この 125ccAT小型免許の記事は、全13話 の 4話目 です。
技能教習2回目はバイク・シュミレーターでした。教官よりブレーキの理想は、前が7割・後が3割と教えてもらいました。(*^^*)
そうすることで、短い制動距離で直ぐ停まることが可能とのことです。
目次でございます。
シュミレーター教習は125ccAT小型免許の技能教習では全部で3回の目次
初めてのバイク・シュミレーター教習
初回、第1回目の技能教習は厳しい教官の下で、卒業検定試験3コースのうちの1コース目を走行しました。
本日、2016年10月15日は土曜日のため一気に2回の教習を行いました。
で、その1時間目がシュミレーター教習です。
実際の技能教習において急ブレーキで安全に止まれるかという急制動のテストがあります。
決められたスピードを出して、決められたパイロンの範囲内でバイクを急停車させるアレです。
今回のシュミレーター教習ではそれを踏まえた内容となっています。
さらに実際の走行の際に役立つブレーキ理論も教えてくれました。
バイクのブレーキについて
そもそも、バイクのブレーキについてイマイチ理解できてませんでした。
ハンドル左右のブレーキレバーについてですが、バイクによってブレーキではないって知ってました?
自転車のブレーキ
誰でも乗ったことのある自転車。
左側のレバーは後ろタイヤのブレーキです。
右側のレバーは前タイヤのブレーキです。
ま、普通ですね。
ギアがマニュアル型のバイクのブレーキ
スクーターのようなオートマチック車ではなく、速度によって適切なギアをクラッチレバーを用いて変速していくマニュアル型のバイクの場合、
左側のレバーはクラッチを切るためのレバーです。
右側のレバーは前タイヤのブレーキです。
では、マニュアルバイクの後輪ブレーキって無いの?
もちろんあります。
右足側のステップの先端にあるペダル。これこそ後輪ブレーキのフットペダルになります。
また、逆の左足側のステップ先端にはミッションペダル(シフトペダル)がありギアチェンジするときに利用します。
※ 基本的に、スクーターでなければマニュアルミッションバイク確定ですので、ハンドルの左レバーはクラッチレバーになりますが、
ただし、ホンダのカブ、スーパーカブではマニュアルミッションバイクなんですが、左レバーが存在しません。左足側のミッションペダルを操作する際に勝手にクラッチを入れたり切ったりしてくれる便利な特別なクラッチ・ミッションとなっています。
では、スクーターのブレーキは?
スクーターはオートマチック(CVT)のためクラッチとミッションがありません。そのためクラッチレバーが不要です。よって自転車と同じく、
左側のレバーは後ろタイヤのブレーキです。
右側のレバーは前タイヤのブレーキとなります。
分かりやすくて良いですね。
また、ホンダでは左ブレーキレバーを握るだけで、前後のブレーキを同時に最適な強さで掛けることが可能なコンビ・ブレーキというシステムを搭載している機種があります。PCXにも搭載中。
ただし、二輪バイクの法改正で近年中にメーカー問わず新車ではABSやコンビブレーキの搭載が義務付けられます。
すでにYAMAHAのN-MAX 125ccにはABSが標準装備されます。私がPCXではなくN-MAXを選んだ理由はABSです。
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雨の日の安全なブレーキングにはABSが欲しいところですが、レインスーツは必須です。
雨の日は周囲の視界も狭くなるため、目立つイエロー色をオススメします。上下セットです。
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防水設計のレイングローブになります。やはり一つ常備したいところですね。
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クツ用の雨合羽になります。リーズナブルなのになまら(北海道弁でスゴイ)実用性が高いのが特徴です。
シュミレーターによる急制動の比較テスト(理想のブレーキ)
今回は初めて会うちょっと太目?のやさしい教官が指導してくれます。
バイクを3台所有しているツワモノです。
教官に連れられて、1Fの二輪シュミレーター教室まで案内されました。
見た目はアレですね、ゲームセンターのバイクゲームを思い出します。
教官いわく、「 酔う人が必ず居ますので、具合が悪くなったら遠慮なく言ってください 」 とのこと。
幸い私は特に酔うこともなく終わりました。
また、本来このシュミレーター教習は1人ではなく3人、4人まとめて行うものらしく、もうすぐ雪が降るその日は私1人しかいませんでした。よって 「 時間が余るのでいろいろ質問してくださって結構ですよ 」 とのことでした(笑)
減速時のバイクの挙動とブレーキの利き具合
で、シュミレーターでブレーキテストを行う前に、模型バイクを使ってブレーキの割合について教えてくれました。
バイクはスピードが出ている状態からブレーキを掛けると、慣性で車体が前に飛び出ます。
ブレーキの弱い強いは、タイヤと路面の接地状況によって決まります。より接地している状態ほど摩擦抵抗が増えてブレーキ効果が高まり早く減速することが可能です。
慣性で前方に重量が移動すると、前タイヤは余計に路面に押し付けられます。抵抗が増えます。前タイヤはブレーキが掛かりやすくなります。
しかし、逆に後ろタイヤについては、車体重量が前に移動した分、後ろが軽くなってしまいます。
よって、後ろが軽くなった分、後ろタイヤと路面の接地が薄れてしまい摩擦抵抗が減少。後ろブレーキを掛けても前ブレーキほど減速してくれません。
理想のブレーキ割合は7:3
基本的に、減速時は後ろの加重が抜けてしまうので、こんな場合に後ろブレーキを強く掛けてしまうと簡単にタイヤがロックしてしまい車体のバランスを失って転倒してしまうことになるでしょう。
後ろブレーキを強く掛けることは大変危険です。
では、前ブレーキを強く掛けると良いのか?
結論は、程度によります。仮に前タイヤを強く掛けすぎてロックさせてしまった場合、ハンドルを切っても曲がらないという恐ろしい状況となります。
理想のブレーキ割合は、
前ブレーキ7:後ろブレーキ3、の割合でそれぞれのブレーキレバーを握ることです。
シュミレーションテストでもその結果は明白でして、
1. 前7:後ろ3の割合
2. 前5:後ろ5の割合
3. 前3:後ろ7の割合
を試してみたところ、やはり一番制動距離が短かったのは1番の前7:後ろ3の割合でした。
非常に良い経験になりましたね。
シュミレーターのクセ・理解しておくべき特徴
最後にシュミレーターの扱いづらさにも触れておきます。
このシュミレーターは三菱製のRS-6000という機種で、全国各地の自動車学校に配備されております。
シュミレーターのブレーキは不自然
シュミレーターのブレーキレバーはフィーリングが硬すぎて実際のスクーターと全くことなるモノ。
シュミレーター上で慣れるのにはややしばらく掛かります。
シュミレーターはスピード感覚も不自然
スピード感は無くても時速40km/h~50はあっという間に出ていて、そこから止まろうとするものならブレーキレバーを強く握ることになります。
するとタイヤがロックしてキーキーと鳴る鳴る。教官に怒られます・・・。
左右の確認がとても面倒。視界が狭いので。
実際の人の目なら、視野角度は約180度です。左右の確認も簡単に見渡せます。
しかし、シュミレーションのモニター画面は真正面しか見えません。見渡すことができないんです。
見渡す場合はハンドルを左右にめいいっぱい切ることになります。しかしそれは停車時にしかできません。
死角からいろいろなモノが飛び出てきます・・・。これが一番キツイかも。
シュミレーター教習1回目のまとめ
ブレーキ割合についてはとても参考になりました。
教科書にただ 「 理想は7:3 」 とだけ書いてあっても信じ難かったのですが、
実際に3パターンのブレーキ割合を試して、事実それが一番正しいことを体験できたのですから。
この教習については一番最初の初回教習にすべきなんじゃないのかな?と個人的に思いました。
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