この 125ccAT小型免許の記事は、全13話 の 3話目 です。
125ccAT小型免許合格への道・第3回目。初回教習で技能1回目をお送り致します。
クランクカーブでパイロンに接触Σ( ̄□ ̄;)!?、一本橋ではフラフラΣ( ̄□ ̄;)!!。それはもう散々でした・・・。後ろブレーキが重要なんて知りませんでした。(^_^;)
目次でございます。
その3、技能1回、教習車スズキアドレスと後ろブレーキの目次
カウンターにて「 初回教習なんですが 」
2016年10月10日、体育の日に初回教習。
時間は17:00、気温は10度(笑)
毎度お馴染み、札幌市北区新琴似の中央バス自動車学校です。
技能教習スタート!
まずはカウンターにて、「初回教習なんですが・・・、」と誰でも良いので伝えましょう。
するとスタッフが教習原簿(カード付き)を渡してくれます。
次回からは、カウンター前にある教習原簿ストッカーから自分で取り出すことになります。
取り出し方法については、ストッカー右側部分にある読み取り機にカードを「シュッ」と通して読み取りを行いましょう。すると機械が動いて自分の原簿を押し出してくれます。
また、ストッカーの左横にはPC端末が置いてあります。ここにも読み取り機械あるのでカードを挿入します。
挿入すると当日のスケジュールが印刷されて出てきますので取りましょう。このスケジュールの紙はカードと一緒に原簿に挟みます。
ここまで終わりましたら、二輪教習室まで移動しましょう。
教習車はスズキ・アドレスV125S
教室に向かう廊下を歩いていたところ、外に停まっている教習マシンを発見しました。
スズキ・アドレスV125Sが相棒になります。
言わずと知れたYAMAHAのシグナスと人気を分けるサラリーマンの通勤快速モデルですね。
見た目は完全に原付スクーターを少しだけ大きくしただけに見えますが、(だからこそ原付二種と呼ばれる理由)
エンジン排気量が125ccと原付の2倍になったことによりパワーとトルクが上がって低速でも走りやすくなりました。
ボディサイズが原付のまま、パワーと加速が良くなりましたので、そりゃ通勤快速用マシンとして多くの人に愛されるワケです。狭い道もスイスイですし。
時代の流れと共に排気ガス規制でパワーのある2ストロークエンジンは既に生産されておらず、クリーンですがパワーがダウンしてしまった4スト・アドレス。教習車もまた然り。
ただ、安心してください。加速がそもそも原付50ccと全く異なります。4ストでも十分速いです。
アドレスV125Sのスペックは以下の通り。
最高出力: 9.9PS / 7,500rpm
最大トルク: 1.0kgf・m / 6,000rpm
始動方式: キック・セルフ併用式
重量: 101kg
WMTCモード燃費:42.6km/L
タンク容量: 6.3L
とは言っても、私自身50cc原付スクーターしか乗った経験がないため125ccは実際にどれだけのパワーが感じられるものなのか?というのがこの時点では未体験でさっぱりわかりませんでした。
ただし2ストエンジンの経験はあります。スズキ・ストリートマジック2スト50ccモデルは乗ったことがあります。確かに私の4スト・スマートディオとはパワーが全く異なりまして、力強い走りなら2ストということは理解してます。
(※ この後、時速40km/h加速を試して125ccのパワーで十分だね、と確信しました。)
教習ではプロテクターを装着する
二輪教室に入りましたら、カウンターに原簿を提出しましょう。
この際、なんらかの免許証を持っている人は運転免許証も一緒に原簿に挟んで提出しましょう。忘れると教習を受けることができませんので注意です。
続いてプロテクターの装着です。
防寒対策の厚着の上から、肘・膝あて、肩、胸・お腹周りのボディプロテクターを装着します。
クツは、くるぶしが露出しない靴でなければなりません。ライダーブーツが好ましいのですが、私の場合は長靴です。
また、10月の札幌はとても寒いためネックウォーマーは必需品です。スキーやスノボ用を使いました。
ヘルメットと手袋についても私は自前のモノで対応。
ヘルメットについては、半帽とフルフェイスはダメです。ジェットタイプでなければなりません。なければ教室横のプレハブ小屋に無償レンタルヘルメットがありますので借りましょう。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥12,800
FX8というシステム型(フリップアップ型)の安いヘルメット。
フルフェイスなので教習には利用できませんが、免許取得後に購入するなら良いヘルメット。通勤にもツーリングにもこれ1個で対応できます。
また、逆光の時に便利な収納式サンバイザーも付いています。
第一回路コースの説明
卒業検定試験では、3コースのうち1コースがランダムに設定されて行われます。
中央バス自動車学校では、コースのことを回路と呼んでいます。
今日は3つあるうちの1つ、第一回路を走ります。
小型125ccコースのポイントについて
スタートのSから発進して、Gのゴールを目指します。
ポイントは以下の通りです。
- 駐車車両の回避
- S字カーブ
- クランクカーブ
- 一本橋
- 40km/h加速
- 急制動
- 踏み切り
- 坂道発進
これらのポイントを3パターンの走行コースで走ります。
小型125cc・コースその1(第一回路)
1回路のイベント順は、
スタート → 駐車車両 → ぐるっと回ってS字 → 40km/h → 進路変更 + 交差点右折 → クランクカーブ → 一本橋 → 建物まで一気に直進 → 踏み切り → 坂道 → 30km/h急制動 → 建物まで一気に直進 → 交差点右折 → ゴール手前で寄せる → ゴール
特に問題はありませんが、あえて言うなら40km/hの終了ポイントからのウィンカーON&スムーズに曲がる。この部分は教官の後ろを走る際にちゃんと見て確認、マスターしましょう。
さらにその後の 進路変更 → 右折 で、滑らかに進路変更を行いましょう。
で、最後も左に寄せる際の進路変更を忘れずに。
正しい乗り方の順番
教官はホンダのMTバイク、私はスクーター・アドレスV125Sに乗ります。
ちなみに、技能教習で走行中の教官の声はアドレスの後ろに取り付けられたスピーカーより聞こえます。ただし、こちらの声は教官には届きません。一方通行です。
続いてバイクの正しい乗り方、発進の仕方の手順について説明を受けました。
正しい乗り方・発進の方法について
まずは、センタースタンドを戻す。戻った瞬間に素早くブレーキで止める
左側を目視で確認、右側を確認からの後方確認。車が来なければ左足を地面、右足をステップに乗せて、シートに座ります。
この状態になったら、サイドミラーの調節をします。左ミラーと右ミラーの角度調節。偶然サイドミラーがベストポジションだとしてもミラー自体に触らなきゃ卒業検定試験ではアウトになりますので注意。普段の技能教習でも厳しく注意されます。
続いて、ブレーキを握った状態でセル(スタータースイッチ)を押すとエンジンが掛かります。
ウィンカースイッチで右ウィンカーを出した状態にして、左ミラーを確認・右ミラーを確認、後方確認で何も来なければゆっくり発進。発信後はウィンカーを切りましょう。
道路の左端から1M以内を走行します。
コーナーの割と手前でスピードを落とすのが走行の基本です。左右のブレーキレバーを同時に握ります。片側だけのブレーキ操作は認められません。これも卒検なら原点対象になります。
コーナー手前で減速して、コーナー自体はアクセルを一定に保ちクリアしていきます。
ちなみに、教習車の車体にはいろいろなランプが装着されており、教習生がどのような操作をしているのかが前や後ろを走っている教官には手に取るようにわかります。
ウィンカーランプとブレーキランプは当然として、前後どちらのブレーキを使っているのかがリアルタイムに光るため、片側しか使っていないと教官からツッコミが入る仕組みです。
ブレーキのタイミング
教官のバイクの後をついて行くのが基本の技能教習となります。
そこで重要なのがブレーキのタイミングです。
良くあるミスが、教官がブレーキを掛けてブレーキランプが付いた瞬間に、自分もブレーキを掛けてしまうという失敗例。
これをやってしまうと、コーナー手前で失速しすぎて車体が安定しません。正しいブレーキを掛けるタイミングは教官がブレーキを掛けた場所に、自分の車体が差し掛かったときです。
後ろブレーキを使うと車体が安定する
で、難なく走り出して障害物であるタクシーも軽々と避けて順調でしたが、クランクカーブでやってしまいました。
クランクカーブでパイロンに接触
クランクカーブで曲がり切れずにパイロンに接触・・・。
普段から50ccスクーターに乗っているので大丈夫だと思っていたのですがなんでだろう・・・?
パワー制御、素人にはアクセルワークのみで調節は難しい
まず、原付50ccと125ccはパワーが違います。私自身、馬力というものを体感的に知り尽くしてはいないド素人ですが、5馬力と10馬力は双方小さく思えますが、実際に乗ってみると差5馬力以上なんじゃないのコレ?という錯覚に陥ります。
とにかく過剰なパワーだなコレ、という感じ。それをアクセルを小さく一定に開けて細かいS字やクランクをクリアするのは素人にはハッキリ言って無理。
後ろブレーキを引っ掛けて車体を安定させるテクニック
で、コーナーなどで車体を安定して走行する技術として、アクセルはそこそこ回している状態で、後ろブレーキで速度調節するやり方が存在します。
車でアクセルを踏みながらブレーキを踏むと壊れますが、バイクに限ってはれっきとした技術なんです。
教官に「 後ろブレーキは使って良いですからね 」と言われたとき、「 なんだそれ? 」と思ったのですが、実行してみると目からウロコ、泣くよウグイス・ホトトギス。めちゃくちゃ制御できてるっ!!
ついでに、コーナーではアクセル一定ですが、これも素人にはえらく難しいです。だけどすべてのコーナーで左ブレーキ(後ろブレーキ)を軽く引っかけるだけで嘘のように一定速度で曲がれるようになります。
もちろん、一本橋でも有効です。
アクセル操作が上手くいかない理由は他にもある
ただし、パワーがあるということだけがアクセル操作が上手くいかなかった理由ではありません。
例えばこの教習車のアドレスV125S固体の問題。
バイクのアクセルは回さない状態であれば、エンジンも回らない。アクセルをちょっとでも回すと、その分エンジンも回ります。ここまでは当たり前。
しかし、このアドレスに限ってはちょっと回しただけではエンジン回らないんです。それよりもさらに回すとようやくエンジンが回ります。
そうです。つまり、「 遊び 」が大きいんです。
そんな遊びが大きいアクセルを、寒さをしのぐため分厚い手袋をはめた状態で運転するとどうでしょう?結果は火を見るより明らかというヤツです。細かい操作なんてできるワケがありません。
よって、2回目の技能教習から寒くて手がかじかんでしまいましたがずっと薄手の作業手袋で走行しておりました。
この↓赤色バージョン
これから125ccAT小型に限らず、バイク免許を取得しようとお考えの方は教習車のアクセルの遊びをしっかり確認しておきましょう。
技能1回、教習車スズキアドレスと後ろブレーキのまとめ
技能走行には必ず手袋とくるぶしの出ない靴の着用と、プロテクターの装着が義務付けられています。
特に重要かな、と感じたのがボディプロテクターです。125ccのパワーで走行中に落下した時のことを考えるとちょっと恐ろしい。
実際にYAMAHAのN-MAXを購入して通勤・ツーリングする際にはプロテクタを買うかもしれません。
こっちが安全運転・マージンを取って走行していても、向こうがいきなりぶつかってくる事も十分考えられますし、何よりクルマよりも事故を起こした時の致死率がバイクは高いことを忘れてはいけません。
また、後ろブレーキという技はとても効果的であることに間違いはないのですが、アクセルを回している状態でブレーキを掛けるのはクルマであろうと、バイクであろうとエンジンに負荷を掛けていることには違いありません。
出来れば多用は避けたいところではあります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥ 1,790
ヒザ&スネ、ヒジ&腕のプロテクター。安いっ!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
¥39,000
エアバッグ機能のジャケットのため少々値が張りますが、首・背骨・腰などが瞬時に守られます。
この物語は、札幌の40手前のおっさんが、125ccAT小型限定普通自動二輪車免許を、雪がチラつく季節に凍えながら6万円で取得した奇跡を余すところは余してブログ化したものである。
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