私は部屋干しで洗濯物を乾かしているのですが、
その反動として押し入れの湿気が気になりだしました。
よって除湿機を購入してみることに。
コロナ製 CD-S6319はバッチリ除湿できてタンクに溜まった水を見て驚いてます。オススメですよ。
目次でございます。
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1小さい中華製と迷った
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2アマゾンの評価は当てにならない
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3ストーブはコロナ製
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4除湿機もコロナ製にした
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58.3kgはそんなに重くない
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6静かさに一番驚く
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7好きな角度で送風を固定
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8自動ルーバーも可能
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9除湿の際は、人間は部屋から出る
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10もっと早く買えば良かった
押入れの湿気対策・カビ対策
私は洗濯物を部屋干ししています。
北海道は東京のように湿度が高くないので、エアコンのドライ除湿を使わなくとも案外乾いたりするものです。
ただ、窓を開けて部屋干ししていても湿気は外に全て出るわけではなく、一部は押入れなどに吸収されちゃう。
最近、押し入れが湿気にやられたのか少々カビ臭いような・・・。
除湿対策として、水取りぞうさんなどを各所に設置しているのですが、
1ヶ月で直ぐに満杯状態に。ちなみに部屋は洋室ではなく6畳の和室です。2階です。
ドライペットなどの除湿製品を毎回買っても良いのですが、プラスチック容器を捨てるのが本当に面倒臭くてダメ。
で、除湿機の購入に踏み切ったというワケです。
コロナの除湿機を購入
で、アマゾン( ではなくて楽天ビックカメラ店 )で購入しました。アマゾンには古いタイプしか置いてなかった。
母も使いたいと言っていたので、使いやすいコンパクトタイプの除湿機にしようかなとも思ったのですが、
どれも中華製で☆1点のコメントが多くてどれもよろしくない。さらに他人のブログでは良いことしか書いていない。
安物買いの銭失いは「愚の骨頂だ」と湘北・赤木キャプテンに怒られそうなので日本製のコロナの除湿機にしました。
私が購入した石油ストーブのメーカーがコロナ。
絶対の信頼をよせている安心メーカー。
火力セレクトは本当に便利 ← 記事です。
リモコン付き小型ストーブ ← 記事です。
さっそくダンボールを開封します。
ちゃんとした日本メーカーの中で一番安くて評価もなかなか良かったのがこのコロナの除湿機。
型番は、CD-S6319 になります。
ちなみに19というのは西暦を表しています。来年のモデルはCD-S6320、再来年は恐らくCD-S6321。
大抵の家電製品はメーカー問わず「 新商品ではない場合 」 は、型番のみを変更してその年の最新モデルとしています。
場合によっては色も新色に変更して新商品感を出したり工夫しています。同じ機能なので買うなら安い前年・前々年モデルをオススメします(笑)
では、次の項目でCD-S6319の詳細をお伝えします。
CD-S6319のスペックについて
大きさや各部品の説明、除湿水の捨て方などを説明します。
サイズ・大きさの比較
CD-S6319は正直コンパクトではありませんが、この頃の空気清浄機と比較すると一回り小さくてスリムです。
縦の長さは、約54cm
幅は、約 17cm
奥行きは、約37cm
2リットルのペットボトルとの比較。
そこそこスリムで邪魔にならないサイズ感であることがご理解いただけたでしょうか。
取っ手について
上部にはこのような取っ手があります。
とても握りやすいのですがコンプレッサーが手前側に配置されているため、中央部分を握ると手前に傾いてしまいます。
よって重心となるこの部分を握って移動させましょう。
傾けてはダメ
熱交換器( コンプレッサー )は基本的に傾けてはいけません。横にすることもダメです。
コンプレッサーには冷媒で有名なフロンが入っています。横にしてしまった状態から縦に戻すのは良いですが、時間を空けないで直ぐに電源を入れた場合はどうなるか?
答え、正常に稼働しません。
引越を引越屋に任せたことがある方はご理解いただけると思うのですが、大きい冷蔵庫を運ぶ際はどうしても横に倒して運び出します。
引越し先にその冷蔵庫を設置した後、「 冷蔵庫のコンセントを入れるのは半日ほど経過してからお願いします 」とスタッフから忠告を受けた経験のある人は多いのではないでしょうか。
コロナの除湿機に限らず、コンプレッサー式の除湿機はちゃんと立てて使用・保管してください。無用な故障を避けるコツです。
エアフィルター、熱交換フィンについて
右側側面を見てみましょう。
上が、エアフィルター(吸込口)
下が、除湿水タンクになります。
エアフィルターを外してみます。
簡単に外れます。
ナイロンの編み込みメッシュです。
フィルターを外した奥には、
冷却部品のアルミフィンが。クルマのラジエーターでお馴染み。
フィルターにゴミが詰まると効率良く熱交換ができず除湿能力が低下しますので小まめに掃除するのを忘れないでください。
除湿水タンク
続いて、除湿水のタンク。
タンク内容量は約3リットル。割とたくさん入ります。
透明なのはフタです。
フタの一部に、タンク排水口が存在します。
この通り窪んでいるだけで貫通しておりませんが、
フタを抑えながら、横のツマミを
上に跳ね上げますと、
牛乳パックの逆のような感じで、「 パカッ 」と開きます。
で、この通り排水できるという仕組みです。
フタをまるごと外して排水することも可能ですのでお好きなやり方を選んで下さい。
排水が完了したら元のように閉じましょう。その際勢いがあるため「 パカン! 」と鳴るのはご愛嬌。
ちなみに3リットルの満水状態になると自動的に除湿停止になります。
満水になるとメロディーとランプ点滅でお知らせしてくれます。
フタの外し方
フタを開けるにはコツが必要です。
フタはこのツメロックを外せばOKなのですがなかなかロックが外れません。
よって私は爪楊枝を差し込んで、
この様にロックを外しました。
するとフタは開きます。
こちらが外れたフタ。
タンク容器の内側。容量は3リットル。
満水時の自動停止はこの発泡スチロール「 浮き 」が、
このように上まで上がることによって停止する仕組みです。
排水口
タンクを出すと中身が見えます。
矢印の部分が排水口であり、除湿されて発生する水が滴り落ちる部分です。
送風ルーバーについて
続いて左側面を見ていきます。
先程は給気口でしたが、こちらは排気口( 送風口 )です。
ルーバーが一番下に降りている状態。
勘違いしていましたがこの状態でも水平に送風されます。完全に閉まっているわけではありませんので。
ちょっとルーバーが上がった状態。
それなりに上がったルーバー。
最大に上がった状態のルーバーでその角度は、
ほぼ90度です。真上に乾いた風を送風することができます。
ちなみに、90度状態が一番除湿効率の良い状態です。すぐに乾かしたい場合は50cmほど離して真上に洗濯物を掛けましょう。
吹出口の奥には円盤状のフィンブレード?が見えます。これで風を巻き起こしています。
連続排水が可能な除湿機
で、購入してから気付いた機能が連続排水機能です。
裏面の矢印の部分をカットして穴を開けます。
先程登場した排水口に15mm~16mmのホースを差し込みます。すると連続排水・長時間連続排水が可能になるという仕組み。
コンセントプラグ
裏側からはコンセントコードが伸びています。
コードの長さは約 170cm
操作ボタンについて
CD-S6319の操作は、全てこのボタンで行います。リモコンはありません。
切るタイマー
運転ボタンを押すと連続運転モードになっています。満水になるまで停止しません。
タイマー機能を使うことで2時間後OFF・4時間後OFF・8時間後OFFを選ぶことができます。
衣類乾燥ボタン
素早く衣類を乾燥させたい場合は、「 速乾モード 」を使用します。乾いた風の連続送風。
特に急いでいない場合は、「 おまかせモード 」を使用します。周囲の湿度をセンサーで確認して衣類が乾燥した状態を発見して自動で運転を停止させます。夜中に干して朝方には自動停止。電気代を節約できる運転方法。
おまかせモードで乾きが弱い場合は速乾モードを使いましょう。
除湿ボタン
洗濯物乾燥で使わない場合、普段からの除湿を行いたい場合は除湿ボタン。
「 自動モード 」では、湿度センサーでお部屋の湿度を約60%の適湿状態に保ちます。無駄な運転も抑えられます。
「 標準モード 」では、弱風で連続除湿運転。
タイマー機能は基本的に、衣類乾燥の速乾モードか、除湿の標準モードで使うのが一般的な操作になるのかしら。
また、湿度サイン表示は目安です。部屋の広さや設置場所によっては部屋の湿度計と異なる場合があります。
湿度サインは、赤:65%以上、緑:40~65%、橙:40%未満
送風ルーバー、スイング角度の設定ボタン
「 ワイドモード 」は、ルーバーが全可動域を繰り返すモード。スイング角度が一番大きいです。0~90度
「 上吹きモード 」は、上に干した洗濯物に効率良く偏り無く風を当てたい場合に使います。45~90度
「 スイング停止 」は、お好みの角度でルーバーの角度を固定することが可能です。0~90度
ルーバーボタンは、上吹き(点灯)→ ワイド(点灯)→ スイング停止(消灯)を繰り返します。
スイング動画
その他の注意事項
説明されている中で重要な部分をピックアップします。
製品仕様
除湿能力は、1時間で 約 230ml
重量は、8.3kg
使用可能な室温は、5℃ ~ 40℃
32℃を超えた場合、機内温度が上昇することにより保護機能で除湿せずに送風運転をすることがあります。
温度が下がるほど除湿量が減少します。
18℃以下になると熱交換器に霜が付きます。付いた場合は除湿をせずに霜取り運転を行います。
5℃以下の気温では、コンプレッサーによって除湿された水が凍りつくため除湿できません。
排熱により運転中は1~2℃、またはそれ以上に温度が上昇します。
運転を停止させたのち、すぐに再運転した場合は機器保護のため約3分間送風運転をおこないます。
24時間以上経過した場合、自動的に停止します。
電源を停止した場合、今までの運転モードとルーバーの動きを再運転時に継続します。
保証書・保証期間
本体は1年、
冷媒回路(圧縮機・蒸発器・凝縮器・冷媒配管等)は3年保証です。
吹出口・吸込口は塞がない
ふさがっている場合、除湿機の保護制御がはたらいて運転できない場合があります。
直射日光・エアコン・冷暖房器具の風が当たらないところに設置してください。安全装置が誤作動する場合があります。
テレビ・ラジオにノイズが発生する場合がありますので、それらから離して設置してください。
衣類の干し方について
小さな部屋で閉めきって運転すると効果的に乾燥できます。
洗濯物に風が当たるように設置してください。
洗濯物のシワは伸ばしてから吊るして下さい。
生地の薄いものは一番遠くに、生地の厚いものを手前に干してください。
自動運転が停止して衣類が乾燥していない場合は再び運転してください。
内部乾燥モード
運転停止中に、切タイマーボタンを押すとモードに入ります。
運転した後に内部を乾燥させることで嫌なニオイの原因とカビや細菌の繁殖を抑えます。
シーズンOFFで押入れ等に保管する前にも1度行っていただくことをオススメします。
CD-S6319の除湿効果は高い。
で、実際に湿気が溜まっている押入れを除湿してみます。
ルーバーはワイドモードに設定。
運転は、速乾モードでパワフルに。
13:39から、
15:30と、約2時間ほど運転させました。
するとタンクがちゃぷちゃぷ。水が溜まってました!
空の状態のタンクの重さは、約 400グラム。
それが 約 600グラム。
差し引きで 約 200グラムの水を除湿させることができました。
続いて、洗濯物の除湿に移ります。
北海道・札幌は9月中旬にもなると朝晩が冷え込みます。よって夏用の冷却シーツマットから、
冬用のシーツマットに模様替え。
で、夏用のシーツを洗って部屋干しです。
ルーバースイングは最大の除湿能力になる直角90度の固定で、
かつ「 速乾モード 」で運転させます。
16:27に干して、
18:42で乾燥しました。約
2時間15分で乾燥完了。
タンクを計ると約 640グラム。よって、240グラムの除湿に成功しました。
CD-S6319のまとめ
実際に使用してみて一番意外だったのが「 静粛性 」です。
コンプレッサー式の除湿機は昔からうるさいと言われていたのを知っていました。
「 うーん、でも安いのはコンプレッサー式だし。仕方ないか。」と購入してみたら、
「 え、そんなにうるさいとは思えない・・・? 」という感じで騒音というほどのものではありませんでした。
送風モードからコンプレッサーが動き出して除湿モードに入った音は確かにうるさいのですが、扇風機の強風モードに比べたら静かです。
そして除湿能力。
結局2時間で240mlでしたので説明書のスペックの半分程度の除湿能力でしたが、ちゃんと除湿されているのが評価できます。
北海道は秋を迎えて除湿のシーズンが終わりになりますが「 部屋干しユーザー 」にとっては話は別。年中洗濯物を乾かすときに利用していきたいと思います。