している人達も多数いるのも事実。
ガソリン消費が抑えられて燃費が向上するが、バッテリー本体が消耗して寿命を迎える。
しかし、街乗り主体で使うのであれば、信号待ち時に騒音・振動がゼロになるアイドリングストップ機能はあったほうが絶対に良い。騒音・振動は体力を奪うから。
2年でバッテリーが消耗したとしても、新品バッテリーは2,500円です。24ヶ月で割ると1ヶ月たったの104円です。1ヶ月 104円で騒音・振動から開放されるのであればめちゃくちゃ安いです。
スマートDioのバッテリー交換。誤ってショート。の記事はコチラです。
燃料タンク容量
- N-MAX: 6.6 L
- PCX : 8.0 L
初期型PCXはタンク容量が小さいです。下の方で初期型・現行型の違い一覧を用意しました。どうぞご覧ください。
満タン走行可能距離
- N-MAX: 約 264 km
- PCX : 約 360 km
タイヤサイズ
N-MAX:
- 前:幅11cm/厚み7.7cm/13インチ
- 後:幅13cm/厚み9.1cm/13インチ
PCX :
- 前:幅 9cm/厚み8.1cm/14インチ
- 後:幅10cm/厚み9.0cm/14インチ
- 細いと設置面が小さく抵抗が減り燃費に貢献。
- 太いと設置面が大きくどっしり安定感が増す。
- ホイールが大きいと直進安定性に貢献。
- ホイールが大きいと路面のショックが小さい。
- ホイールが小さいと加速に貢献。
- 厚みがあると衝撃吸収が良く乗り心地に貢献。
- 厚みがないとフラ付きが少なくなり安定する。
走行中のタイヤにはジャイロ効果という力学が発生しています。高速回転するほど姿勢が乱れにくくなり安定する現象です。
要はタイヤが回っている間は倒れません。おもちゃのコマと一緒です。
このジャイロ効果は、タイヤ・ホイールの径が大きいほど安定性が向上します。つまり、N-MAXの13インチよりもPCXの14インチの方がより安定するということ。
よって2台の特徴はこうなります。
- PCXはツーリング向き ( エンジン静か・14インチでショックが小さく直進安定性が良い )
- N-MAXは待ち乗りスポーツ向き ( エンジン回して気持ちいい・13インチで加速が良い・ボディ剛性が良くキビキビコーナリング )
ブレーキシステム
- N-MAX: 前後 ABS ディスクブレーキ
- PCX : 前 ディスク / 後 ドラム
ABSとは、ブレーキを掛けたときにタイヤがロックしてしまわないようにポンピング・ブレーキを自動で勝手にやってくれるシステムのことです( 正式名称はアンチロックブレーキシステム )。
路面で急ブレーキを掛けるとタイヤがロック
↓
タイヤが回っていないのでハンドルを左右に切っても曲がれない
↓
慣性の法則でまっすぐ直進
↓
その前方に障害物でもあろうものなら衝突事故。
ABSは平成どころか昭和の時代に、高級車の一部に採用されたのが始まりで、軽自動車に装着され始めたのは平成10年に軽自動車の規格が変更されてから。
国もバカじゃありません。ABSは安全だということを理解している証拠で、現在のクルマは、平成28年に横滑り制御機能と共にABSが義務化されました。
そして、バイク・スクーターにもABS義務化が始まろうとしています。
クルマと比較してバイクは、
- タイヤが少なく安定しない
- ブレーキロックしやすい
- 転倒しやすい
というデメリットがあり、特に摩擦抵抗が少なくなる白線・マンホール・水の上などの走行では余計に顕著に現れる弱点です。
よって、バイクやスクーターはABSの恩恵を大きく受けることになるでしょう。
※クルマはブレーキペダル1つで、前ブレーキも後ろブレーキも同時に作動しますが、
マニュアルバイクでは、右レバーが前ブレーキ、右足のフットペダルが後ろブレーキと分かれています。
前ブレーキが強いと
前のめりとなり、車体の後ろが持ち上がり非常に危険。持ち上がる前にロックしてスライド、もしくは転倒する恐れがある。
後ろブレーキを強く掛けてしまうと
高速から低速へ減速すると、車体が前のめり気味になるわけで、後ろタイヤは路面との接地が薄れます。当然、摩擦抵抗が減りグリップが低下するのでなかなか止まりません。
このようにバイクのブレーキ具合は経験・技術を要しますが、ABSが装着されるとタイヤをロックさせてしまうことはまずありません。バイク初心者の人こそABS付きのバイクに乗るべき。
ブレーキ操作がヘタな人でも両方のレバーをある程度握り込むだけでロックしない最適なストッピングが誰にでも実現可能。義務化大賛成。
義務化については、
126cc以上のバイクにABSの義務が課せられ、
125cc以下の原付二種クラスのバイクにはABSまたは、CBSの装着が義務化されます。
( CBSとは、ホンダのスクーターで良くある前後コンビブレーキシステムのこと。
通常、スクーターは左レバーは後ろブレーキ、右レバーが前ブレーキですが、CBSというのは左レバーを握ると後ろだけではなく前も一緒にブレーキが掛かるというシステム。
一般的にバイクやスクーターの理想の止まり方、一番停止しやすい止まり方は、前:7 / 後:3 くらいの比率でブレーキレバーを握らなければなりません。
CBSはこのブレーキ7:3の掛け具合・配分を自動でやってくれる便利システムなんです。
ただ、CBSは急ブレーキを掛けた場合はタイヤがロックしてしまいます。CBSは配分調整が自動なだけであり、アンチロックシステム(ABS)ではないのです。)
フレーム剛性
- N-MAX: センタートンネル込みアンダーボーンフレーム
- 2代目 PCX : アンダーボーンフレーム
- 初代マイナー前 PCX : サブフレーム&アンダーボーンフレーム
MAXはボディ剛性がピカイチです。この差は大きい。キビキビコーナーを攻めれるわけだ。
PCXを含めた普通のスクーターでは得られないボディ剛性を確保しています。
ただし、eSPエンジンを搭載していない初代PCXマイナーチェンジ前モデルに限っては、N-MAXほどではありませんが、サブフレームが付いており現行型と比較して高いボディ剛性を実現しています。
フレームが違うぞ!PCXとN-MAXの最大の違い。の記事はコチラです。
ヘッド&テールライト
- N-MAX: LED ( ヘッドライトも )
- PCX : LED ( ヘッドライトも )
N-MAXもPCXもヘッドライト・テールライト共にLEDで消費電力が小さく済みます。
PCXはウィンカーまでLEDなのですが、N-MAXはウィンカーのみ球ランプです。
電源ソケット
- N-MAX: 純正オプション
- PCX : 標準装備
簡単にいたずらされそうでPCXはちょっと怖いですが使う場合は手元にあるため便利な位置。
N-maxの純正オプションはメットスペースに装着されるのでナビを付けたりする場合は配線を伸ばす必要が。
ハンドルバー
- N-MAX: カバー付
- PCX : むき出し
メーター
- N-MAX: シンプル・デジタル
- PCX : 分かりやすいアナログ
メーターの針が壊れることはないN-MAXのデジタルスピードメーターは良いと思う。スマートDioの針がビヨンビヨンしているんで。イルミネーションの綺麗さは断然PCXですが。
グリップヒーター
- N-MAX: 純正オプション
- PCX : 純正オプション
ロングウィンドスクリーン
- N-MAX: 純正オプション
- PCX : 純正オプション
ナックルバイザー
- N-MAX: 純正オプション
- PCX : 純正オプション
ちょこんと座る膝直角でステップの足つきの良さ
- N-MAX: △
- PCX : ◎
N-maxはフレームが影響してボディ内側が出っ張っているため、膝直角の際のステップ幅が足りない。さらに足首内側から上辺りにボディの出っ張りが当たり痛い。
足を投げ出して座った際、ステップの足つきの良さ
- N-MAX: ◎
- PCX : ○
PCXは足を投げ出した際、足の平の外側半分くらいがボディ外に出てしまう。長距離ツーリングでは恐らくN-MAXのほうが楽。
下の比較表はPCX125の数値です。JF56/KF18のPCX150のものではありません。
また、初代の数値はマイナー前です。( マイナー後はeSPエンジンが採用されて2代目と数値が同じになります。)
PCX125 | 初代 2010.3.30~ | 2代目 2014.4.11~ |
---|---|---|
生産国 | タイ | ベトナム |
型式 | EBJ-JF28 | JBK-KF12 |
eSPエンジン | 2012.5.11より | 標準搭載 |
アイドリングストップ | ○ | |
馬力ps | 11.5 / 8,500 | 12.0 / 8,500 |
トルク | 1.2 / 6,000 | 1.2 / 5,000 |
重量 | 126 kg | 130 kg |
燃料タンク | 5.9 L | 8.0 L |
燃費 | 53.0 km | 53.7 km |
燃費 ( WMTC ) | ---- km | 50.6 km |
LEDライト各種 | × | ○ |
ハザードライト | × | ○ |
シート開閉ダンパー | × | ○ |
充電ソケット | × | ○ |
時計・燃費計 | × | ○ |
ミニ・バックレスト | ○ | × |
前タイヤ | 90/90-14M/C46P | |
後タイヤ | 100/90-14M/C51P |
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また若干ヘルメット自体が大きい。製品も当たり外れがあるみたいで耐久性が固体で異なります。
今度は、3代目PCXで北海道ツーリング ← 記事です。
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